銀座・築地エリアの大型カンファレンス施設にRemoteLOCKを導入
株式会社マイナビ 様
https://mynavi-place.jp/ginza/
「一人ひとりの 可能性と向き合い、未来が見える 世界をつくる。」をパーパス(存在意義)として掲げ、1973年8月の創業以来、人材・情報ビジネスを中心に多様な事業を展開しています。2022年7月には東銀座オフィスを新たに開設するとともに、翌年6月からカンファレンス施設「マイナビPLACE | 歌舞伎座タワー」の営業を開始しました。
株式会社マイナビ様には「マイナビPLACE | 歌舞伎座タワー」にてRemoteLOCK 8j-Fを採用いただき、会議室の貸し出しを効率的に行っています。予約システムとRemoteLOCKをシステム連携し、多様なビジネスイベントでご利用いただいているマイナビPLACE | 歌舞伎座タワーの導入背景や、運用のポイントについて伺いました。
インタビュイー:株式会社マイナビ 松田 正吾 様
(経営・業務改革推進室 カンファレンス事業推進部 部長)
(掲載内容は取材日:2024年1月24日時点の情報です)
課題 |
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解決策 |
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- Q.はじめに、「マイナビPLACE | 歌舞伎座タワー」の概要・コンセプトについて教えてください。
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「マイナビPLACE | 歌舞伎座タワー」は銀座・築地エリアでは最高層ビルである「歌舞伎座タワー」の22階・23階・29階にあり、延床面積5,609㎡(1,533坪)と大型のカンファレンス施設です。伝統・歴史・トレンドが集まる銀座エリアにおいて、立地の優位性や料金設定はもちろん、高層階からの眺望も特徴の一つです。
貸し出し可能な会場の種類としては、セミナーや研修のほか、採用イベント、株主総会といったビジネスイベントにも対応可能なカンファレンスルーム(16室)や、面接・会議に向いた6~16人収容のミーティングルーム(18室)、撮影・オンライン配信に適したスタジオ(2室)、会議室とは異なる空間のプレゼンテーションルーム(1室)をご用意しています。また、各会場は高速なインターネット回線が敷設されているほか、プロジェクター、ホワイトボード、ワイヤレスマイクといった備品類も標準設備として充実しています。
- Q.マイナビ様は2022年7月にオフィスを歌舞伎座タワーに開設していますが、そのころから貸し会議室の構想もあったのでしょうか?
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社員数も増加していましたので、増員対応と都内に分散している営業拠点をある程度集約することも視野に入れつつ、歌舞伎座タワーの8フロアを契約する予定でした。しかし、コロナ禍で状況の変化もあり、執務フロアとして8フロア全てを使いきれない可能性が出てきました。
貸し会議室としての活用を検討しはじめたのは、2021年頃です。ファシリティの1部が余ってしまう課題を抱えるなかで、シェアオフィスとしての運用やグループ会社の入居なども検討しましたが、物件の広さと採算性を考慮し、「会議室として社内外に貸し出す」ことを決めました。マイナビとしては元々、新宿や竹橋に会議室(マイナビルーム)を保有しておりましたが、歌舞伎座タワーに会議室を集約し、社内外に貸し出すことで「最小コストで最大限に価値提供できる」のではないかと考えました。
- Q.貸し会議室にスマートロックの導入を検討した背景を教えてください。
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貸し会議室を運営する・継続するうえで、利用者数の増加に比例して運営スタッフの増員が必要になってしまわないよう、理想的には無人でも運営できるような仕組みを整備するべきだと考えていました。そのため、①予約・申込みのためのシステムと②入退室を管理する仕組み(スマートロック)、そして2つの仕組みの連動ができないかと2022年10月ごろから製品を調べていました。
実際のところ、予約システム・スマートロックも数5-7社ほどの資料請求をし、一通り説明を受けました。予約システムについては、導入のスピード感や開発面でのカスタマイズ性を評価して「スマート空間予約」(運営:株式会社アズーム)を採用しました。
入退室の仕組みについては、不特定多数の方に貸し出しをするうえで、専用アプリを使った解錠方法だと利用者にとって不便だと考えていました。そのため、暗証番号を使ったシンプルな運用が可能で、スマート空間予約とシステム連携が可能なRemoteLOCK(リモートロック)が有力候補となりました。
- Q.RemoteLOCKを採用いただけた理由を教えてください。
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貸し会議室の利用者(イベントの主催者など)は年齢層に幅があったり、100人を超える利用者が団体で利用される場合もありますので、難しい操作が要らない暗証番号式のスマートロックが良いと思っていました。今回導入したRemoteLOCK 8j-Fは暗証番号での解錠だけではなく、運営スタッフ用に入館証(FeliCaカード)での解錠も可能な製品で、その点も気に入っています。
製品本体のカラーについては、RemoteLOCKのホームページではオレンジが推されていましたが、ブラック版の8jシリーズを見た際に、当施設の意匠にも違和感なく馴染むだろうと考えてブラックを選びました。
また、「マイナビPLACE | 歌舞伎座タワー」ならではの特徴である、23Fのカンファレンスルームは全面稼働できるスライディングウォールを採用しており、その可動扉への取り付けに対応できた点も、RemoteLOCKの良い点です。23Fのカンファレンスルームは可動式の間全面スライディングウォールを活用して多様な利用ニーズにお応えできるようにしているため、電源工事が不要で、格納時にスマートロックが干渉しないサイズ感であることも重要でした。他社のスマートロックはこの点が解消できないものが多かったのですが、RemoteLOCKはなんとかクリアすることができました。
- Q.予約からRemoteLOCKの暗証番号発行までの流れを教えてください
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お問い合わせいただいた後は、利用目的や人数、設備、付帯サービス(ケータリング等)に関する要望をヒアリングして会場を決定します。決定後は予約時間帯だけ利用可能な4桁の暗証番号が発行されますが、初回利用の方に対してはスタッフが会場の利用方法を直接ご案内するようにしておりますので、RemoteLOCKの解錠方法が分からなくて困ることが無いように工夫しています。
歌舞伎座タワーに入居しているほかの入居者様など、既に何度も利用いただいている方については、予約会場に直接向かっていただき、こちらもスムーズに利用いただいています。現在は約7割ほどが新規の利用者なので、スタッフによる対応を主としていますが、将来的には掲示物やメール案内を活用した省人での運営も検討したいと考えています。
- Q.主な利用者層や利用目的について教えてください。
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主には新卒・キャリア採用やインターンに関するイベントのほか、内定式や入社式、株主総会のようなオフィシャルなイベントでご利用いただくことが多いです。また、オフサイトミーティングのような会議の会場として使っていただくこともあります。実際に、RemoteLOCKチームの皆様にも12月にご利用いただいたばかりです。
また、マイナビ主催のイベントでも活用しています。例えばグループ会社の株式会社毎日オークションは、アートオークションの会場として利用しました。(参考)
そのほかのユニークな活用シーンとして、弊社が東銀座まちづくり推進協議会に参画している関わりから、協議会の総会や地域の催しである「ゆかたで銀ぶら」の際には、運営スタッフの控室兼、会場の一つとしてご活用いただきました。現在も、近隣の飲食店にご支援いただいてケータリングサービスを充実化するなど、地域との繋がりも大事にして施設を運営しています。
- Q.RemoteLOCKを通じた御社の今後のさらなる展開やご要望を教えてください
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「マイナビPLACE | 歌舞伎座タワー」は外部向けの貸し出しだけでなく、就活イベントやPRイベントなどを中心に、マイナビ社員にも多く利用されています。当施設は社内の会議設備としての面もありますので、稼働率だけを追い求めるのではなく、「マイナビPLACE | 歌舞伎座タワー」ならではの特徴や可能性と向き合い、多様な利用者のニーズにしっかり応えていくことを大切にしています。
東銀座エリアのランドマークである歌舞伎座タワーの高層階で、ご要望にあわせた会議室・設備を提供可能ですので、気軽にお問い合わせ・ご相談いただければと思います。また、今後の展開という点では、事業として軌道に乗った段階で、運営ノウハウの横展開を実現したいですが、社内外にどれだけ価値提供できるかにまずは注力したいと考えています。