マンション共有スペースの予約管理をMcloud連携で効率化
Brillia City 石神井公園 ATLAS 様
『ブリリアシティ石神井公園アトラス』は、練馬区上石神井3丁目に建つ、全8棟、総戸数844戸のマンションです。 石神井公園は、再開発による利便性と、「東京都立石神井公園」のもたらす豊かな自然の両方を享受できる街です。駅周辺には複合商業施設や商店街が揃っており、公園散策の帰りにも気軽に立ち寄ることができます。
(管理会社:株式会社東京建物アメニティサポート )
「Brillia City 石神井公園 ATLAS」では、ゲストルームやパーティールームなどの共用施設の予約・入室管理をMcloudとRemoteLOCKの連携で実現しています。
共用施設の予約・支払いがオンライン上で完結するこちらの施設について、マンションの魅力や共用施設の利用状況について伺いました。
インタビュー:
Brillia City 石神井公園 ATLAS 団地管理組合 理事長 黒河内 剛 様
株式会社東京建物アメニティサポート 田畑 美智子 様
管理事務室 高木 秀之 様
取材協力:株式会社つなぐネットコミュニケーションズ 様
(掲載内容は取材日:2024年10月27日時点の情報です)
POINT |
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- Q.「Brillia City 石神井公園 ATLAS」(ブリリア シティ 石神井公園 アトラス)について教えてください
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旧石神井公園団地は全体の戸数が490戸でしたが、築50年が経過してリニューアルされ、全844戸の「Brillia City 石神井公園 ATLAS」へ大規模に生まれ変わりました。Brillia City 石神井公園 ATLASでは、地域ぐるみでのコミュニティ活動が活発で、料理や、体操、囲碁、育児、フットサルサークルなどの集まりがあります。
団地の時代から続いているクラブ活動もあり、建て替え後に新しい住人のみなさんが来られてからもこうしたコミュニティの活動は増えています。マンションの住人だけではなく、近所の方も参加可能なので、地域ぐるみでの活動が活発になっているように感じます。また、季節ごとに自治会によるイベントも企画していて、今日も夕方からハロウィンイベントを開催するので、共用施設のマルチスタジオで子どもたちが衣装づくりをする予定です。
▶参考:なぜ旧石神井公園団地のマンション建替はうまくいったのか(Impress Watch)
旧石神井公園団地の成り立ちやリニューアル経緯について紹介されています。
- Q.コミュニティ活動にも利用されている、共用施設の詳細について教えてください
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共用施設は2つの「ゲストルーム」と「キッズルーム」、「パーティールーム」、「スタディルーム」、「マルチスタジオ」があります。キッズルームを除いて、各部屋にはRemoteLOCK 8jが取り付けられており、上階にある共用スペースへの出入りについては、エントランスにある自動ドアにTOBIRAを導入することで他の棟・施設外から利用する場合のセキュリティを強化しています。
個別にご紹介すると、まずゲストルームについては和風の「ジャパニーズスイート」と、洋風の「アーバンスイート」の2種類のお部屋があります。一住戸あたり、利用できるのは年間3回までというルールで、どちらも多くの予約があり人気です。予約が多いと抽選で外れてしまうこともありますが、私も子どもと孫一家が訪ねて来るときにはよく予約しています。
次に、ボルダリングもできる「キッズルーム」。キッズルームは予約せずに無料で利用可能です。小さいお子さんを持つ居住者どうしで集まり、お互いに子どもたちの面倒を見ながら各自の用事を済ませる、といったコミュニケーションを取りながら利用いただくこともあるようです。
続いて、キッチンや冷蔵庫、オーブン、食器なども完備された「パーティールーム」。一度に20人ほどが利用できるようになっています。マンションの1階には年中無休で8:00から23:00まで営業している「まいばすけっと 上石神井3丁目店」もあるので、飲食物の買い出しや追加にはほとんど困りません。
続いて「スタディルーム」。無料のオープンスペースの他に、有料の個室が6つあります。
予約は1日2回まで、1時間単位で4時間まで可能なので、学生やテレワーク中の会社員にも大変人気で、無料スペースは年間3,800回、有料の個室スペースは年間540回程度予約された実績があります。こちらはスタディルームの出入口と個室の両方にRemoteLOCKを取り付けて、個々の予約管理をしています。最後に、「マルチスタジオ」。ここをメインで使うサークルや部活動はまだ少ないですが、壁一面が鏡張りになっていて、ダンスレッスンやヨガなどの運動にもご利用いただけます。また、理事会などの会議スペースとしても利用しています。
- Q.共用施設の利用方法について教えてください
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Mcloudでは管理会社からのお知らせを配信したり、住人のみなさんが気軽に意見を投稿したり、理事会の議事録をアップしたり…。様々な機能がありますが、このシステム上で「施設予約」もできるようになっています。
これは私(黒河内 様)のスマホなのですが、まずIDとパスワードを入力してMcloudにログインします。左上の「施設予約」というアイコンをタップすると、施設の一覧や、予約状況、自分が予約した履歴などが見られるようになっています。
▶ 公式サイト:Mcloud(エムクラウド)
→ IoTサービス(スマートロック)との連携についてここから、自分が予約したい施設と日時を選んで申し込みます。抽選の場合は、後日当落通知がメールで届くようになっています。利用料金が必要なときは、管理費とあわせて口座から引き落としされるので、いちいち窓口に支払いに行くという手間がありません。
予約が確定すると、共有施設のRemoteLOCKを解錠する番号(数字4桁のPINコード)が送信されます。当日予約した時間になったら、共用施設前のスマートロックにその数字を入力して利用スタート、という流れです。
Mcloudの「施設予約」と、各共用施設のスマートロックである「RemoteLOCK」をIoT連携させて、さらに施設の利用料を口座引き落としする「部屋づけ君」というサービスを組み合わせて導入することで、住人のみなさんが自分のスマホやPCから予約、支払い、利用まで完結できるようになっています。
▶公式サイト:部屋づけ君
- Q.McloudおよびRemoteLOCKを利用していて便利になった点を教えてください
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当時は利用者もそこまで多くなく、また共用施設自体も会議室くらいでした。
しかし、現在の充実した共用施設ではそうはいかないので、24時間、スマホで完結できるのはとても助かっています。
スマホの扱いに慣れていない方などは、Mcloudの操作方法がわからなくて、窓口に行って使い方をレクチャーしてもらったりしています。また、管理事務室で鍵を借りたり返したり、といったことが不要となったこともありがたいです。管理会社にとっても、この仕組みは窓口業務の負担軽減につながっています。予約受付に、施設の鍵の受け渡しや管理といった業務が不要ですし、なによりリスク管理の面でも、現金を窓口で扱う必要がないことが大きいです。
このサービスを導入していない他のマンションでは、各住戸の施設利用の履歴をマクロに落として、利用料の請求金額を計算して当社の会計部に提出する、という業務が発生しているのですが、このマンションでは「部屋づけ君」の履歴を会計部が直接ダウンロードするだけ。手作業によるミスやトラブルが防げるうえ、事務作業の時間も省けて、一石二鳥です。▶補足:マンション・ラボにもインタビューが掲載されました:
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