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公開日2022.07.27

最終更新日2024.08.21

【ホテル事業者必見】客室の時間貸しで売上を伸ばす方法を徹底解説!

国土交通省観光庁が発表した令和2年の宿泊旅行統計調査によると、客室稼働率は年間の全体平均で34.6%であり、コロナの影響が長期化していることが見て取れます。他方でこの低い客室稼働率を逆手にとった施策として客室の時間貸しがあることをご存じでしょうか。この客室の時間貸しは単なるテレワーク対応といった位置づけとは少し変わってきています。本記事ではホテル客室の時間貸しがおすすめである理由と時間貸しの手軽なはじめ方について解説します。

この記事の目次

  1. 1.なぜ客室の時間貸しがおすすめなのか?
    1. 1-1.コロナ禍での新しい需要の取り込みにより収益を向上できる
    2. 1-2.泊まるだけではない!宿泊施設に対する利用者のニーズの多様化
  2. 2.手軽にデイユースをはじめるならレンタルスペース予約プラットフォームへの掲載がおすすめ
    1. 2-1.イチオシはレンタルスペース予約プラットフォーム業界最大級の「インスタベース」
  3. 3.【まとめ】ホテルの客室を時間貸しとして収益化しませんか?

(掲載内容は2023年2月時点の情報です)

1.なぜ客室の時間貸し(デイユース)活用がおすすめなのか?

Business man pointing to transparent board with text Why?

 

2022年6月10日、新型コロナの影響で停止していた外国人観光客の受け入れが再開されました。再開は2年2カ月ぶりとなり、宿泊業界にとっては喜ばしいニュースでした。実際、2022年6月に観光庁が発表した宿泊旅行統計によると2022年5月の宿泊施設の客室稼働率は全体で46.7%で、30%を下回っていた2021年5月と比較するとかなり回復していることがわかります。

 

他方で客室稼働率が60〜70%が平均的だったコロナ以前と比べると、客室稼働率はまだまだ低調と言えます。今後、客室稼働率は徐々に上昇していくことが見込まれますが、観光需要の完全な回復までに収益を少しでも向上できる打ち手として客室の時間貸し(デイユース)があります。

 

1-1.コロナ禍での新しい需要の取り込みにより収益を向上できる

 

なぜ客室の時間貸しがおすすめなのか。そのひとつに「スペースの時間貸しに対する需要が増えている」ことがあげられます。2020年5月の最初の緊急事態宣言下では、イベントの規制や行動制限により、貸し会議室やパーティールームといったいわゆるレンタルスペースの需要は一時的に低迷しました。しかしながら、その後はテレワーク需要が拡大し、1名用のワークブースやレンタルオフィスなどの市場が急成長を遂げています。

 

さらに、不特定多数が集まる居酒屋やレストランを避け、身近な家族や親戚、友人、職場の仲間と集まるための安心なプライベート空間としてレンタルスペースが利用されるケースも増えてます。このようにレンタルスペース業界はコロナ禍で生まれた新たな需要を取り込むことでさらなる成長を遂げています。

 

さらに、スペースの時間貸しは他の業界からも注目が集まっています。2022年4月20日、住友不動産株式会社は、株式会社構造計画研究所が提供するスマートロック「RemoteLOCK (リモートロック)」と、株式会社Rebaseが運営するレンタルスペースの予約プラットフォーム「インスタベース」を活用した予約決済システムを、同社の新築分譲マンション付帯の共用施設に導入することを発表しました。

 

インスタベースプレスリリース

出典:レンタルスペースの予約プラットフォーム「インスタベース」を展開する株式会社Rebaseが住友不動産株式会社、株式会社構造計画研究所と業務連携(2022年4月20日/株式会社Rebase)

 

このように自宅とは別のサードプレイスを求めるニーズに応える取り組みは、不動産を保有、運営するさまざまな事業者が関心を寄せている分野と言えるでしょう。

 

1-2.泊まるだけではない!宿泊施設に対する利用者のニーズの多様化

 

近年、宿泊施設の存在意義やその価値はますます多様化しています。宿泊施設は従来、泊まることをメインとしたビジネスホテルなどの宿泊特化型の施設、レジャーや観光を目的としたリゾートホテルや旅館などに分類されてきました。

 

一方で、2020年前後になると、自分らしさやオリジナリティを大切にし、モノより体験の消費を重視するZ世代が社会進出する中で、宿泊施設に対しても新たなニーズが生まれています。そうしたニーズに応えるように、ホテルを映画を楽しむ場所として提案している事例があります。

 

Theatel

出典:「Theatel」WEBサイトより

 

株式会社SQUEEZEは、2020年7月、北海道に初出店となる次世代型宿泊施設「Theatel Sapporo-Susukino(シアテル札幌すすきの)」をオープンしました。同ホテルは宿泊×シアターをコンセプトに、縦4m×横9mという巨大スクリーンと自由に使えるホワイエスペースが設置されており、劇場型の宿泊体験が演出されています。

 

さらに、コロナ禍ではステイとバケーションを合わせた「ステイケーション」ホテルとバカンスを合わせた「ホカンス」などの言葉が認知されるようになりました。コロナ禍で遠方への旅行や混雑する観光地でのレジャーが躊躇われる中、近場のホテルというプライベート空間で休暇を過ごしたり、非日常を味わいたいというニーズから人気が集まっています。

 

このようにホテルの提供価値やその楽しみ方も人それぞれの時代となり、コロナ禍においては特に「非日常」、「プライベート感」、「没入感」という言葉に代表されるように、自分だけの時間を過ごしたりや趣味やイベントを楽しむためのサードプレイスとしても宿泊施設が求められているのです。

【まとめ】なぜ客室の時間貸しがおすすめなのか?
事業者側のメリット
テレワークやホカンスなどのニーズが高まっており利用者を獲得しやすい
遊休スペースと化した客室を有効活用することで収益の向上につながる
時間貸しをきっかけに宿泊利用の獲得や付帯サービスの利用が期待できる
施設の認知度の向上や利用者層の拡大が可能となる
利用者側のメリット
コロナ禍でも安全・安心なプライベートな空間を得られる
非日常の空間を低コストかつ手軽に利用できる
テレワーク、趣味での利用、仮眠、ママ会などさまざまな用途で使える
駅近でアクセスの良いスペースが多い

 

2.手軽にデイユースをはじめるならレンタルスペース予約プラットフォームへの掲載がおすすめ

 

さて、実際にホテルの客室を時間貸しする、つまりデイユースに対応するとなるとさまざまな準備が必要です。確実に必要となる項目を以下にご紹介します。

デイユースをはじめるために検討すべき項目

・時間貸しが可能な時間帯(例えば、テレワークプランとして8時から17時など)

・最低利用時間と単価(例えば、1時間1,000円~など)

・電源やWi-Fiなどの通信環境やデスクなど作業用の設備

・時間貸し向けの備品の貸し出しや付帯サービス

集客チャネルや認知向上の施策

予約受付や管理の方法

上記のほかにも、実際にWEBサイトで広く受付を開始する際には、時間貸し向けにメッセージや掲載内容をアレンジする必要があります。例えば、時間貸しのターゲットがテレワーカーであれば、テレワークしやすい環境であることをアピールするメッセージや客室設備の紹介などが重要となります。

 

さらに、時間貸しでの利用者を増やすためのポイントはズバリ、集客チャネルにあります。通常、ホテルの集客は楽天トラベルやじゃらんなどのOTA(オンライントラベルエージェンシー)に頼ることが多いですが、時間貸しについてはOTAが必ずしも集客効果が高いとは言えません。

 

実は主要なOTAは日帰り・デイユースプランの検索にも対応しています。ただし、実際に筆者がテレワークを想定して時間貸し可能な客室を探してみたところ、「1時間単位での利用が可能かがわかりづらい」、「テレワーク応援との記載はあるが通常の宿泊プランと変わらない」、「2泊以上の連泊にしか対応していないなど、ユーザー視点ではかなり探しづらい印象を受けました。

 

そこでホテル客室の時間貸しにおすすめな集客チャネルとしてレンタルスペースの予約プラットフォームがあります。レンタルスペースの予約プラットフォームは、スペースの時間貸しに特化しており、さまざまな用途のスペースが掲載されていたり、用途や立地に合わせた検索がしやすいことから多くのユーザーに利用されています。

おすすめはレンタルスペース予約プラットフォーム!

・リモートワークなどでスペースを探すユーザーが多く利用しており集客しやすい

・誕生日会や女子会などのイベントに向いたスペースが多数掲載されている

・多くのユーザーの目に止まることで施設の認知度向上にもつながる

予約受付や集金を自動化でき、予約や決済に関わる業務の手間が少ない

掲載は無料ではじめやすい(成果報酬型の課金)

以上のように、スペースの時間貸しを求めるユーザーをターゲットとするならば、そのターゲットに合った集客チャネルとしてレンタルスペースの予約プラットフォームを活用することをおすすめします。

 

2-1.イチオシはレンタルスペース予約プラットフォーム業界最大級の「インスタベース」

インスタベース

出典:「インスタベース」WEBサイトより

 

レンタルスペースの予約プラットフォームへの掲載がおすすめであることはわかったが、具体的にどんな予約プラットフォームがあるのか?ここでは、ホテル客室の掲載が可能であるレンタルスペースの予約プラットフォーム「instabase(インスタベース)」を紹介します。

 

株式会社Rebaseが運営する「インスタベース」はレンタルスペースをWEBサイト上に掲載することで、簡単に施設予約・集客ができるサービスです。例えば個室の貸し会議室やセミナー会場などのビジネス用途以外にも、イベント会場、パーティースペース、美容サロン、英会話レッスンなど幅広い用途で、1時間からスペースを掲載し、貸し出すことができます。

 

スペースの掲載数は日本最大でなんと全国23,490件(2022年7月25日時点)に上ります。多様な目的で集客できることはもちろん、登録や掲載は無料なのではじめやすいことも人気の理由です。

 

インスタベースでは、旅館、ホテル、簡易宿所などの宿泊施設においても、「デイユース」としてその客室を時間貸し・掲載することが可能です。実際に筆者がスペースを探した2022年7月25日時点では、東横INN品川駅高輪口、東横INN大森などが掲載され、個室リモートワークやママ会などでの利用がおすすめシーンとされていました。ちなみに、同日2022年7月25日にはこんなプレスリリースが配信されていました。(ホテルチェーン「東横INN」の国内全店舗がレンタルスペースの予約プラットフォーム「インスタベース」にて予約・利用可能に!/株式会社Rebase

インスタベースに掲載されているデイユースホテルは以下からもご覧いただけます。

 

インスタベース デイユース

出典:「インスタベース」WEBサイト(人気のデイユースホテルおすすめTOP20)より

 

宿泊の合間の在庫時間や客室稼働率の低い平日デイユースなど、貸し出す曜日、時間、料金設定も自由にカスタマイズできるため、施設に合わせた運用や宿泊との使い分けができることも特徴です。

 

掲載にあたっては、インスタベースのアカウント登録やフォームに沿ったページ作成などを行います。また、ベッドがある場合は旅館業許可証の提出(インターネット上での登録)が必要となります。そのほかの詳しい情報はぜひインスタベースまでお問合せください。

インスタベースお問合せフォームはこちら

インスタベースにスペースを掲載する場合はこちら

 

 

3.【まとめ】ホテルの客室を時間貸しとして収益化しませんか?

Interior of modern comfortable hotel room-1

 

いかがでしたでしょうか?本記事では、コロナ禍によるテレワークの普及やホカンスなどのホテルステイが人気となっていることを背景に、ホテルの客室を時間単位で借りたいというニーズが高まっていることをご紹介しました。

 

そして、実際に客室をデイユースとして収益化する方法として、インスタベースをはじめとするレンタルスペースの予約プラットフォームへの掲載をおすすめしました。固定費がかからず収益化できる予約プラットフォームへの掲載を、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。

 

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