公開日2025.10.21
RemoteLOCKチーム中の人が鍵屋さんが大好き「キーレックス」について紹介します
RemoteLOCKチーム中の人が、お客さまのニーズによっては強く推奨する競合商品「キーレックス(製造販売元:長沢製作所)について紹介いたします。
今回は、長沢製作所が誇る機械式テンキーロック「KEYLEX(キーレックス)」について、その思想、構造、歴史のすごさを余すことなく愛を勝手に語ります。
鍵っ子のために「鍵」をなくしたい:キーレックス誕生の原点
- 出典 :
- (公式サイト)長沢製作所:キーレックス
1981年、長沢製作所の社長(当時)は、社会現象となっていた「鍵っ子」に目を向けました。
子どもが鍵を落としたり、忘れたり、誰かに貸したりするリスクをなくしたい。
そんな想いから生まれたのが、「Key(鍵)をLess(なくす)」という意味を込めたKEYLEX(キーレックス)。
鍵っ子とは?
共働き家庭で、子どもが自宅の鍵を持ち、一人で留守番する状況の子どものこと
長沢製作所は、1916年に埼玉県川越市で創業し、当初は箪笥金具の製造を開始しました。
その後建築金物の生産へ事業を移行し、1967年には固定型ドアハンドルブランド「Corona」を発売。創業時代からの精密さと美しさを兼ね備えた家具金物製造に加えて社会課題を解決したいという開発動機にRemoteLOCKチームは心打たれずにはいられません。
KEYLEXを提供している「株式会社長沢製作所」
キーレックスの強みとは?
- 出典 :
- 金物専科 山下金物インターネットショップ
RemoteLOCKの担当者から見たKEYLEX(キーレックス)の強みはどのようなものがあるでしょうか。
以下3つのポイントで詳しく解説致します。
電源不要の堅牢性
キーレックスの代名詞でもある、電気も電池も使わない完全機械式。停電しても動じない、屋外でも安定稼働。この「壊れなさ」が多くの設置現場で採用される理由です。
屋外門扉にRemoteLOCKを取り付けたいというニーズは一定数あるのですが、その場合TOBIRA一択(初期費用100万円〜、月額7,000円)で価格感が合わないお客様もいらっしゃいます。
その場合、RemoteLOCKチーム中の人は迷わずキーレックスを紹介しております。
保育園門扉へのキーレックス取付事例
長沢製作所の中の人は謙遜して
「いやいや、壊れることはありますよ(^_^;)」
とおっしゃるのですがRemoteLOCKチーム中の人達は
「壊れたという話を聞いたことがありません。
壊れたという話があったら、それは「故意に壊した」だと思います。」
と勝手に紹介しております。
キーレックスお取り付けの際は当社施工パートナーもキーレックスサービスショップ(KSS)になっていることが多いため、ぜひRemoteLOCK施工パートナーにご用命ください。
デッドロック・空錠モードの切替機能
ここからは細かすぎて伝わらない話をしていきます笑
機種によってですが内部のディップスイッチ切替により、常時解錠/施錠/手動ロック切替など、多様な運用が可能です。
これは電子錠(電池式のテンキーやカード式ロック)に負けない柔軟性です。これを機械式で実現しているのがスゴイ。機械式ボタン錠技術の粋といって差し支えないでしょう。
多彩なシリーズで多くの扉に対応
細框(取り付け幅が狭い扉)対応の800シリーズ、防塵・防水カバー付きの屋外仕様、グレモンハンドル対応、ドアクローザー一体型、引き違い戸対応など、扉の進化に合わせてシリーズの派生開発をしているのも大きな魅力です。
また徹底的にお客様の「現在の錠前」からの交換容易性を追求されていること、技術会社としての矜持をビシビシと感じます。
余談
海風や衝撃に負けない堅牢性
塩害や紫外線の影響が強い沖縄、北海道や東北の寒冷地、使い方が荒い工事現場、安定運用が求められる施設(空港、地下鉄、JRなど)で採用実績あり。鋳造パーツと表面処理の強さが光ります。
某鉄道会社では「セキュリティ入れといて」と上司から指示があると、それはイコール「長沢製作所のキーレックスを取り付けておいて」という意味になっているそう。
セキュリティのデファクトスタンダードになっているのは、同社への信頼の証にほかなりません。
RemoteLOCKチーム中の人が推す技術3選
ここからは製品特性について、KEYLEX(キーレックス)の凄さを更に詳しく紹介させていただきます!
空転装置でこじ開け対策
レバーハンドルに空転装置が内蔵されたモデルあり。物理的にこじあけようとしても“空回り”する設計で、こじ開けを物理的にブロックします。
セキュリティに対して対応しようという強い意志を感じます。
アンチパニック解放機構
室内側は常にフリーハンドル化しており、非常時には番号に関係なく即時開扉可能。消防法対応施設でも安心設計。消防検査が入るゲストハウスでよく用いられているのはこれが理由です。
RemoteLOCK施工パートナー(鍵屋さん)もお客様に
「裏口にはキーレックスをつけておいたほうが良いです。万が一RemoteLOCKが故障しても、キーレックスがついていれば電話で番号を伝えることで中に入ることができるので」
とお伝えされ、導入されている事例があります。
製造・鋳造技術の高さ
あくまでも伝聞でしかないのですが、長沢製作所本社工場を見学された鍵屋さんや問屋関係者いわく「スゴイ」。
自社工場内で一貫生産(企画から製造・鋳造・組み立て)されるあたり、技術会社のこだわり・哲学でしょう。
ぜひ一度見学させていただきたいものです。
中の人目線の「(敬意を込めて)ここはこう進化してほしい」4選
KEYLEX(キーレックス)の凄さ同様に進化・追加してほしい機能もあります。同じ暗証番号式錠前を扱っている企業ならではの目線でご紹介致します。
クラウド連携は非対応
履歴取得や遠隔制御などは物理式の限界。ここは我々のようなスマートロックの出番。
でも、RemoteLOCKチーム中の人としては、むしろここに入りこまない企業美学もあるのではないかと思っています。(その分野でナンバーワンのランチェスター戦略です)
設定変更は慣れが必要
クイックナンバーチェンジ未対応機種では、暗証番号変更やモード切替は裏蓋を外して行う機種もあり、施工慣れがないと少し難解かもしれません。
でも、機械式だからこそ全鍵屋さんが認めるメリット(壊れない)があります。
外観意匠がやや無骨
これはあえての武骨さかもしれませんが、デザイン住宅などでは敬遠されがち。
でも、この無骨さがキーレックスの堅牢性の象徴だと思っておりますので、個人的にはそのままでいてほしいと思っています。
最近、キーレックスマンが登場していない
- 出典 :
- Facebook公式:キーレックスマン
2017年にゆるくないキャラクター(正義のヒーロー系)が登場したのですが2018年を最後に姿を消しています(>_<)
RemoteLOCKビジネス開始時(2017年)、中の人たちで楽しんでいたので今後復活が待たれます。
参考
【最後に】RemoteLOCK中の人からコメント
キーレックスは、単なる物理式テンキーロックではなく、「思想の塊」です。
RemoteLOCKはクラウドとIoT技術で新しい鍵・錠の未来を目指していますが、キーレックスのように、現場と人を見据えた思想を宿すことが、技術の原点であることを、忘れてはならないなと改めて思いました。
皆様が街なかでキーレックスを見かけたとき、 「あ、鍵屋さん推しの錠前だ!」と思っていただけたら、幸いです。
最後にRemoteLOCKの宣伝です。
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