お役立ち記事

公開日2026.02.13

中の人が本気でスマートロック記事を書いてみた(錠前業界の王者・美和ロック「KEY→Po」編)

宿泊施設やレンタルスペース運営において、もはやインフラとなったスマートロック。
2017年から発売しているRemoteLOCKですが、国内錠前メーカーの王者・美和ロックが投入したスマートロックが「KEY→Po(キーポ)」です。「信頼のMIWAブランドなら間違いない?」「機能やコストはどう違う?」
カタログスペックだけでは見えない、”中の人のネットワークを用いた多方面の声”に基づき、両システムの決定的な違いを徹底比較します。

ハードウェア・耐久性:MIWAの実績が最強!

まず特筆すべきは、ハードウェアとしての完成度です。ここはMIWAに一日の長があります。
やっぱり、すごい。

このブログを読む前に、以下の記事を必ず読んでいただきたいです。

美和ロックの製品品質への徹底的なこだわりが伝わってきます

KEY→Po最大にして最高の強みが、ハードウェアとしての信頼性です。ベースとなる錠前「PiACK Biz」には、美和ロックの技術力が凝縮されています。

塩害も怖くない!「ポッティング加工」の威力

KEY→Poのロック本体(PiACK Biz)は、基盤全体が樹脂で厚くコーティング(ポッティング)されています。
これにより極めて高い 防湿・耐塩害性能を実現しており、「沖縄の塩害地域で他社製ロックが錆びて故障する中、KEY→Poだけはノントラブルで稼働している」という実例があるほどです。さすがです。

たまたま知り合った美和ロック中の人いわく

「沖縄で1年以上の曝露試験を行いました。紫外線が強いエリアなので他社のパネルが変形、ひび割れ等する中でも耐えられるように、なにより塩害にやられないように、検証しました」

この姿勢、リーディングカンパニーの意地、品質への徹底したこだわりを感じます。
以前ご紹介した長沢製作所「キーレックス」も同じ哲学を感じ、日本のメーカーの心意気って素晴らしいなと思います。

トラブルを排除した「完全電池駆動」

電源供給においても美和ロックのこだわりが見えます。
外部電源(ACアダプタ等)からのノイズによるトラブルを避けるため、ロック本体はあえて完全な電池駆動を採用しています。
省電力なZigBee通信を採用することで、安定した稼働を実現しています。

施工・ネットワーク:導入ハードルの高さに注意

thinking woman with question mark on gray wall background

導入可否を分ける最大のポイントがここです。
KEY→Poは「設備」としての工事が求められます。
KEY→Poは「有線LAN」と「コンセント」が必須。さらにゲートウェイ(中継機)はWi-Fi接続不可で、有線LAN接続が必須です。さらに、以下の機器それぞれに電源等の確保が必要です。

電源等の確保が必要な機器

  • ゲートウェイ
    AC100V電源 + 有線LAN
  • ZigBee中継器
    AC100V電源
  • スマートロック
    電池駆動(GatewayとはZigBee通信/約10m以内)

既築ホテル等で、各部屋までLANケーブルを配線するのは大規模リノベーションを除くと大工事となります。これは「手軽に後付け」したいオーナーにとっては大きな障壁です。

【参考】RemoteLOCKはWi-Fiがあれば導入可能!

対するRemoteLOCKは、デバイス本体が直接Wi-Fiに接続します。 電源工事や有線LAN配線が不要なため、既存ドアの鍵交換だけで導入が完了する手軽さは、依然としてRemoteLOCKに強みがあります(^_-)b

設定・セットアップ:一部サービス代行店だけが対応できる難易度の高さ

Too much work tired sleepy young woman sitting at her desk with books in front of laptop computer isolated grey wall office background. Busy schedule in college, workplace, sleep deprivation concept

比較すると、ここもRemoteLOCKに強みがあります。以下、詳細に解説していきます。

KEY→Po:現場設定は困難。「店舗での事前キッティング(準備)」が必須

Are you Ready? written on the road-1

KEY→Poの設定は「施工店用アプリ」と「管理者用ポータル」の2段階構成であるため、施工店(美和ロックサービス代行店)にとって導入ハードルが高めです。もちろん、エンドユーザーにはそれが見えないように施工店がここを吸収しているという側面はありますが、設定費用が見積もりに入ってしまいます。

細かい設定

  • 後戻り不可の仕様
    一度管理者モードに移行すると、初期設定画面には戻れません。設定ミス時のリセット作業が非常に煩雑で「初見泣かせ」だそう。
  • 部屋とデバイスの紐づけ難易度
    初期設定ではMACアドレスの羅列しか表示されず、どの機器がどの部屋か判別できません。数百室ある場合、Excelリスト等で厳密に管理・照合する「事前キッティング(倉庫・店舗での全台設定)」を行わないと、現場での対応は不可能です。

※美和ロックも紐づけの重要性を認識しているため、紐づけ用Excelテンプレートを施工店に配布&事前記入するように指導しています

RemoteLOCK:クラウドで完結するスマートさ

remotelock-cloud

RemoteLOCKはクラウド管理画面がシンプルで、現地のWi-Fi設定からデバイス登録、部屋割り当てまで直感的に操作可能です。
施工店に頼らずに、オーナー自身で設定を完結できるレベルの使いやすさがあります。

また RemoteLOCKはサポート窓口も用意しているため、
お客様にとっては「直接、サービス提供元に問い合わせできる先がある」
RemoteLOCK施工パートナーにとっては「ネットワークやクラウドについて聞かれなくても済む」
というメリットがあります。

コストパフォーマンス:KEY→Poは条件次第で「半額以下」

コストイメージ

ランニングコストについては、設置環境によって評価が逆転します。詳しく解説していきます。

KEY→Po:ドアの密集環境ならコスパ最強

ウェブサイトには掲載されていない情報(2026年1月時点)です。

KEY→Poの月額料金は1,980円ですが、1つのゲートウェイに最大4台のロックを接続でき、追加分は1台あたり+500円で済みます。 (つまり4台だと2,000円+500円×3台=3,500円となる)ドミトリーや長屋のように「1箇所にドアが密集している」環境で、1つのゲートウェイに複数ロックを接続させることができれば、RemoteLOCKの半額程度までコストを下げることが可能です。

ただし、一般的なビジネスホテルのように部屋同士が離れている場合、ZigBeeの通信距離(10m以内、遮蔽物に弱い)の制約から、結局「1ゲートウェイ:1ロック」の構成にならざるを得ないケースがあります。 この場合、ゲートウェイ機器代や工事費がかさみ、シンプルな1台課金のRemoteLOCKに対してコストメリットが出にくくなります。
(条件次第のためウェブサイトには悲観的に「1ゲートウェイ:1ロック」で掲載、見積もりしているのかもしれません)

RemoteLOCK:シンプルだが単価は固定

RemoteLOCKは1台ごとの課金です。 KEY→Poも部屋が離れているホテル等で「1ゲートウェイ:1ロック」の構成にならざるを得ない場合は、コストメリットが出にくくなります。
一方で、機能面ではRemoteLOCKの場合、シンプルで直感的なUIや豊富なAPI連携、柔軟な設定(ユーザー・ゲストのアクセスコントロール、複数拠点への対応、グループ管理機能、権限管理、同時複数個の暗証番号設定、複数施設で連動など)が可能な点が特徴です。また、自動ドアやエレベーター(フロアの不停止制御)などの電気錠が設置されたドアに取付可能なTOBORAと各部屋のRemoteLOCKとの連動により、シームレスな入室管理が可能な点が魅力かと思います。

RemoteLOCKのランニングコストは?

結論:どちらを選ぶべきか?

Double exposure of businessman hand choosing people icon as human resources concept

私たちRemoteLOCKチームは正直不動産・・ならぬ正直スマートロック屋なので一部元も子もないことを言いますが笑、これまでの情報を元に以下のようにまとめました!

【KEY→Po】がおすすめなケース

  • 塩害地域・屋外施設
    沖縄や離島、海岸沿いなど、ハードウェアの耐久性が最優先される過酷環境の場合。
  • 新築・リノベーション
    壁内のLAN配線や電源工事を最初から計画できる場合。
  • ドミトリー・シェアハウス
    1つのゲートウェイで複数の部屋をカバーし、ランニングコストを圧縮したい場合。

※RemoteLOCKも塩害対応した「防錆オプション」を用意しており、沖縄や離島・沿岸沿いなど塩害地域でビジネス開始時(2017年)から7年駆動しているデバイスもありますので、ちょっとだけ補足(アピール)です!

【RemoteLOCK】がおすすめなケース

  • 既存施設への後付け
    配線工事なしで、Wi-Fi環境のみでスピーディーに導入したい場合。
  • システム連携重視
    PMS(宿泊管理システム)や予約サイトとスムーズに連携させたい場合(KEY→PoはAPI連携数で現状やや劣ります)。
  • 運用負荷の軽減
    直感的なUIで、取付の際の複雑な設定なしに運用したい場合。

RemoteLOCKチーム中の人からのコメント

記事作成にあたり多方面にヒアリング・調査させていただいたところ、「ハードウェアの美和ロック」対「ソフトウェアのRemoteLOCK」という構図が明確になったように感じました。

KEY→Poは美和ロックならではの堅牢なボディと、条件次第での低コストが魅力です。他方、導入には「ネットワーク知識のある施工店(美和ロックサービス代行店)」のサポートが不可欠です。
RemoteLOCKは施工・運用の手軽さと豊富なAPI連携で、ビジネス運用の総合力では依然としてリードしていると自負しています。

中の人的には、「美和ロックさんがRemoteLOCKのチップを積んだデバイスを開発していただければ最強だな〜」なんて思ったりしたんですが・・・
)チラ

「建物の環境」と「配線工事の可否」、何より自社にとって最適なオペレーションを見極め、最適なスマートロックが見つかりますよう、RemoteLOCKチーム一同願っております。

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