新しい生活様式が求められる中、宿泊施設を営む事業者のみなさまも対応にお悩みかと思います。感染対策のためICT導入を検討する方が増える一方で、多額の初期投資を考えると手を出せないとのお声もいただきます。こうしたお悩みの解決策として補助金制度の活用を視野に入れている事業者様も多いのではないでしょうか。
そこで今回は簡単に補助金制度についてご紹介し、補助金の申請に必要となる「RemoteLOCK導入による感染対策効果」についてもご紹介いたします。
ご紹介する情報はあくまでも参考情報となり補助金申請結果について弊社では何ら責任を負いかねることを予めご了承ください。少しでも宿泊業界全体の活性化につながればと願っております。
(※) 弊社では、個別事業の補助金採用支援などの対応は行っておりません。本ブログについてお問い合わせいただいた場合も記載内容以上のご説明は対応いたしかねる場合がございますのでご了承ください。
(※) 本ブログを基にした補助金申請などの結果について弊社では何ら責任を負いかねます。参考情報としてご活用ください。
(※)本記事は2020年9月7日時点での内容となります。
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目次
- 1.補助金の種類について
- 1-1.特定サービス支援型
1-2.特定サービス支援型 RemoteLOCK採用実績
1-3.事業支援型
1-4.事業支援型 RemoteLOCK採用実績
- 2.RemoteLOCK導入における感染対策効果
- 2-1.「非対面」チェックインアウト
2-2.物理鍵排除で「非接触」
2-3.スタッフも在宅勤務で安全
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1.補助金の種類について
新型コロナウイルスの世界的大流行により、各種団体が事業や雇用の維持のため補助金制度を設けています。補助金制度は交付要綱が複雑で「どれが自社の事業に適したものか分からない」とのお声も多く聞こえております。
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- 1つは「特定のサービスの導入に対して補助金を交付するもの(=特定サービス支援型)」です。サービスの提供者が事前に登録し、その採用を決めた事業者へ一定額の補助金が交付されます。もう一つの補助金制度は「個別の製品・サービスに対して対象の有無を判断せず、事業ごとに適正を判断し補助金を交付するもの」です。
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<補助金制度の2つの種類>
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この2つの違いについて簡単にご紹介します
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特定サービス支援型
特定サービス支援型とは「特定のサービスの導入に対して補助金を交付する」補助制度です。この種類の補助金制度ではIT導入補助金(一般社団法人 サービスデザイン推進協議会)が有名です。
サービス提供者が事前に補助金の運用団体へ登録申請します。登録サービスの採用を決めた事業者は、団体へ申請することで一定額の補助金が交付されます。
対象サービスがホームページ上で確認できることが多く、補助金の交付可否が比較的簡単にわかることがメリットです。一方で、対象サービス以外だと類似の良い製品であっても補助対象外となるなど、制限があることがデメリットと言えます。
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特定サービス支援型 RemoteLOCK採用実績
- RemoteLOCKは「特定サービス支援型」の補助金制度への採択実績はございません。そのため、残念ながらIT導入補助金などの「特定サービス支援型」の補助金制度を活用してRemoteLOCKを導入することはできません。
- 但し、非対面チェックインに必要な「セルフチェックインサービス」や「宿泊予約管理システム」では特定サービス支援型の補助金制度に採用されているものもあります。例えば、IT導入補助金2020の中には、株式会社エアホスト、xxx株式会社などRemoteLOCKと連携しているサービスも複数登録されています。
- 非対面チェックインには複数のシステムを活用する必要があるので、一部でも補助金を適用できると導入へのハードルがぐっと下がるかと思います。連携サービスは下記から確認できます。自社で採用したいシステムが補助金制度に採択されているか、ぜひ各サービス提供元まで直接お問い合わせください。
事業支援型
事業支援型とは「個別の製品・サービスに対して対象の有無を判断せず、事業ごとに適正を判断し補助金を交付する」補助金制度です。この種類の補助金制度では小規模事業者持続化補助金(日本商工会議所)が有名です。
各補助制度で補助対象事業が定義されており、それに適う事業が採択され補助金を交付されます。対象事業の申請書類を提出する必要があり、特定サービス支援型のようにHPを見て補助金の交付可否がすぐに判断できるわけではありません。当然、サービス提供者である弊社もRemoteLOCKが補助金の適用内にあたるかお答えできません。
事業支援型 RemoteLOCK採用実績
ただRemoteLOCKは、「非対面型ビジネスモデルへの転換事業」や「(宿泊事業等における)感染症防止策に係る事業」を補助対象としているような補助金制度であれば、採用される可能性があるようです。
(※)あくまでも事業全体を評価されるため、確実に採用されるわけではございません。
いくつかの事業者様においてRemoteLOCKやセルフチェックインシステムの一括導入にかかる費用を「小規模事業者持続化補助金 コロナ特別対応型(日本商工会議所)」の補助対象として採択されたケースがございます。
事業支援型の補助制度は「小規模事業者持続化補助金」の他にも各地域団体が行っているものもあります。
「○○県 補助金 宿泊」「○○県 補助金 コロナ」「○○県 補助金 新しい生活様式」などの検索ワードがよくヒットするようです。
例えば下記のような補助制度が確認できます。
東京都 :宿泊施設非接触型サービス等導入支援補助金(東京観光財団)
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2.RemoteLOCK導入における感染対策効果
- 事業支援型の補助金制度がRemoteLOCK導入において活用できることはすでに説明した通りです。では実際にRemoteLOCKを宿泊施設に入れることでどんな感染対策効果があるのでしょうか?
宿泊事業者が感染対策のために留意するポイントから、RemoteLOCK導入における効果を簡単に説明します。
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<留意すべき事項 抜粋>
① 感染防止のための宿泊客の整理(チェックイン・アウト時に密にならないように対応。)
② 返却されたルームキー・キーカードの消毒徹底
③ (従業員の)一度に休憩する人数を減らし、対面で食事や会話をしないようにする
※「宿泊施設における新型コロナウイルス対応ガイドライン」(全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会、一般社団法人日本旅館協会、一般社団法人全日本シティホテル連盟)より抜粋
<RemoteLOCK導入における感染対策効果>
① 「非対面」でチェックイン・アウトが可能!チェックイン時間の短縮で「蜜」回避。
② 不特定多数の触れる「物理鍵」が無くなる!部屋清掃と併せて除菌するのみで清潔維持。
③ スタッフも在宅勤務で施設管理が可能!感染リスクを極限まで削減。
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① 「非対面」でチェックイン・アウトが可能!
RemoteLOCKはセルフチェックインシステムと連携し、フロント完全無人で宿泊者様を安全にお部屋へ誘導できます。ゲストの方は、以下の流れで簡単に無人チェックインができます。
1. 楽天トラベルやBooking.comなどの予約サイトから予約
2. 予約確認のメールを受領
3. メールから事前に氏名や住所などを入力
========ここから当日,現地での操作========
4. 当日、予約確認メールをもとに「セルフチェックインタブレット」に予約コードを入力
5. 予約情報/約款の確認後、タブレット上でサイン。最後にカメラを用いて本人確認。
6. 画面上に暗証番号が表示され入室 !
宿泊者の方は、宿泊日よりも前にウェブ上で氏名や住所などのチェックインに必要な項目を登録できるので、当日は確認とサインをするだけ。チェックイン時間の短縮ができるので、密を回避できます。
実際にこの仕組みを導入している施設への宿泊体験もありますのでご興味ありましたらご確認ください。
② 不特定多数の触れる「物理鍵」が無くなる!
RemoteLOCKはテンキー式のスマートロックのため、チェックアウト後に物理鍵を除菌するなどの管理が不要です。テンキー部分はお部屋の清掃と併せて除菌ができるので業務が煩雑になることもありません。
スマホアプリによる解錠を推奨するガイドラインもありますが、宿泊者がアプリをダウンロードできない等の問題も多く、結果的にフロントの混雑や近距離でのスタッフ対応が必要となるなど、目的と相反するケースも多いようです。
テンキー式の鍵は、「誰でもわかる簡単さ」と「清掃のしやすさ」という点でオススメです!
③ スタッフも在宅勤務で施設管理が可能!
管理者側もシステム連携をすることで在庫/予約情報の管理から、暗証番号の発行・タブレット上への表示まで全てが自動化されます。暗証番号はゲストのチェックアウトの時間を超えると自動で削除されるので、セキュリティ面も安全です。
またこれらのサービスは全てクラウドサービスのため、在宅でインターネット環境さえあれば予約情報や鍵情報をリアルタイムで把握することができます。
1. 楽天トラベルやBooking.comなどの予約サイトで予約受け
2. サイトコントローラー経由で、PMSが予約情報を取得
3. PMS上で部屋割り
4. 部屋割に応じて、チェックイン~チェックアウトまでの解錠番号が自動発行
5. チェックインサービスが解錠番号の情報を取得。当日チェックイン後に番号を自動表示
========その他========
PMS上で予約の変更(延泊やキャンセル)を行うと、解錠番号も自動で反映
かねてより無人ホテルでも多くRemoteLOCKを採用いただき、宿泊管理システムとの連携数も業界最多なのはこうした仕組みが評価されてのことかと思います。この仕組みを使うことで、フロントスタッフの削減、感染対策のための誘導業務への注力が可能となり、感染リスクを極限まで削減することができます。
<ゲストの予約からチェックインまでの流れと、システムの仕組み>
RemoteLOCKのシステム画面のイメージなどが知りたい場合は下記ブログもご参照ください。
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3.まとめ
RemoteLOCKは新しい生活様式が提唱される前よりホテルの省人化・無人化を進めています。決して感染対策というだけではなく、「宿泊者の満足度向上」と「スタッフの働き方の充実」を実現するためのサービスとしてきっとお役に立てるかと思います。
大変な時期ではありますが、ぜひ補助金なども活用しながら宿泊運用のステップアップとしてご検討いただければと思います。
補助金の申請に必要となります見積もりの依頼などは下記からお問合せ下さい。
【導入希望機種・台数・見積名】を問合せフォームに記載いただくとスムーズです!
ぜひ一緒に宿泊業界を盛り上げていければと思いますので、少しでもご興味ございましたらお問合せ下さい。
(※)ご紹介した情報はあくまでも参考情報となり補助金申請結果について弊社では何ら責任を負いかねることを予めご了承ください。