無人の会員制ジムに必要な鍵管理・入室管理とは??
近年、「無人ビジネス」が広がりを見せています。国内では大手スーパーやアパレルがセルフレジを採用しているほか、最近ではコンビニにおいても深夜帯のレジ無人化が大きく取り上げられたばかりです。海外ではさらに盛り上がっており、フィットネス業界にもその波が押し寄せています。一部地域では24時間完全無人のトレーニングコンテナが増えています。こうした施設の無人化は人件費の削減が期待できる一方、「鍵や入室のセキュリティ管理」といった新たな課題もあります。そこで今回は「会員制ジム」を例としてRemoteLOCKを使ったアクセス管理の方法やその可能性をご紹介します!
スペースを無人運営する上で、鍵の管理・入室の管理は必須!
防犯のための鍵管理・入室管理
スペースを無人運営する際には鍵や入室の管理は必須となります。その理由は「犯罪やトラブルを防ぐため」、「もしもの場合の証拠を残すため」です。
有人で運営している場合は、不審者の侵入にいち早く気づくことができますが、無人の場合はそうはいきません。また、無人であることが公開されているような場合は、犯罪のターゲットとなるリスクも高まります。そのため、部外者は完全にシャットアウトすること、誰がいつ入室したかといった履歴を残すことは無人運営の場合、一層重要になると言えます。
利用者満足のための鍵管理・入室管理
不審者や部外者の入室をブロックしてトラブルを未然に防ぐことは管理者のためだけではありません。しっかりとしたセキュリティ対策をしていることが分かれば利用者も安心して思い思いの時間を過ごせます。これは利用者満足やリピーター増加のための重要なポイントにもなるでしょう。
『RemoteLOCK(リモートロック)』
- ・予約者ごとに異なる暗証番号を発行可能
- ・予約期間外は入室不可に!期間外の不正入室の心配はなし
- ・予約システムとの連動で番号を自動発行
▼資料(PDF)をダウンロードする
会員制ジムの無人運営。よくある鍵管理・入室管理の方法は?
今回例とする会員制ジムですが、国内でも夜間はスタッフ無人で運営しているケースも多くあります。この場合、会員用のカードキーを個人ごとに渡していたり、防犯の面ではカメラを入口に取り付けている場合が多いようです。よくあるカードキーを用いた運営方法ですが、この場合、どのような良さや懸念があるのか簡単に整理してみます。
カードキー(電気錠)を用いた運営の良さ
【利用者】リーダーにカードをかざすだけでスムーズに入室できる
【管理者】基本はオートロックでセキュリティ的に安心
【管理者】月ごとの利用回数の制限がある場合、解錠回数で利用回数を把握できる
カードキー(電気錠)を用いた運営の懸念
【利用者】カードの発行料や、紛失時の再発行手数料がかかる
→とある例では発行、再発行ともに¥5,000ほどかかるようです。
【利用者】当然ながらカードを忘れると入れない
【管理者】紛失したカードの悪用のリスクがある
利用者にとっても、管理者にとっても物理的な鍵があるリスクは間違いなくあるでしょう。
さて、ではRemoteLOCKではいかがでしょうか?
無人の会員制ジムでRemoteLOCKを使うことの良さと懸念。
それではここでRemoteLOCK(リモートロック)を用いた運営の良さと懸念を簡単に整理してみます。その前に、そもそも「RemoteLOCK(リモートロック)って何!?」という方はこちらをご覧くださいませ!
あわせて読みたい記事
RemoteLOCKを用いた運営の良さ
【利用者】鍵の持ち歩きは不要。思いつきでふらっとジムに立ち寄ることが可能
【管理者】オートロック対応でセキュリティ的にも安心
※一部製品はオートロック不可
【管理者】番号の発行、削除や、入室履歴の確認はPCで簡単にできる
【管理者】個人ごとの入室権限や鍵のスケジュールなどの柔軟な設定ができる
RemoteLOCKを用いた運営の注意したいこと
【利用者】入室時に番号を押す手間
【管理者】共連れは防止できない
【管理者】番号を見られることによる番号の不正利用のリスク
オートロックや利用状況の把握などカードキーでできることはRemoteLOCKでも可能なことが多くあります。暗証番号型のRemoteLOCKの場合、物理鍵が不要になることで利用者は鍵を持ち歩かずに気軽にジムへ行くことができます。
もちろん紛失のリスクはありません。管理者は会員ごとに異なる暗証番号を付与することで入室履歴の把握も可能です。こうした機能を低コスト、かつ簡単な工事で享受できるのがRemoteLOCKの魅力です。懸念点として挙げた共連れのリスクはカードキーでも同様です。共連れは防犯カメラで判断するのが現実的な対処と言えます。
RemoteLOCKを用いた会員制ジムの無人運営のイメージ
それではRemoteLOCKを用いたトレーニングジムの無人運営のイメージについて実際のRemoteLOCKの管理画面をお見せしながらご紹介します。
夜間、土日のみ無人運営を行いたい場合
やりたいこと(1).平日の日中は常に解錠状態
やりたいこと(2).夜間と土日は常に施錠状態
やりたいこと(3).夜間と土日は会員ごとの暗証番号で入室
上記のケースを想定して管理画面上で実際にどのような設定を行うのかご紹介します。まず、(1)と(2)は、指定の曜日・時間に自動で解錠、施錠を行うデバイススケジュール機能を用います。ここでは平日のAM9:00に解錠し、PM6:00に施錠することを想定します。
- ▲デバイススケジュール機能(鍵の開閉:平日のAM9:00に解錠し、PM6:00に施錠)
上記のように曜日と時間を指定した自動施錠、自動解錠が可能です。土日は常に施錠したいので、上記の画面で土日はスケジュールを作らなければOKです。
しかしこれだけでは、オートロックを有効にしておくと一旦ドアが開き、再度閉まったタイミングで自動で施錠されてしまうので、常時解錠の状態にできません。そこでオートロックについても指定の曜日・時間に自動で有効、無効にするデバイススケジュール機能を設定します。
- ▲デバイススケジュール機能(オートロック):平日のAM9:00に無効、PM6:00に有効
これにより平日AM9:00に自動で解錠されてからは、オートロックが無効となるので手動で施錠しない限り常に鍵が開いた状態となります。常にオートロックを有効にしたいので、上記の画面で土日はスケジュールを作りません。そうすると金曜のPM6:00のオートロック有効が月曜のAM9:00に無効になるまで、そのまま継続されます。
最後に(3)を行うためには会員ごとに暗証番号を付与する必要があります。暗証番号の作成では以下の項目を入力・選択します
暗証番号を発行する際の入力項目
- 名前
- メールアドレス(会員のアドレスを入力することで、暗証番号をメール通知可能)
- 暗証番号(4~10桁の番号で、指定するまたは自動で生成する)
- ドアアクセス(解錠できるRemoteLOCKを選択。複数を一括選択することも可能)
- ▲アクセスユーザーの追加:構造太郎に9761という暗証番号を付与
RemoteLOCKが覚える暗証番号は最大1,500個 / 台まで。上記のように会員ごとに別の暗証番号を付与することで、暗証番号を押して入った場合は誰が何時何分に入室したかを確認できます。
さらに、上記設定のドアアクセスにて「ドアグループ(複数のRemoteLOCKをまとめることが可能)」を選択すると、多店舗展開しているジムの場合でも一括で複数ドアへの入室権限を付与することができます。
契約プランに応じて会員が利用できる曜日・時間帯が異なる場合
やりたいこと(1).一部会員は全日利用可
やりたいこと(2).一部会員は平日夜間のみ利用可
例えば上記のように契約プランに応じて利用できる時間帯が異なる場合、無人運営だとコントロールしにくいものです。しかし、RemoteLOCKなら個人の使える鍵の権限を設定することで鍵が開けれる時間帯を制限することができます。
(1)は上記のアクセスユーザーとして暗証番号を付与するだけなので特別な設定は不要です。(2)は暗証番号が使える時間帯を指定するアクセススケジュール機能を用います。
- ▲アクセススケジュール:平日PM6:00-PM11:00まで入室可能
これを当該アクセスユーザー(暗証番号)と紐づけることで、その暗証番号は平日PM6:00からPM11:00のみ使えるようになります。これは、会員のみならず清掃スタッフや業者などのアクセスを制限する場合にも使えます。
【まとめ】RemoteLOCKで無人運営でも安心のセキュリティへ
いかがでしたでしょうか? カードキーの場合はリスクや面倒な鍵の持ち歩きを伴いますが、RemoteLOCKならこれらの心配や手間が一切不要になります。そして何より、曜日や時間に応じた解錠・施錠や、オートロックの有効化・無効化、個人のアクセス制限などにより、無人運営でも柔軟にアクセスをコントロールできます。
今回は会員制ジムを例にご紹介させていただきましたが、もちろんあらゆる無人ビジネスでの鍵管理・入室管理にご利用いただくことができます。さらに、RemoteLOCKのクラウド管理システムはAPIも公開しております。自社の会員管理ツールや予約システムとの連携によりその可能性は無限に広がります。RemoteLOCKを使った無人でも安心な管理をご検討されてはいかがでしょうか?