ホテルの稼働率アップにおすすめのサイトコントローラー4選
コロナ禍での生活様式の変化は、人々の旅行に対する意識にも影響を与えています。団体旅行から家族や少人数での旅行へ、海外や有名観光地から「マイクロツーリズム」と呼ばれる近隣への旅行へとシフトが始まっており、宿泊業界復興の兆しも見えています。
そんな状況で、今までにない新サービスや、IT技術を使って生産性を上げるなど、いち早く対策を立てる施設も増えてきました。中でも新しいターゲットへ向けて「認知度をいかに上げるか」は今後の稼働率アップのための大きなカギとなるでしょう。そのために欠かせないツールとなるのがサイトコントローラーです。サイトコントローラーとは一体どのようなものか、そしてそのメリットについて解説していきます。
サイトコントローラーとは
利用客を増やすための施策として、利用客にホテルや旅館を知ってもらうことは最優先課題といえます。そのために広告を打ったり、自社ホームページをリニューアルするなど、さまざまな方法が考えられます。
しかし、できるだけ多くの利用客に認知してもらうためには、OTAに掲載することが一番の近道です。
OTAとは
OTAとは、「Online Travel Agent」(オンライン・トラベル・エージェント)を略したもので、ヤフートラベルや楽天トラベル、一休ドットコムなど、宿泊予約サイトのことを差します。
現在では、宿泊先を探すときはまずOTAで検索することが一般的になっており、宿泊事業者にとっては施設の認知度を高め、集客が楽になるなど宣伝効果もありま
一方で、複数のOTAに登録していると、利用規定や手数料なども異なる上、サイトごとの連携がとりにくいという問題点があります。さらに各OTAごとに人が管理するとなると、手間と時間がかかり、最悪の場合、ダブルブッキングなどの問題が起こるケースもあります。
複数のOTAを使って客室を販売することは、流入の経路が増えて、結果的に稼働率アップが期待できる反面、管理が複雑になり、トラブルが起こりやすいことも確かです。
それを一気に解決できるのがサイトコントローラーなのです。
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サイトコントローラー導入のメリット
サイトコントローラー(チャンネルマネージャーと呼ばれることも)とは、複数のOTAや自社の宿泊予約サイトを一元管理できるオンラインシステムのことです。複数のOTAで集客・販売を行ったものの、それぞれをまとめて管理することが難しい場合や、予約サイト上の情報を常に最新かつ正確な状態に保ちたい場合、在庫管理や料金設定、宿泊プランの変更などを手元の端末で手軽に行いたい場合には、強い味方になるでしょう。
サイトコントローラーを導入するメリットとして代表的なものをご紹介します。
サイトコントローラーの導入メリット
- 客室稼働率と宿泊単価が向上する
- 人為的なトラブルを予防することができる
- 人的コスト削減と人手不足の解消
導入メリット①客室稼働率と宿泊単価が向上する
サイトコントローラーを導入して各OTAと連携させることで一元管理が容易になります。管理が煩雑になることや、ダブルブッキングのリスクを恐れて複数のOTAへの掲載は控えていた方も、サイトコントローラーを使えばこれらの心配はなくなるため、複数のOTAを利用するハードルがグッと下がります。
OTAは例えば「海外の旅行客の集客に強い」「知名度が高く安心感がある」などそれぞれに特色があり、利用客の層が異なっているため、さまざまな予約サイトに掲載することで流入経路が増えて(=つまり、多くの人の目に留まりやすくなり)、結果的に客室稼働率の向上も期待できます。さらに、無理な低料金で利用客を引き付ける必要がなくなるので、宿泊単価も向上するのです。
導入メリット②人為的なトラブルを予防することができる
フロントスタッフによる予約管理は、どんなに気をつけていても人的ミスは起こるもの。ましてや複数のOTAを利用していると、OTAごとに情報の変更や更新が必要となるので、どこかで入力ミスや不整合が起きるとトラブル発生の原因にもなります。
サイトコントローラーを導入すると、各OTAごとの在庫の自動調整や一括での売止めができるため、複数の予約サイトを利用している場合も、在庫管理の不手際でダブルブッキングが起きるといったトラブルを防ぐことができます。
導入メリット③人的コスト削減と人手不足の解消
サイトコントローラーを活用すれば、フロント業務と外部予約サイトを簡単に一元管理できます。時間と手間のかかるフロント業務が効率化されることで、人的コストの削減が可能になります。逆に、人手不足の場合でも、人が行っていた作業をシステムがこなすので、少ないスタッフでの運営が可能になります。
自社予約サイトのみであれば、サイトコントローラーは不要
なお、施設によっては楽天トラベルやじゃらん等、複数の予約サイト(OTA)に掲載せずに自社ホームページのみで予約を受け付ける事例が増えています。あくまでもサイトコントローラーの導入目的は「ダブルブッキングを防ぐ」ことにあるので、予約サイトを一つに絞る場合は、サイトコントローラーの導入も不要です。
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お勧めのサイトコントローラーは?
では、具体的にどのようなサイトコントローラーがあるのでしょうか。おすすめのサイトコントローラーをご紹介しましょう。
AirHost(エアホスト)|頼れるオールインワンツール
- 出典 :
- AirHost(エアホスト) 公式サイト
AirHost(エアホスト)はサイトコントローラーとして国内外の多数の大手OTAと提携しており、販売経路の拡大を全面的に支援しています。在庫や料金、割引価格など、24時間365日リアルタイムで複数のOTAを同時に更新することが可能。複数のOTAで販売する際のリスクとなるダブルブッキングももちろん回避します。
また、稼働率や季節に合わせた自動料金設定などフロントスタッフのルーティーンワークを完全に自動化したり、非対面型モバイルチェックインにも対応していたりと充実の機能があります。宿泊運営の効率化はもちろん、コロナ禍におけるゲスト側の対面対応の不安や手間も軽減することが可能なオールインワンの宿泊運営管理ツールです。
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Beds24(ベッツ)|中規模施設で活躍するサイトコントローラー兼PMS
- 出典 :
- Beds24 公式サイト
Beds24(ベッツ24)は、株式会社ウィンズが提供するサイトコントローラー & PMS & 予約エンジンです。主に民泊や中小規模の施設(1施設99部屋まで)を中心に世界各国で利用されています。
非対面での事前決済に対応する自動集金機能や、競合の稼働率を分析し客室料金に反映するAI機能、また、OTAだけではなく、自社のホームページからの集客も可能にするなど、フロント業務の効率化と収益性の向上の両方にに貢献します。サイトコントローラーとPMS機能を兼ねる製品としてダイナミックプライシングやチャットボットなどのAI機能の充実がBeds24の強みでもあります。
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ねっぱん!サイトコントローラー++|業界シェアNo.1のサイトコントローラー
株式会社クリップスが提供する「ねっぱん!サイトコントローラー++」は、国内最大級のサイトコントローラーです。複数の予約サイトに対し、一括でプランの登録ができるので、入力や修正の手間がかかりません。すべての予約を正確に効率よく管理できるので、販売する予約サイトの登録を増やし、いままでとは違う新しい利用層を取り込むことが可能になります。
また、シンプルな操作画面は使いやすいと定評があり、タブレットやスマートフォンを使って、どこにいても簡単に予約状況の確認、操作ができることも特徴の一つです。
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手間いらず|「在庫」「料金」「予約」を一括管理
- 出典 :
- 手間いらず 公式サイト
「手間いらず」は40社以上の宿泊施設に利用されている大手サイトコントローラーです。一般的にサイトコントローラは多様な機能を搭載していて、利用したい機能にアクセスするのが大変、という課題がありますが、手間いらずはトップ画面に主要機能(在庫調整・料金調整・予約確認)が集約されていて、システムに慣れていなくても簡単に操作できる点が魅力の一つです。
施設のニーズに合わせたサービスラインナップも豊富で、施設ごとに必要な機能を漏れなく利活用することができます。
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スマートロックとの連携で鍵の受け渡しまで効率化!?
上記でご紹介した4つのサイトコントローラーは当社のスマートロック『RemoteLOCK(リモートロック)』とシステム連携することが可能です。RemoteLOCKとの連動により、予約情報をもとに宿泊客ごとの鍵(暗証番号)を自動発行し、非対面での鍵の受け渡しも実現します。
下記に、RemoteLOCKと連携しているシステムをまとめた資料をご紹介しておりますので、ぜひダウンロードしていただければ幸いです。
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【まとめ】ホテルの稼働率アップにはサイトコントローラーがおすすめ
いかがでしたでしょうか?サイトコントローラーを導入すれば、複数のOTAと簡単に連携することができ、予約の一元管理が可能になります。そして、複数のOTAで販売することで集客力がアップし、結果的に稼働率の向上も期待できます。さらに、セルフチェックインやスマートロックの活用で、対面での鍵の受け渡しをなくすなど、人件費削減や業務の効率化も可能になります。
今なお、宿泊業界はコロナの影響下にありますが、利用客の低迷期こそ稼働率アップの施策を整え、来るべきアフターコロナに向けての準備をすることが大切と言えるでしょう。
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