【事例付き】無人店舗型の脱毛サロンをフランチャイズ開業する魅力って?
最近、無人店舗型のセルフ脱毛サロンやセルフホワイトニングサロンなどが増加傾向にあります。特に、フランチャイズ形式による店舗展開が目立ちます。そこで今回は、無人店舗型サロンをフランチャイズ開業する際のメリットや注意点などについて、事例紹介とあわせて解説します。
無人店舗型サロンが流行する背景
店舗にスタッフを配置しない無人型のサービスが増加傾向にあります。業種は、アパレルや書店など一般的な小売店、宿泊施設、レンタルスペース、フィットネス施設、美容サロンなど多岐にわたります。今回はその中から、脱毛サロン、エステ、ホワイトニングなど美容系のサービスについて取り上げてみたいと思います。
『RemoteLOCK(リモートロック)』
- ・予約者ごとに異なる暗証番号を発行可能
- ・予約期間外は入室不可に!期間外の不正入室の心配はなし
- ・予約システムとの連動で番号を自動発行
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コロナ禍における無人型サービスの普及
2020年から続いた新型コロナ感染症の流行は、人との接触を極力避けたい、という観点から、リモートワーク、テレワーク、キャッシュレス決済、非対面式の接客など、社会のさまざまな分野に新しい潮流をもたらしました。同様に感染症対策が取りやすいビジネスの形態として普及してきたのが店舗や施設にスタッフを配置しない無人型のサービスです。
無人型のサービスは、現在では、小売業界、ホテル・宿泊業界、ジム・フィットネス業界、レンタルスペース業界、美容サロン業界など、さまざまな分野で、さまざまな形で広がっています。この流れは、コロナ感染症の流行が収まりつつある現在でも、止まるどころかますます勢いを増しています。
このことは、コロナを契機として誕生し普及した無人型のサービス形態のメリットが、消費者にも、事業者にも、肯定的・積極的に受け入れられ、普遍的な価値のあるものとして定着したことを示していると考えられます。したがって、このような傾向は今後も長期的に続いていくものと推測します。
IoT、クラウドなどデジタルテクノロジーの進化
無人型のサービスが普及する背景となった必要条件としてもう一つ、無人化を可能とするテクノロジーの進化が挙げられます。サービスを無人化するには、従来は人手で行なっていた、例えば料金の精算に関する業務、集客やサービスの予約受け付けに関する業務、セキュリティ確保のための業務などをどうするかという問題をクリアしなければなりません。
これを可能とするのが、最新のデジタルテクノロジーを活用したさまざまなシステムやツールです。美容系の無人店舗型サロンを例にとってみると、集客、予約、決済などに関する業務については、それらをサポートするオンラインシステムを活用して自動化をはかることができます。店舗内でお客様が使用する機材、例えば脱毛器であれば、現在では自分で簡単に操作できるセルフ脱毛専用のマシンが各種存在しています。
また、無人店舗で一番気になるのがセキュリティ面です。店舗や施設への入退室の管理については、予約をした人だけが予約をした時間に限って入室することができるIoT機器の一種、スマートロックの活用が安心です。不正利用や盗難防止に関しては、クラウド技術を活用したセキュリティカメラのシステムが、現在では比較的リーズナブルな料金で利用できるようになっています。
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美容系サロンが無人店舗と相性の良い理由
繰り返しになりますが、現在では実にさまざまな業種で無人型のサービスが展開されています。これは、もともとはコロナ禍において人との接触を避けるという意味合いから出発した形態だったとしても、コロナ後も引き続いてこの無人型のサービス形態が好まれているということでもあります。
無人型のサービスを好んで利用する人に共通する心理として、一般的に次のようなものを挙げることができるでしょう。
無人型のサービスが好まれる理由
・商品を購入したり、サービスを受けたりしているところを人に見られたくない(恥ずかしい)
・人目を気にせずマイペースで物事に取り組みたい
・無人型のサービスの方が料金が割安である
美容系のサービス、特に全身の脱毛や、自分の口腔内を扱うホワイトニングといった分野においては、人に見られたくない、恥ずかしい、といった心理が大きく働くことは明らかでしょう。
また、美容系サロンには、一般的に料金が高そうだ、料金体系が不明瞭である、不要な商品やサービスを売りつけられる、などといったイメージがつきまとっていることは否定できません。そのような業界にあって、利用者が人の目を気にすることなく利用でき、人件費の削減によってオープンかつリーズナブルな価格でサービスを提供する無人店舗型サロンに人気が集まることは自然なことのように思われます。
このようなことから、美容系サロンと無人店舗との相性は非常に良いということができます。
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無人店舗型サロンのフランチャイズ開業におけるメリットとデメリット
無人店舗型サロンの開業を考える場合、ゼロから自力で開業する個人開業と、フランチャイズに加盟して開業するフランチャイズ開業が考えられます。近年では、都心部を中心に、フランチャイズ開業するケースが目立っています。そこでこの章では、無人店舗型サロンのフランチャイズ開業に関して、そのメリットや注意点などをまとめてみたいと思います。
フランチャイズ開業のメリット
無人店舗型サロンをフランチャイズ開業するということは、フランチャイズ本部との間で加盟店としての契約を結び、一定のロイヤリティを支払う一方、本部からブランド名称やビジネス上のサポートを得るということです。本部からは、それまでに蓄積されたノウハウや精緻な情報に基づいて、開業や運営に必要なさまざまなサポートが提供されますので、ゼロから事業をスタートするのは不安である、と感じる方におすすめの方法です。
無人店舗型サロンをフランチャイズ開業するメリットを箇条書きにすると、次のようになります。
フランチャイズ開業のメリット
・開業にあたって物件の選定や店舗の設計に必要なサポートが得られる
・集客、顧客管理、店舗運営など業務上必要なノウハウやツール類の提供を受けることができる
・未経験者でも開業することが比較的容易で、開業後もさまざまなサポートを受けることができる
このように。本部からの総合的なサポートを活用することができるフランチャイズ開業は、失敗のリスクが比較的少ない開業方法である、ということができます。
フランチャイズ開業のデメリット
では、フランチャイズ開業のデメリットについて見てみましょう。まず、先に述べた通り本部にロイヤリティを支払う必要がある、ということです。ロイヤリティは、定額の場合と、月々の売上から一定の割合を支払う場合があります。フランチャイズによっては、ロイヤリティは無料とする一方で、システム利用料や研修費が必要となるケースもありますので、開業を検討する場合は、このような点も含めて、注意深く比較検討することをおすすめします。
次に、フランチャイズ開業は、個人開業に比べて経営の自由度が低いということがあります。サービスの内容や、価格体系など、本部の意思に沿った経営が求められますので、独自のサービスや料金設定を行なうことは難しい場合が多く、個人のアイデアを経営に反映したいと考える人にはあまり向いていないと考えられます。
無人店舗型サロン開業、成功のポイント
最後に、無人店舗型サロンの成功のポイントについて解説しておきます。大きく二点に絞って述べたいと思います。
まず、一点目は徹底的に利用者の立場に立ったサービス提供体制の構築です。無人型店舗ですから、当然ながら、利用者に対して人手によるサポートができません。そこで最も重要になってくるのが、スタッフが不在の中でも利用者に決して不安やストレスを感じさせない、ということです。そのためには、あらかじめ利用者の行動フローを予測し、利用者がどのようなポイントで不安や迷いを感じるであろうかという分析を行なった上で、サービスの提供体制を整えておく必要があります。
店舗の利用予約→来店→入室→店舗備え付けの機材等を使用したセルフ施術→退出→次回利用に向けてのフォロー、というようなフローに沿って、利用者が不安やストレスを感じることのないような、緻密かつわかりやすい情報提供を行なうことが重要です。そのためには、WEB、SNS、メールといったデジタルツールを活用するとともに、店内のサイン類やマニュアルなどアナログなツールも積極的に活用しましょう。動画やイラストなども有効な手段となります。
二点目は効果的かつ効率的なITツールの活用です。1-2でも述べましたが、現在では、無人店舗の運営をサポートするさまざまなシステムやツールを利用することができます。これらを利用すれば、店舗の利用予約、決済、セキュリティなど、多くの業務を自動化することが可能となりますので、その分の人員を削減することができ、無理なく無人運営が実現できるというわけです。
店舗や事務所に常時スタッフが貼りついておく必要がなくなると、営業時間を拡大することも容易となり、24時間営業も可能です。こうした人件費の削減と店舗稼働時間の拡大が実現すれば、経営効率や収益率は大幅に向上することが期待でき、よりリーズナブルで競争力のある価格設定も可能となります。
以上の点は、フランチャイズ開業の場合にも、個人開業の場合にも、共通してあてはまります。ただ、フランチャイズの場合には、基本的に本部からこのようなノウハウやツール類の提供を受けることができますので、未経験者であっても、比較的スムーズに開業し、運営していくことが可能であるといって差し支えないでしょう。
フランチャイズ運営×RemoteLOCK導入で成功!無人店舗型サロン事例4選
先に触れましたが、無人店舗型サロンにおけるセキュリティの重要な一部を担うのが、利用者の入退室を賢く管理してくれるスマートロックです。今回の事例では、弊社構造計画研究所の提供するスマートロックシステムRemoteLOCKを導入いただき、成長を続けておられるフランチャイズ形式の無人店舗型サロンをご紹介します。
業界一位の店舗数、完全無人のセルフ脱毛サロン「ハイジ」
セルフ脱毛サロンハイジは、北海道から沖縄まで、業界一位の店舗数となる全国69の店舗を展開する(2023年11月現在)大手セルフ脱毛サロンチェーンです。完全無人、24時間(一部店舗を除く)365日営業というメリットを活かした、リーズナブルな価格設定を実現しています。定額プラン、都度払いなど各種プランが用意されていますので、個人の都合に合わせた利用が可能です。
各店舗には、従来のクリニックやエステサロンで採用されていたIPL脱毛と、今では多くのエステサロンで採用されているSHR脱毛の両方の良いところをとった、ハイジ独自開発によるプロ仕様ハイブリッドセルフ脱毛(HHR方式)専用器が設置されています。さらに、脱毛効果に加えてハリ・ツヤUPなど美容効果も期待できるという点も特徴です。
- 出典 :
- セルフ脱毛サロンハイジ公式WEBサイト
ハイジでは、セキュリティ面の対策として、入退室管理にはテンキー型のRemoteLOCKが採用されていて、予約が入ったら自動で暗証番号が利用者に届く便利な仕組みとなっています。防犯対策にはクラウド型防犯カメラも導入され、利用者にも運営者にも安心な環境が整えられています。
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シンプルにこだわった、無人セルフ脱毛サロン「ONESELF」
ONESELFは、北海道から沖縄まで、全国57の店舗を展開する(2023年11月現在)大手無人セルフ脱毛サロンチェーンです。全店Google口コミ評価から算出されたお客様満足度は4.754と、非常に高い評価を獲得しています。清潔さを象徴するシロクマの「く〜ま」のキャラクターを活用したブランドイメージには親しみが感じられます。
料金プランはシンプルでわかりやすい都度払い制のみとなっており、無人店舗ならではのリーズナブルな価格設定がなされています。親子・友達・夫婦・カップルなど2人まで、追加料金なしで同時入室が可能です。各店舗にはSHR/IPLいずれの方式にも対応した最新のハイスペック脱毛機が導入されています。
セキュリティ面では、こちらも弊社のテンキー型スマートロックシステム、RemoteLOCKを採用いただいています。
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あらゆる悩みを解決する最強セルフエステサロン「ご近所エステ」
- 出典 :
- ご近所エステ 公式WEBサイト
ご近所エステは、セルフ脱毛だけではなく、痩身、光フェイシャル、セルフホワイトニングのマシンなども利用できる、あらゆる悩みを解決する最強セルフエステサロンです。(店舗によって導入マシンが異なります)一部店舗には多様なニーズに応えてエステティシャンが在籍していますが、ほとんどの店舗は完全無人、24時間365日営業となっています。
何といっても、さまざまなマシンが使えることがご近所エステの強みですが、マシンごとの追加料金は不要となっています。例えば、脱毛をした後で余った時間にフェイシャルも、といった他には真似のできない利用も可能です。
ご近所エステは、セキュリティにも充分な配慮がなされています。入室方法は予約者にのみ通知される仕組みで、WEBサイトでも非公開という徹底ぶり。防犯カメラも導入されています。
- 出典 :
- ご近所エステ 公式WEBサイト
脱毛をもっと自由に、自分らしく 無人セルフ脱毛サロン「Tiana」
Tianaも脱毛方法にこだわった、完全無人、24時間365日営業のセルフ脱毛サロンです。Tianaでは、痛みが少なく、しかも短期間で脱毛が完了できるSHR脱毛、太くて濃い毛に効果を発揮するIPL脱毛、2種類の脱毛方法から自分に合った方法を選択することができます。
無人店舗ならではのリーズナブルな価格設定が実現されていて、1年間通い放題、月額通い放題、都度利用と、各種プランが用意されています。夫婦・親子・カップル・友達同士などペアでの利用も可能で、その場合1人分の料金でOKとなっているのも嬉しいところです。
支払いはクレジットカードのほか、業界では比較的珍しい現金精算機が導入されています。(一部導入していない店鋪があります)セキュリティ面では、入退室管理において、テンキー型のRemoteLOCKを採用いただいています。
【まとめ】資料を比較検討してみよう
今回は、近年無人店舗型サロンが増加している背景、無人店舗型サロンをフランチャイズ開業する際のメリットや注意点に加えて、現在成長を続けておられるフランチャイズ形式の無人店舗型サロンの事例をご紹介しました。
無人店舗型サロン経営にご関心のある皆さまには、本文中に可能な範囲で各社のフランチャイズ募集のWEBページへのリンクを貼っておりますので、資料をご請求していただくなど、ご活用いただければ幸いです。