新進気鋭の建築家が手掛けるシェアオフィスを遠隔から入室管理

クマタイチ氏プロデュースのSHAREtenjincho、シェアオフィスを導入し関係人口増とカルチャー形成を加速

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クマ タイチ 

https://tailand.jp/

建築家。ドイツ、シュトゥットガルト大学にて建築を学ぶ。東京大学博士課程を経て、2017年からニューヨークの設計事務所に勤務。コロナ禍のタイミングで帰国し、2020年から東京を拠点に活動を行っている。

ドイツ留学やニューヨークでの活動を経て、現在は東京を拠点に国際的な活動を展開している建築家、クマタイチ氏。クマ氏が主宰する「TAILAND」は、「建築におけるソフトとハードをつなぐ」をコンセプトに、設計から管理、運営までを包括的に手掛けるプロジェクトです。TAILANDプロジェクトの一環であるシェアハウス「SHAREtenjincho(シェア テンジンチョウ)」および「SHAREtsuboya(シェア ツボヤ)」では、それぞれのシェアオフィスの入り口ドアにRemoteLOCK 5iが設置、活用されています。SHAREプロジェクトにかける想い、そしてRemoteLOCK利活用についてクマ氏にお伺いしました。

 

(掲載内容は取材日:2022年6月23日時点の情報です)

建物の設計に留まらず、管理・運営も。時間が経つにつれて変化する建物や人の営みを見守り続ける
Q.作品のインスピレーションはどんなふうに膨らませていらっしゃいますか?

A.最終形をイメージし、直感的な部分を大事にしています。

インスピレーションというか、プロジェクトの構想段階では最終形をイメージし、建物の中に実際どんなものが置かれるか、どんな人が住むか、また客として来られるかなどを軸に考えを巡らせます。常に最終形をイメージし、自分が来たいかどうか、といった直感的な部分を大切にしています。

Q.TAILANDおよびSHAREプロジェクトについて教えて下さい。

A.TAILANDは、「建築におけるソフトとハードをつなぐ」をコンセプトに、設計から管理、運営までを行う活動です。

建物というハードを造るだけではなく、建物の中身、ソフトを含めて長く関わっていけるプロジェクトを運営したいと考えています。その最たるものがシェアハウスを中心とした「SHAREプロジェクト」です。SHAREプロジェクトのどの建物もプライベートな部屋のほかに、リビングやシャワー、トイレ、ランドリー、ワークスペースなど、様々な共用スペースを備えています。

建物全部を「シェア」のコンセプトで運営しており、シェアしながらカルチャーを作っていくという哲学が根底にあり、建築家としてだけではなく、運営組織の一員としても関わっています。現在、東京と沖縄で5棟を展開しています。

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▲SHAREtenjincho 外観、各フロアとつながる外階段が特徴的

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▲SHAREtenjincho の外階段、各フロアとつながり行き来できる

関係人口を増やす。ニューヨークでの経験を神楽坂のコミュニティ形成に
Q.この地域でのSHAREtenjinchoの役割は?また、思わぬ展開につながったエピソードなどあれば教えて下さい。

A.下町の文化が根付く地域の大通りに面した立地で、街のキャラクター的存在となる可能性を秘めていると考えています。

この辺は日本ならではの良さが詰まっている下町、文化が残っている地域です。神楽坂駅に近い割には住宅やオフィスが多く、とても静かなエリアなのですが、翻って言うと人が集まる、街の中心となる場がないエリアです。そのため、この街に住んでいたり働いていたりする方の交流の場となるような面白いものを作りたいと考えていました。

大通りに面している立地から、街のキャラクターになる可能性があると考え、1階は店舗にしようと決めていました。「この物件があるからこそ、この出来事につながった」など、人の交わりや出来事、開発や発展のコア(中心)になり得る、“建物としての影響力”、あるいは“建築の力”といった可能性ってあると思うんです。

1階の店舗にはピザ屋さんに入ってもらいたいと考えていました。というのも、ニューヨークに住んでいた頃、近所に朝から晩までやっているピザ屋さんがあり、コミュニティの要になっていたのが鮮明に記憶に残っていたためです。味に惚れ込んだクレイジーピザさんとご縁があり、テナントとして入っていただいて現在に至ります。

週末には店舗とは別にポップアップイベントを開催することもあり、私がワインをサーブしたりもするのですが、お客様から「近所に住んでいる、ふらっと立ち寄れるこんな場が欲しかった」といった声をいただくなど、この地域でのつながりの醸成や文化の形成に貢献できていると感じることもあります。

また、SHAREtenjinchoのユニークな特徴の一つとして、各フロアとつながる外階段があります。普通のアパートだと、フロアとつながった外階段は家の前をよその人が通ることになるので決して設置できません。シェアハウスだからこそ実現できたことの一つです。

Q.この建物にシェアオフィスを設けられたのはどうしてですか。また、RemoteLOCKはどのように利用されていますか。

A.この建物や地域の関係人口を増やしたいという思いからシェアオフィスを始め、ドアの管理にRemoteLOCKを使っています。

シェアハウスは住人やレストランの利用客、スタッフに使っていただいていますが、それ以外の方が関わることはまずありません。新たなアプローチで人を集められないか考え、コロナ禍で新たな働き方のニーズが増えている背景から、シェアオフィスに着目しました。

シェアオフィスの入り口には、RemoteLOCKを設置しています。他社の後付けタイプのスマートロックとも比較しましたが、管理のしやすさや扱いやすさの面からRemoteLOCKを採用しました。月極め制のシェアオフィスなので、会員ごとに解錠用の暗証番号を発行し、好きな時間に入室、ご利用いただいています。

RemoteLOCKですとウェブの管理画面で暗証番号を発行できますし、誰がいつ入ったかなどの履歴を遠隔で確認できるのが便利です。日頃鍵をたくさん持ち歩いている人にとって、物理的に鍵を増やすことなく利用できる点もいいですね。沖縄のSHAREtsuboyaのシェアオフィスにもRemoteLOCKを取り付けているのですが、そちらの分も東京から暗証番号を発行できるので、とてもラクです。物件を複数運営していると鍵がかなりの数に増えて管理が大変になりますが、合鍵を作る手間もありません。

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▲SHAREtenjincho 2Fの入り口ドアはRemoteLOCK 5iで管理

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▲シェアオフィス内部。大きな窓から光が入り、明るく洗練された空間

※SHAREtenjinchoのシェアオフィスや入居に関するお問い合わせはこちら。
 コンタクト→ https://tailand.jp/contact/
 募集情報→ https://tailand.jp/available/

さらなるプロジェクトの躍動で地域を楽しみ尽くす仕掛けを
Q.RemoteLOCKを用いた今後の展望を教えて下さい。

A.物理的な鍵の管理が不要になる点がとても便利なので、他の物件でも使っていきたいです。

ただ、設計者目線では小型化を希望します。シェアハウスの個室にはもう少し小型で簡易的なRemoteLOCK製品があると使い勝手が良く、需要も多いかと思います。

SHAREプロジェクトとしては、今後、この界隈に新たな取り組みを始め、別のアプローチで地域を楽しみ尽くせる仕掛けをしたいと考えています。

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▲クマタイチ氏

クマタイチ氏プロデュースのSHAREtenjincho、SHAREtsuboya に導入いただいた
スマートロック『RemoteLOCK』の詳細

詳細資料請求サムネイル_210624