新型コロナウイルスの世界的大流行で生活様式が変わる中、皆さまいかがお過ごしでしょうか。withコロナの夏休みも終わり、なんだかちょっぴり寂しい気持ちも残しつつ、新しい生活様式の毎日を送っている…といったところでしょうか。

本日はそんな中、最近大きな注目を集めているキーワード「脱通勤」「脱都心」に注目し、スマートロックを活用した新しいオフィスの在り方についてご紹介致します。

1. ■このブログはこんな方におすすめ！
2. 　・企業の総務部門、施設管理部門のご担当者様
3. 　・物件のオーナー様、不動産業に携わる皆様
4. 　・新しいビジネスアイディアをお探しの皆様

１．都心のオフィス需要は今！？「脱通勤」「脱都心」化へ！

私生活では「買い物は通販で」、「食事はデリバリー」、「娯楽はなるべく屋外で」、「屋外ではマスク必須」等々、私たちの日常にも大きく影響がある今日この頃かと思います。また、私生活だけではなく仕事でも変化があったのではないでしょうか。テレワークやローテーション勤務、時差通勤を実施している企業もありますよね。会議はオンラインになり、オフィスはスカスカ、あまり出勤している人がいない、なんて光景も当たり前になってきました。

「脱通勤」「脱都心」というキーワードが注目されているように、「オフィスは必ずしも必要じゃないかも」「無理して通勤しなくても仕事ができそうだ」等という声もよく耳に入るようになってきています。

最近私がよくチェックしているオフィスビル仲介大手の三鬼商事株式会社様のオフィスマーケットデータを覗いてみますと、「東京ビジネス地区（都心5区／千代田・中央・港・新宿・渋谷区）の7月時点の平均空室率は2.77％、前月比0.80ポイント上げて、5カ月連続の上昇となりました。」といった記載も見られます。

出典：三鬼商事 公式ホームページ オフィスマーケットデータ

2020年7月6日には富士通株式会社が「原則テレワークへ移行、オフィスの規模を現状の50％程度に最適化」（https://pr.fujitsu.com/jp/news/2020/07/6.html）というニュースリリースも出していましたよね。

筆者の身近なところでも「新型コロナウイルスを機に完全在宅勤務に移行した、昼の休憩時間では家の近くの海で犬と散歩してる！」なんて話を聞き、写真まで送られてきて驚いたものです。

都心のオフィス需要傾向は静観段階ではありそうですが、世の中の情勢を機にアクションを起こしている企業は確実に増えている印象を受けます。

２．郊外の社員寮やシェアオフィスを次世代型遠隔管理オフィスに！

そんな「脱通勤」「脱都心」が注目される中、新しいオフィスの在り方を考える企業も増えています。（実際弊社でも最近オフィスを遠隔一元管理したい！というお問合せを多くいただくようになりました。）ここでは、最近増えている"社員寮"と、お問合せが特に多い"シェアオフィス"に関してご紹介します。

２-１．社員寮編

最近よくお客様より伺うご要望は「社員寮の一室をテレワーク用オフィススペースにしたい！」という内容です。企業の総務部門、施設管理部門のご担当者様が遠隔でオフィスを管理する方法がないかとインターネットで検索し、弊社にお問い合わせいただいています。

社員の方が社員寮で働くことで「脱通勤」化をしつつ、自宅では乏しいオフィス設備も「テレワーク用オフィススペースを社員寮内に作ること」でカバーできるという素晴らしい解決方法ですよね！そんな遠隔にあるオフィスをスマートロックで管理、運用する方法を3ステップでご紹介します。

【step1】社員寮のドアにスマートロックを設置！

ビジネスで利用する場合は両面テープで取り付けるスマートロックではなく、きちんと工事取り付けするタイプがおすすめですよ！下の画像のRemoteLOCK 8jも工事取付型のスマートロックの一つです。

【step2】スマートロックの認証番号を遠隔発行！

ブラウザからスマートロックの管理画面を開き、利用者が入室するための認証番号を都心の本社にいながら遠隔発行できます。あとは利用者に通知するだけ！メールでも口頭でも社内HP掲載でも番号ならカードのような物理キーがいらないので受け渡し不要で便利です。

• 社員寮に住んでいる社員はいつでも利用できるようにしたい場合
  　（運用例）社員ごとにそれぞれ認証番号を発行！
  　　社員Aさん：1111（スマートロック認証番号）
  　　社員Bさん：2222（スマートロック認証番号）
  　　社員Cさん：3333（スマートロック認証番号）
          .....
  　　→退職したら遠隔から番号を削除するだけで楽なんです！
  
  　　
• 社員寮に住んでいない社員が一時利用できるようにしたい場合
  　（運用例）期間限定の認証番号を発行！
  　　一時利用の社員Cさん：4444（2020/08/01 9:00 ～ 08/01 18:00）
• 管理担当者の入室は？
  　（運用例）異なる施設やドアも同じ認証番号で入室可能！
  　　管理担当社員Dさん：5555（テレワークスペース101部屋、201部屋、施設B）
  
  
  

【step3】発行した認証番号で利用者は入室！

ちなみに弊社の社員寮ではこんなクラウド型カメラも併用しています。実際目で見えると管理者も安心ですよね。

２-２．シェアオフィス編

最近特に多いお問合せは、「シェアオフィスを作り、遠隔管理したい！」というご要望です。物件のオーナー様、不動産業に携わる皆様が、遠隔でシェアオフィスを管理する方法がないかとインターネットで検索し、弊社にお問い合わせいただいています。

空いている物件、リノベーションした築年数の高い物件等をシェアオフィスに変えて利回りを上げようというお話です。

「郊外に住み、都会に通勤するという生活スタイル」から、「郊外に住み、郊外にある近場のシェアオフィスで働く」という生活変化のニーズに対応していて、こちらも自宅では乏しいオフィス設備がカバーできるナイスな解決策です！

そんなシェアオフィスをスマートロックで遠隔管理、運用する方法を3ステップでご紹介します。

【step1】シェアオフィスのドアにスマートロックを設置！

シェアオフィス等では、意外とドアの開閉が乱暴な利用者もいるものです。両面テープで取り付けるスマートロックではなく、やはり安定動作できる工事取り付けタイプのスマートロックが求められています。

↑RemoteLOCK 5iが設置された扉

【step2】スマートロックの認証番号を遠隔発行！

こちらも社員寮編と同様です。ブラウザからスマートロックの管理画面を開き、利用者が入室するための認証番号を遠隔から発行できます。あとは利用者に通知するだけ！

• 契約企業にはいつでもシェアオフィスを利用できるようにしたい場合
  　（運用例）企業ごとにそれぞれ認証番号を発行！
  　　契約企業A：1111（スマートロック認証番号）
  　　契約企業B：2222（スマートロック認証番号）
  　　契約企業C：3333（スマートロック認証番号）
          .....
  　　→契約が終わったら遠隔から番号を削除するだけで安心です！
  
  　　
• 企業に単発利用で貸したい場合
  　（運用例）期間限定の認証番号を発行！
  　　単発利用企業Dさん：4444（2020/08/01 9:00 ～ 08/01 12:00）
• 運営スタッフの入室は？
  　（運用例）異なる施設やドアも同じ認証番号で入室可能！
  　　運営スタッフDさん：5555（施設a, b, c, 施設dの2階のドア）
  
  
  

【step3】発行した認証番号で利用者は入室！

シェアオフィスではこんな事例もありますよ！

３．【まとめ】スマートロックでオフィスを遠隔管理しよう

いかがでしたでしょうか。どこにオフィスがあっても今はPCやスマートフォンから遠隔一元管理ができる時代になっています。満員でぎゅうぎゅう、1日に2時間も立ちっぱなしといった通勤からの解放「脱通勤」！家賃が高く狭い、お隣はうるさいしどこに行っても人だらけ、といった主要都市からの解放「脱都心」！

そんなお悩みが解決できるスマートロックを活用した遠隔管理オフィスのご紹介でした。残暑がまだまだ厳しくマスクをつけていると本当に暑いですね。皆さま熱中症にはお気をつけくださいませ。