事例

新型コロナウイルスによる宿泊療養施設期間を活用

ゲストのスマホでチェックイン・客室の解錠まで完結!新しい宿泊体験

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阿波観光ホテル 

https://awakan.jp/

 

1949年創業。客室はシングル、ツイン、スイート、バリアフリーなど多彩なタイプがあり、全室に無料Wi-Fi、テレビ、エアコンが完備されています。館内レストランの「あわBLUE LABEL」と「やまもも」では、徳島の地元食材を使った料理が楽しめるほか、大浴場にはサウナを併設し、旅の疲れを癒やすことができます。
(運営:株式会社阿波観光ホテル)

「阿波観光ホテル」はブライダル会場や会議室、カフェなどが併設されている総合的なホテルです。メインエントランスには「TOBIRA」、宿泊フロアでは各部屋に「RemoteLOCK 8j-Q」を導入いただいています。現在の運用方法や今後の展望、さらにRemoteLOCKの導入経緯などについて伺いました。

 

インタビュイー:阿波観光ホテル ディレクター 粟飯原 亜紀 様 

 

(掲載内容は取材日:2024年7月30日時点の情報です)

課題

フロント業務削減と「物理鍵」によるトラブル解消

  • 物理鍵の持ち帰りや紛失の発生
  • 鍵の受け渡しがあるため対面でのチェックイン業務が必須
解決策

全51室にRemoteLOCK 8j-Qを導入し、鍵のQRコード化

  • 陣屋コネクトと連携しQRコードの発行を自動化
  • 自動ドアと各部屋の連携も実現
効果

オンラインチェックインの実現により物理鍵の受け渡しゼロへ

    • フロントでのチェックイン手続きが不要に
    • 利用者に合わせて暗証番号とQRコードの使い分け
    • 物理鍵を紛失するリスクゼロに
Q.阿波観光ホテルについて教えて下さい

A.1949年設立、JR徳島駅から徒歩3分のシティホテルです

阿波観光ホテルは1949年にオープンし、地域住民には「あわかん」の通称で親しまれています。
2021年から新型コロナウィルス感染者の宿泊療養施設として宿泊予約の受付を休止していましたが、2023年の9月に運営を再開しました。元は71室だった客室を51室に改装し、家族連れ・グループでの滞在がしやすいように広めの客室を増やしています。中でもデラックスツインは滞在目的にあった仕様になっており、長期滞在用のお部屋や、徳島の名産品である『藍染』をテーマにした特別なお部屋もご用意しております。

▶阿波観光ホテル 宿泊予約サイト

客室以外では宴会場、会議室のほかに、1階ロビーに設置されているスキューバダイビング用のプールも特徴的で、ホテルのプールで2日、海で2日のダイビングを行うことでPADIの国際ライセンスを取得することができます。

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▲阿波観光ホテル 正面玄関

チェックインカウンターの前に広がるカフェラウンジは、どなたでもご利用いただける開放的なスペースです。ここでは、コーヒーやアルコール、軽食を楽しめるだけではなく、ソファに座ってゆっくりと絵本が読めるコーナーや、バームクーヘンAI職人「THEO(テオ)」が焼くバームクーヘンをお召し上がりいただけます。

Q.カフェラウンジのそばにある「お土産売り場」も品揃えが豊富ですね

A徳島県の各地の名産品を取り揃えてます

お客様に徳島の豊かな文化と特産物をお楽しみいただけるよう、徳島県の厳選した名産品を取り扱っています。

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▲阿波観光ホテル 1F お土産売り場

また、月に1回「アワカンオーガニックマルシェ」を開催しており、地域の生産者と地元の方々との交流の場を提供しています。このマルシェでは、地元の農産物や手作り品などを取り扱い、ワークショップも実施しています。これにより、地域コミュニティのつながりを深め、徳島の魅力をさらに広めることを目指しています。今後も地域性を生かし、徳島の素晴らしさを発信し続けていきたいです。

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▲毎月開催されている『あわかんオーガニックマルシェ』
Q.RemoteLOCKの導入背景を教えて下さい

A.スマートフォンで客室を解錠できる仕組みを導入したいと考えていました。

以前は物理鍵で運用していましたが、紛失やお客様が誤って持ち帰るケースが年に数回程度発生していて、管理上の課題となっていました。全客室の改装を機に、導入していたホテルシステムやオペレーションの体制も大きく変えることになり、株式会社 陣屋コネクト 様から、陣屋コネクトとシステム連携が可能なRemoteLOCKを紹介していただきました。

今回導入したRemoteLOCK 8j-QおよびTOBIRAは「QRコード」を使った解錠が可能で、要望にぴったりあったスマートロックでした。

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▲デラックスツインルーム
Q.チェックインの流れを教えてください

A.フロントに掲載されているQRコードを読み取ると、スマートフォンでチェックインの手続きができます。

スマホ上で宿泊者情報と顔写真を登録いただいた後は、RemoteLOCKのQRコードが発行されます。予約時に入力された宿泊者情報を活用することで宿帳記入の手間を減らせるほか、チェックインと鍵の受け渡しがオンライン(スマホ)で完結するため、チェックイン対応のために必要なスタッフ数が減り、従業員の負担を減らしつつ、ゲストに快適に滞在していただくことができています。

宿泊情報がまとまった「マイページ」
▲左:宿泊情報がまとまった「マイページ」  
右:ルームキーの代わりになるQRコード・暗証番号

なお、スマートフォンをお持ちでない方や、オンラインでの手続きが難しい外国人のお客様には、従来のフロントでのチェックインを行っています。RemoteLOCK 8j-Qは暗証番号も利用できるため、問題なくお部屋をご利用いただけます。

また、チェックアウトの手続きもスマホ画面からオンラインで可能です。

阿波観光ホテル 客室に導入されたRemoteLOCK 8j-Q
▲阿波観光ホテル 客室に導入されたRemoteLOCK 8j-Q
Q.QRコードが宿泊体験について利用者からの反響はいかがですか?

A.『使いやすい!』等の声を頂いております

ホテルの鍵がQRコードなのは珍しいので、最初は戸惑われますが、リーダーにQRコードをかざすだけなのでみなさん慣れた様子で使っていただいております。改装以前に宿泊したことがあるお客様からも『便利になった』等のポジティブなお声も頂いており、ゲスト・スタッフの両方に効果がありました。

Q.今後の展望を教えてください

A.エレベーターの行先階制御など、セキュリティの更なる向上を目指していきたいです

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▲阿波観光ホテル エントランス横のアート

現在、メインエントランスの自動ドアにはTOBIRAを導入しており、24時以降は宿泊者のみが通行できるようになっています。宿泊者様はお部屋のQRコードをかざすことで、自動ドアが開く仕組みです。さらに、将来的にはエレベーターの制御もTOBIRAで行いたいと考えています。宿泊フロアと共有フロアに限定したアクセス制御を実現し、さらに高いセキュリティを提供することを目指していきたいです。

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