事例

RemoteLOCKでキーレス運営を実現

大正大学の新たな挑戦!地域とのつながりを体感し、学びと交流を楽しむ施設を目指して

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大正大学 京都アカデミア 

https://www.tais.ac.jp/p/tu-knowledge/campus/#tab02

大正大学は1926年に開学され、大乗仏教の精神である「智慧と慈悲の実践」を建学の理念、「4つの人(慈悲・自灯明・中道・共生)となる」を教育ビジョンとして掲げています。学問の幅広さも特徴的で、仏教学部以外に地域創生や文学・表現文化など、様々な学部・学科で教育を受けることができます。また、実践的な研究とプロジェクトにも力を入れており、その取組の1つとして、2023年10月に「大正大学京都アカデミア」をオープンしました。

新しいエリアキャンパスである「大正大学京都アカデミア」は東山駅から徒歩5分の場所に位置し、多目的ホールや宿泊機能を備えた施設となっております。1階エントランスフロアには「RemoteLOCK 8j-F」、2~3階の宿泊フロアでは各部屋に「RemoteLOCK 8j」を導入いただいています。学生や教職員が宿泊可能な「京都アカデミア」の運用方法や今後の展望、さらにRemoteLOCKの導入経緯などについて伺いました。

 

インタビュイー:大正大学京都アカデミア館長 里見 延雄 氏

 

(掲載内容は取材日:2024年3月19日時点の情報です)

課題
〜assignment〜

キャンパスから約500km離れた施設のカギをどのように受け渡すか?

  • 受付業務のためだけに人員を雇うことは難しい
  • 施設の物理カギを東京のキャンパスで受け渡す場合、紛失などのリスクが伴う
解決策
〜solution〜

クラウド上で暗証番号の作成ができる「RemoteLOCK」の導入し、キーレス化実現

  • エントランスと各部屋で合計16台のRemoteLOCKを導入
  • AirHostと連携し暗証番号の発行も自動化へ
効果
〜effect〜

最低限の運営コストでカギの発行・施設運営を実現

  • 鍵管理業務はアルバイトの業務の1割程度
  • 利用方法に関する問い合わせは特に発生せず、スムーズに利用いただいている
Q.はじめに、京都アカデミアを立ち上げるに至った背景を教えて下さい

A.本では学べない『地域とのつながり』を体感できるような拠点を探していました。

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▲京都アカデミアの外観

大正大学のキャンパスは巣鴨にあります。普段の生活圏からあえて離れた京都に宿泊施設を作ることで、学生に『地域』とのつながりを感じてほしいという想いからこの京都アカデミアが設立されました。
京都という文化や歴史の豊かな地域で、普段のキャンパスライフでは学べないことをぜひ体感してもらいたいです。そのため、学生や教職員に無料で開放し、フィールドワーク実習やプライベートでも利用していただいてます。

Q.京都アカデミアのコンセプトや目的について教えて下さい。

A『京都の家』が施設コンセプトであり、学生や教職員、研究者の学び・交流の場として活用されています。

京都アカデミアは『京都の家』を施設コンセプトとし、学生や教職員、研究者にとって「学び・交流の場」となることを目指します。このコンセプトのもと、京都アカデミアはフィールドワークや、利用者同士の交流を促進する場所となるように工夫を凝らしています。例えば、施設内には交流空間を設けており、伝統的な「ご座」が配置されています。和の温もりを感じ取りながら、自発的な交流が生まれることを期待しています

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▲京都アカデミア 2階共有スペース

また、大正大学は、京都市以外にも様々な自治体と連携協定を結んでいます。地域と交流する場を作ることで、単なる一時的なフィールドワーク・ボランティアの場所ではなく、将来的に学生などの利用者が帰ってこれる場所づくりを目指しています。京都アカデミアなどの施設が地域と大学をつなぐハブ機能を有することで、大学が発信する『地域創生』につながると考えています。

Q.1階ロビーの工芸品多さが特徴的ですね。

A.50以上の京都の伝統工芸品や特産品を飾るようにしています!

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施設内のロビーエリアでは、50以上の京都の伝統工芸品や特産品が展示されています。これは、利用者が施設に入ってすぐに京都の地域性を感じ取れるようにするための取り組みの1つです。

京都の伝統工芸品の美しさや技術の素晴らしさを知ってもらい、多くの人が興味を持つきっかけになれば嬉しいです!
都内に京都の工芸品を手に入れることができるアンテナショップもありますので、ぜひ足を運んでみてください。

▶京都市公認アンテナショップ 「座・ガモール京都館 すがものはなれ」公式サイト

Q.どのような運営方法をしていますか?

A.A『セキュリティの高さ』を活かした運営方法になっています。

現在は学生と教職員に限定して利用ができるようになっています。そのため、利用者が限られるというセキュリティの高さを活用した省人運営の実現ができました

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暗証番号の発行方法は2つあります。
①団体予約(フィールドワークや学会活動など)
京都アカデミアに直接電話やメールでお問い合わせいただき、利用人数に応じて暗証番号を発行
②個人での予約(プライベート利用)
個人での利用の場合は、AirHostを通じて予約をしていただき、自動的に暗証番号を発行

暗証番号が発行されたら、その番号を使ってエントランス(RemoteLOCK 8j-F)および各部屋(RemoteLOCK 8)に入室することができます。各部屋にはベッドが完備され、風呂やトイレは共用です。また、リネン交換や清掃などは利用者が行う運用にしています。

大学の一施設として、より多くの方々に利用していただけるよう、メールの登録ミスなどを最小限に抑えるなどの対策をしています。今後も予約者が施設を快適に利用いただくために、二重確認などの新たな手法を導入していく予定です。

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▲各部屋に続く2階廊下
Q.利用者の反響はいかがですか?

A.デジタル世代の学生が主に使用するので、慣れた様子で皆さんお使いになっています。

3ヶ月の運用の中で、RemoteLOCKの使い方に関する問い合わせはほとんどありませんでした。利用者にはアンケートを記入していただき、利用者の声を参考に運用の改善を図っています。実際に伺った例として、暗証番号を忘れて外に出てしまったという声がありました。トイレやシャワーが室外にあるため、出入りの際に暗証番号を忘れてしまい、オートロック設定で締め出されてしまう可能性があります。そこで、現在はオートロック機能を解除し、利用者が自分で施錠する運用に変更することを検討しています。今後も利用者の声を反映し、利便性の向上を目指していきたいです!

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▲大正大学京都アカデミア内の客室(扉)
Q.今後の展望を教えて下さい!今後の展望を教えて下さい!

A.地域交流のハブ機能を持った施設として、学生に京都の魅力を発信していきたいです!

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京都アカデミアは地域との結びつきを深めるため、学生や地域企業、研究者が交流するハブ機能を備えた施設を目指しています。地域の伝統や特性に触れることがイノベーションにつながると信じ、ワークショップや議論会などのイベントを行い、地域との連携を促進していきます。施設内での情報発信を通じて地域の魅力を広く伝え、地域振興にも貢献したいです。

京都アカデミアを訪れる学生に、都内と京都を比較する機会を提供し、地域の魅力を実感させ、東京に発信する拠点としての役割を担う未来のリーダーになることを期待してます!

『京都の家』として皆さんの利用をお待ちしています        京都の父より

大正大学 京都アカデミアに導入いただいたスマートロックシステム
『RemoteLOCK』の詳細はこちら!

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