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公開日2025.12.01

【新機能】RemoteLOCKの利用シーンをさらに拡大!ネット環境が不安定でも使える新機能「アルゴリズムPIN」登場

RemoteLOCKは、世界で初めてWi-Fi接続を採用したスマートロックとして高い信頼を獲得し、ホテルや民泊、店舗、公共施設など幅広い業界で活用されています。しかし一方で、「施設の構造上ネット環境を整えるのが難しい」「Wi-Fiが不安定でも時間指定PINを使えたら便利」という声も寄せられてきました。そこで登場したのが、新機能「アルゴリズムPIN」です。クラウド管理の利点はそのままに、ネット環境に依存せず柔軟に運用できる緊急時対応の仕組みを実現。

1分でわかる!この記事の要約

  • アルゴリズムPINとは
    オフライン対応の期間限定PINコード機能です。クラウド側で暗号化アルゴリズムに基づきPINを生成し、ロック本体はネット接続なしに同じアルゴリズムで認証を行うため、ネット環境が不安定でも指定期間内での解錠が可能になります。「開かない」トラブルを防止します。
  • アルゴリズムPINの活用シーン
    公共施設、山間地、工場・倉庫、民泊など、ネット環境に課題があるあらゆる場所で活躍。直前予約や緊急時の対応も、遠隔からPINを即時発行することでスムーズに対応可能です。
  • アルゴリズムPINの運用と特徴
    有効期間の設定や、覚えやすいカスタムPINへの変更が可能。また、複数のドアや拠点を同一PINで解錠する運用も実現し、柔軟なアクセス管理を可能にします。
  • アルゴリズムPINの設定方法
    有効化・無効化の設定方法をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

アルゴリズムPINとは?

通常の「期間限定PINコード」の発行と利用
通常の「期間限定PINコード」の発行と利用

「アルゴリズムPIN」の発行と利用
「アルゴリズムPIN」の発行と利用

アルゴリズムPINは、オフライン対応の期間限定PINコード機能です。アルゴリズムPINが動作する前にロックへの同期が必要なく、クラウド側で暗号化アルゴリズムを使用してアクセス情報を格納させたPINコードを生成し、ロック側はクラウド側と同じアルゴリズムでアクセス情報を照合し認証します。

通常の期間限定PINコードはクラウドと通信して発行され、ドアを解錠できますが、アルゴリズムPINではネットワークに接続していないオフライン環境下でも、指定期間内で解錠が可能です。インターネットが不安定な環境や、緊急時の対応に最適なソリューションです。

「設定だけオンライン」「運用はオフライン」という仕組み

一度クラウド上でPINを発行すれば、その後は通信に接続していなくてもロック本体がPINを認識します。これは、これまで事前設定できる緊急用PINコードやローカルPINとは異なり、指定時間だけ有効になるセキュアなコードという点が特徴です。

この仕組みにより、ネット環境が限られる施設、予定外対応(直前予約など)、緊急時の対応など、あらゆるシーンで柔軟かつより安心して利用できるようになりました。

アルゴリズムPINでできること

鍵本体がオフラインでも利用可能

クラウド上で一度PINを発行すれば、鍵本体がネットに接続していなくても解錠できます。通信トラブルやWi-Fi障害時でも確実にアクセスでき、「開かない」トラブルを防止します。

有効期限の設定が可能

PINごとに有効期間を指定でき、期間が過ぎると自動で無効化されます。たとえば「11月10日15時〜11月12日10時」などの設定が可能です。滞在期間や作業スケジュールに合わせた柔軟な運用が行えます。

オンラインとオフラインのハイブリッド運用

RemoteLOCKが持つクラウドとサービス連携の便利さを活かしつつ、ネットが不安定な場面でも安心して使える――オンライン×オフラインのハイブリッド運用が実現します。

あわせて読みたい記事

アルゴリズムPINが活躍するシーン

アルゴリズムPINが活躍するシーン

民泊・宿泊施設

🔹よくある課題

  • 1. ネットが不安定な地域で、同期がうまくいかず正しく動作しない
  • 2. 直前予約のゲストへの鍵の受け渡しに手間がかかる
  • 3. チェックアウト後の忘れ物対応が煩雑になりやすい

✅アルゴリズムPINで解決

ネット環境に左右されず、PIN入力だけで確実に入室可能。直前予約でも、チェックアウト後でも、遠隔からクラウドで即時発行でき、緊急対応がスムーズに。

公共施設・オフィス・シェアスペース

🔹よくある課題

  • 1. Wi-Fi設備の設置が難しい
  • 2. 人手不足で、直前予約や時間外の入室対応が難しい
  • 3. 施設利用後の忘れ物対応が煩雑になりやすい

✅アルゴリズムPINで解決

常時ネット接続がなくてもPIN入力で入室できるため、通信制限のある施設でも運用が可能。直前予約にも遠隔から即時対応でき、現場スタッフ不在でもスムーズ。

山間地・離島・電波の届きにくい施設

🔹よくある課題

  • 1. Wi-Fiやモバイル通信が届かず、クラウドとの通信が途切れやすい
  • 2. 事務所から現地まで遠く、緊急時に行って設定変更や解錠対応をするのが大変

✅アルゴリズムPINで解決

アルゴリズムPINは鍵本体で完全オフライン動作が可能。通信環境がまったくない場所でも、あらかじめ生成したPINコードで確実に解錠できます。遠隔地の別荘、山小屋、キャンプ施設などでも安定した運用が可能。

倉庫・工事現場・設備管理スペース

🔹よくある課題

  • 1. 外部の作業員・業者が短時間で頻繁に入れ替わりで出入りするため、鍵の受け渡しが煩雑
  • 2. IoT機能を有する生産設備やモーターの電磁ノイズによりWi-Fiの電波干渉が発生してロック側の同期がうまくいかない
  • 3. 広大な敷地内に複数の建屋・倉庫が点在しており、Wi-Fiが届かない場所がある

✅アルゴリズムPINで解決

アルゴリズムPINを活用すれば、拠点ごと・担当者ごとに有効期限PINコードを割り当て可能に。作業期間が終了すれば自動で失効し、物理キーの管理負担を大幅に削減。ネット環境が不安定な現場でも、確実にアクセス管理が可能に。

ビル・賃貸マンション・管理会社向け

🔹よくある課題

  • 1. 予約なしの当日内覧に対応するのが難しい
  • 2. 緊急時や設備メンテナンス時の外部の人の入室対応に時間がかかる
  • 3. 共用部にWi-Fiがない

✅アルゴリズムPINで解決

現場に行かずに、クラウドから一時的なPINコードを発行できます。内見希望者や業者は指定された期間だけPINで入室でき、期間終了後は自動で失効。緊急対応や突発的な訪問にも柔軟に対応可能。

 

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アルゴリズムPINの運用方法と運用コツ

アルゴリズムPINの有効化

アルゴリズムPINの有効化

Step 1:対応機種を確認
お使いのRemoteLOCKがアルゴリズムPINに対応しているか確認します。

アルゴリズムPINの対応機種(2025年11月現在)

  • RemoteLOCK 500i(KLシリーズ)
  • RemoteLOCK 700i(KLシリーズ)

Step 2~3:RemoteLOCKクラウドでアルゴリズムPINを有効化
アカウントにログインし、「デバイス」設定内の「アルゴリズムPIN(SmartPIN)」オプションをオンにします。

Step 4:PINコードを生成
アクセスを作成する際に「アルゴリズムPIN」を選択し、ゲスト名・有効期間を入力。システムが自動的にユニークなPINコードを生成します。

Step 5:ゲストへ通知
メールやメッセージでPINコードをゲストに送信します。

オフラインで解錠
現地でゲストがキーパッドにPINコードを入力 → 「#」を押すと解錠完了。ネット接続がなくても使用可能です。

有効期限後は自動失効
設定期間が過ぎるとPINコードは自動的に無効化され、再利用されません。

アルゴリズムPINの無効化

クラウドと同期する必要がない機能なのでクラウドでの削除だけでは不十分
クラウド上でアクセス情報を削除しても、PINコード自体は有効期間内であれば引き続き使用可能です。そのため、PINを完全に無効化するには、デバイス本体で「無効化」操作を行う必要があります。

正しい無効化方法
PINを無効化する際は、デバイス側のテンキーに以下の順番でプログラミングコードを入力してください。
# → 128 → # → [10桁のアルゴリズムPIN] → #

アルゴリズムPINの有効期間と特徴

アルゴリズムPINは、機能の利用期間の長さによって、PINコードの設定可能な有効期間や設定可能な開始/終了時刻が異なります。

機能の利用期間
1~32日間
33~365日間
設定可能なPIN有効期間
1時間単位(例:12時間、30時間)
1日単位(例:2日、7日)
設定可能な時刻
開始/終了時刻を整数時刻で設定可能(例:9:00、10:00)
デフォルトは開始日の8時/終了日の20時(整数時刻に変更可能)

アルゴリズムPINの運用Tips

Tip1:覚えやすい「カスタムPIN」に変更できる

RemoteLOCKクラウド上で発行された10桁のアルゴリズムPINをもとに、ユーザー自身で4~8桁の覚えやすいPINを設定できます。
※カスタムPINはクラウド上では確認できないため、管理者側での再確認はできません。

カスタムPINの設定

カスタムPINの設定方法

  • Step 1:クラウドから自動生成された10桁のPINをメールで受け取ります。
  • Step 2:初回のみ「10桁のPIN+#」で解錠します。
  • Step 3:10秒以内に4~8桁のカスタムPINを入力し、「#」を押します。
これで設定完了です。次回以降は、新しく設定したカスタムPINだけで解錠できます。

Tip2:複数ドアや拠点を同一PINで解錠できる

複数のドアや拠点で同じPINで解錠したい場合は、アルゴリズムPINを共通設定し、同じシード番号を指定します。
これにより、同じシードで指定したドア間は同一PINで解錠することが可能です。
※シード番号を設定する際は、クラウドからデバイスへのネットワーク同期が必要です。初期設定の段階で適切な番号を登録しておく必要があります。

同一PIN解錠の設定

同一PINで解錠の設定方法

  • Step 1:RemoteLOCKクラウドにログインします。
  • Step 2:「デバイス」設定内の「アルゴリズムPIN(SmartPIN)」オプションを確認します(チェックを入れ、機能をONにします)。
  • Step 3:シード番号を「0000」以外の4桁に変更します。
この設定を行うことで、同じシード番号を持つRemoteLOCK同士は同一のPINコードで解錠できるようになります。

アルゴリズムPINの運用上の注意点

1. アルゴリズムPINを利用する前に、ロックのファームウェアを更新しておきましょう。

2. 同じロックで、同じ時間帯に複数のPINを発行すると、PINコードが重複します。

3. 定期的にPIN管理ルールやシードを見直し、ログを確認することで不正利用を防げます。

対応機種と今後のアップデート予定

現在対応している機種(2025年11月現在)

RemoteLOCK 500i(KLシリーズ)
RemoteLOCK 700i(KLシリーズ)

今後の対応予定

RemoteLOCKチームは、より多くの機種でアルゴリズムPIN機能を利用できるよう、順次ファームウェアのアップデートを進めています。最新の対応状況については、RemoteLOCKクラウドまたは公式サポートページをご確認ください。

また、通常のPINコード発行と同様に、RemoteLOCK APIを利用してアルゴリズムPINを発行することも可能です。自社システムや予約管理ツールと連携させることで、PIN発行からゲスト通知までを自動化でき、アルゴリズムPINの利便性をさらに高めることができます。

🔗詳しい設定方法やサポート情報は、RemoteLOCKサポートサイトまたはクラウド管理画面をご覧ください。

まとめ

アルゴリズムPINは、ネット環境に左右されない新しいアクセス管理の形です。Wi-Fiが届きにくい場所や、オフライン運用が求められる緊急時の現場でも、アルゴリズムPINを活用することでより柔軟でセキュアな対応が可能となります。

公共施設・民泊・オフィス・工場・倉庫・離島の施設など、どんな場所でも安定して使える――それがアルゴリズムPINの強みです。

「ネット環境が不安でスマートロックを諦めていた」という方も、ぜひこの機会にRemoteLOCKとアルゴリズムPINで、より柔軟で安心なアクセス管理を体験してみてください。

 

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