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公開日2019.10.01

最終更新日2023.11.16

レンタルスペースの売上アップ策、集客手段と予約システム6選

急速に市場を拡大させているシェアリングエコノミーのひとつ、「スペース貸し事業」。事業化したあとの運用、集客や予約受付の対応に苦戦することも少なくありません。そんなときに役立つのが、レンタルスペース事業を手助けしてくれる集客や予約のシステムです。本記事では、レンタルスペース事業の集客や予約受付におすすめの6つのサービスをご紹介します。

レンタルスペース運営における集客や予約受付の方法って?

レンタルスペース事業

レンタルスペース運営における集客や予約受付の方法は様々です。自社サイトは設けずに口コミで広めたり、予約受付も電話やメールのみとするのも、取っ掛かりとしては十分かもしれません。その後、ある程度、稼働するようになったり、集客を伸ばしたい場合は、自社サイトを設けることでネット検索で見つけてもらえるようにしたり、レンタルスペースの検索プラットフォームに掲載することで露出を増やす方法もあります。

このようなレンタルスペースの集客の主要なパターンとして、以下の5つがあげられます。

レンタルスペースの集客の主要なパターン

  1. 口コミやチラシ
  2. 自社サイトや自社のSNS
  3. レンタルスペースのポータルサイトに掲載
  4. 自社サイトとポータルサイトを併用
  5. スペースの運営代行業者に任せる

5つのパターンについての詳しい情報は以下の記事でも詳しく紹介しています。こちらの5つがいまいちピンと来ない場合は、以下の記事をご覧いただくと、わかりやすいかもしれません。

予約サイトを自分で簡単に作れる!おすすめの予約システム3選

コーディングにより自社サイトを作成したり、自社サイト中に予約受付のシステムをゼロから構築するのは初心者にはハードルが高いものです。そんなときに強い味方となるのが、自社で(自分で)簡単に予約システムを作成することができるサービスです。このサービスをつかうとインターネット上でいくつかの設定をするだけで、自社のレンタルスペースや店舗用の予約サイトを作ることができます。そんな驚きのサービスのおすすめ3選をご紹介します。

レンタルスペース運営に欠かせない鍵の管理!
ネット上で手軽に管理できる鍵なら『RemoteLOCK(リモートロック)』
  1. ・予約者ごとに異なる暗証番号を発行可能
  2. ・予約期間外は入室不可に!期間外の不正入室の心配はなし
  3. 『インスタベース』など、予約システムと多数の連携実績!

▼資料(PDF)をダウンロードする

(事例付き) 店舗・時間貸し施設におすすめ! 『RemoteLOCK』の資料はこちら

RESERVA(レゼルバ)

株式会社コントロールテクノロジーが提供する予約システム「RESERVA(レゼルバ)」は、ネット上で登録して、簡単な設定をするだけで予約サイトが作れるサービスです。初期費用は無料

また、ランニング費用が無料のプランもあるため試し使いはもちろん、無料プランでも毎月最大100件まで予約を受け付けることができるため小規模利用にもおすすめです。

何といっても豊富な機能がレゼルバの魅力です。2018年に新たにリリースした機能は50以上。2019年も60以上の機能を実装予定とのことで、その充実ぶりがうかがえます。レゼルバの機能には例えば以下のようなものがあります。

「RESERVA(レゼルバ)」の豊富な機能

  • 予約サイト設定:導入は3分、操作も簡単
  • 独自会員の管理:会員だけが予約できるメニュー設定が可能
  • 顧客管理(CRM):予約が入ると顧客カルテが自動作成
  • オンライン決済:初期0円・月額0円でVISA / Master / JCB 等のカード決済を導入
  • 自動メール・メルマガ配信:受付メール、予約前日のリマインドメール等を自動配信
  • Googleカレンダー連携:予約情報をカレンダーにリアルタイムで情報を反映
  • SEO・アフィリエイト:検索エンジン対策が可能
  • スマートロック連携:予約と連動してリアルタイムで鍵が発行。鍵を簡単に受け渡し

とにかく機能が豊富なため、上にはごく一部の概要しか書けませんでしたが、スペース運営者が欲しいと思う機能は、ほぼ網羅しているのではないでしょうか。顧客カルテの自動作成やメルマガ配信はリピート客の増加にもつながると評判です。また、顧客管理機能では顧客が利用したメニューなどの情報が蓄積され、これらのデータは店舗づくりや顧客向け新サービスを検討する上でのマーケティングデータとして活用することができます。

また、豊富な機能が武器だけに、利用できる業種も300以上と非常に多様。クリニック、スタジオ、サロン、歯科医院、スクール、貸し会議室、スポーツジムなど様々な事業で使われています。実は、当社構造計画研究所の社員向けマッサージ施設の予約システムにもレゼルバが使われています!

利用者にとってもレゼルバのシンプルでわかりやすい画面構成は非常に使いやすく、スムーズな予約につながっています。(以下はレゼルバを使った当社マッサージ施設の予約画面です)

マッサージサービス予約

機能の詳細や料金プランについてはレゼルバの公式サイトをご覧ください。

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ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)

株式会社リザーブリンクが提供する予約システム「ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)」は、業界・業種を問わず「予約管理」にまつわる課題を解決するためのクラウドサービス(ASP・SaaS)です。残念ながら無料で使えるプランはありませんが、デモサイトの検証期間があるため、申し込み前にお試しが可能になっています。

また、最安のプランでも月額10,000円~と他社と比べるとリッチな価格設定になっています。しかしながら、その分サポート体制が充実しており、単なる導入工程の説明だけでなく、顧客ごとの課題に応じたシステム利用の提案を受けることができます。

チョイスリザーブを提供する株式会社リザーブリンクは予約システムのリーディングカンパニーであり、導入実績も3,000件を超えているためその安心感は抜群です。ホームページ上で取り上げられている導入実績としても、日本航空株式会社、株式会社ベネッセコーポレーション、カゴメ株式会社など有名企業が多く名を連ねています。

会員情報を取り扱う企業の場合は特に、社内で設けられたセキュリティ基準と合致するかどうかが気になりますが、チョイスリザーブは利用者が安心して利用できるようにセキュリティへの取り組みが複数なされています。

「ChoiceRESERVE(チョイスリザーブ)」のセキュリティへの取り組み

  • ISMS認証、およびISMSクラウドセキュリティ認証の取得
  • 社内セキュリティ体制:情報セキュリティ教育の実施、ルールの徹底と運用
  • 情報漏えい対策:高い信頼性のあるデータセンター、通信の暗号化
  • 不正アクセスへの対策:不正アクセスをブロック、定期的な脆弱性診断
  • サービスの保守体制:最新情報の提供、厳格な運用体制、バックアップシステム
  • 個人情報保護の取り組み

また、導入検討時にいまいち運用や要望が定まっていない場合にも、チョイスリザーブなら豊富な実績からケースに応じた運用方法や機能の提案をしてくれるようです。丁寧な提案、各種セキュリティへの取り組み、そして、お客様に寄り添って課題解決を目指すサポート体制など、導入前から運用後までの安心感で選ぶならチョイスリザーブがおすすめかもしれません。

セキュリティ対策やサポート体制の詳細はチョイスリザーブの公式サイトをご覧ください。

Coubic (クービック)

クービック株式会社が提供する予約システム「Coubic (クービック)」は、ネット予約決済、月謝集金、顧客管理などを一気通貫して提供する予約システムです。業種に合わせたテンプレートが用意されているため、初めてでも簡単に予約サイトを作成できます。料金は無料プランもありますが月間予約件数 が10件までと少なく、こちらはあくまで試し使い向けのプランと言えます。

クービックには管理者向けのスマートフォンアプリがあります。このアプリではお客様からの予約状況が一目でわかることはもちろん、アプリのプッシュ通知により予約をリアルタイムに把握することができます。パソコンやスマホのブラウザを使わずに済むため、出先や自宅でも、アプリを介して手軽かつリアルタイムに予約状況を把握できる点はクービックならではのおすすめポイントです。

店舗向けアプリ「Coubic (クービック)」

管理者向けとは別に会員向けのクービックアプリもあります。こちらは、アプリの利用者が、お出かけ、遊び、体験、など、様々なジャンルの中から会員カードを登録することで、ジャンルごとにサービスを検索し、アプリ上でサービスの利用予約まで可能です。クービックを使っているレンタルスペースや店舗の運営者は、本アプリからの集客も期待できます。

サービスやアプリの詳細についてはクービックの公式サイトをご覧ください。

おすすめのレンタルスペースの予約ポータルサイト3選

前項では自社専用の予約システムを簡単に作成できるサービスを紹介しました。自身でカンタンに予約窓口を設けることができ、さらには、顧客管理や決済機能による集金の自動化ができるなど、至れり尽くせりのサービスなのですが、集客はあくまで自力で行う必要があります。そうです、予約サイトだけ設ければ、あとは利用者が勝手にサイトに集まる!というわけにはいかないのです。

「レンタルスペースを自力で宣伝・集客するのは難しそう」「自社サイトで予約を受け付けているが、稼働率が悪い」などの悩みを解決してくれるのが、本項で紹介する予約ポータルサイトです。

異なる事業者が提供する多数のレンタルスペースがプラットフォーム上に一堂に会しているため、レンタルスペースの検索にはこのポータルサイトが使われることが多く、事業者は掲載しているだけで自分のスペースの宣伝をすることもできます。そんな予約ポータルサイトのおすすめ3選を紹介します。

Instabase(インスタベース)

株式会社Rebaseが提供する検索・予約プラットフォーム「Instabase(インスタベース)」は、全国にある6,000件以上のレンタルスペースを簡単に検索・予約ができるプラットフォームです。利用者は予約時にクレジットカード払い等の支払い方法を選択し、あとは当日にスペースを利用するだけです。

会場タイプは、レンタルスペース、貸し会議室、撮影スタジオ、レンタルキッチンなど様々。タイプや地域、日時からスペースを絞り込み検索できることはもちろん、夏ならBBQ付きスペース、秋はハロウィンパーティーにおすすめのスペースなど、季節ごとのおすすめスペースをまとめて紹介してあったりと、スペースの利用者にも親切なプラットフォームです。

インスタベースは豊富な掲載数や、ゲストとホストそれぞれに役立つノウハウや情報をブログで提供していることなどが特長ですが、それ以外にも多様なサービスとの連携が魅力でもあります。

サービス連携の主な例として、Google カレンダーとの連携が可能です。複数の窓口で予約受付をしている場合、何かしらの方法で予約情報の一元管理をしないとダブルブッキングのリスクがあります。この一元管理に使えるのがGoogle カレンダーであり、インスタベースなら連携機能を使うことで、インスタベース経由の予約とGoogle カレンダーに作成された予約(予定)を相互に反映することができます。インスタベース以外で受け付けた予約でも、Googleカレンダーに予定が入れば、自動的にインスタベースの空満情報も更新されるため、常に正確な空室状況をお客様へ提示できるのです。

また、インスタベースを展開する株式会社Rebaseは2018年に「マーケットプレイス構想」を発表し、インスタベース上に「マーケットプレイス」を設け、レンタルスペースを運営していくために必要な商品やサービスを提供しています。レンタルスペース事業者はこの「マーケットプレイス」を利用することで、簡単にレンタルスペースの運営に必要な設備やサービスを手配することが可能になっています。

2019年3月には、清掃代行サービス「CaSy(カジー)」および、クラウド録画型防犯カメラ「safie(セーフィー)」がマーケットプレイスに追加され、レンタルスペース運営にありがちな清掃やセキュリティの課題解決に貢献しているようです。

「Instabase(インスタベース)」マーケットプレイス参画企業一覧

  • 株式会社大塚家具(家具、インテリア)
  • 株式会社構造計画研究所(スマートロック)
  • 47インキュベーション株式会社(オフィス家具)
  • 株式会社CaSy(清掃代行)
  • セーフィー株式会社(クラウド録画型防犯カメラ)

「人と場所のマッチング」を掲げる株式会社Rebaseは、ユーザーが空間を見つけることを支援するだけでなく、そこから派生する出会いや活動を支援することを大切にしています。また、マーケットプレイスの取り組みからもわかるように、スペースを運営する事業者と、事業者を支援する各種ソリューションを結びつけることにも力を入れており、ゲストとホストの双方に優しい予約プラットフォームであると言えます!

サービスの特長や掲載イメージの詳細についてはインスタベースの公式サイトをご覧ください。

予約システム「Instabase(インスタベース)」公式サイト

あわせて読みたい記事

SPACEMARKET(スペースマーケット)

株式会社スペースマーケットが提供するレンタルスペース予約サービス「SPACEMARKET(スペースマーケット)」は、オフシーズンの球場や平日の結婚式場など、国内外の多様なスペースを貸し借りできるサービスです。スペースマーケットへ掲載されているスペースを活用することで、これまでにはなんと、「映画館で社員総会」、「お寺でキックオフミーティング」などの変わったユーザー体験が行われてきているようです。

また、イベントページの作成や会場探し、参加者管理などが手軽に行えるイベント幹事向けサービス『スペースマーケットEVENT』や、イベント企画やパーティーなどに関するノウハウやお役立ち情報を紹介する『スペースマーケットMAGAZINE』など、スペース予約以外のサービスも充実しています。

スペースマーケットは時間貸しプラットフォームサービスの中では掲載数が日本最大です。(掲載数11,863件 ※2019年9月時点。スペースマーケットWebサイトより)会議室やパーティールームといった比較的スタンダートなスペースはもちろん、一日スナックにおすすめのスペース、流しそうめんができるスポット・スペースなど、一風変わったスペースまで、豊富なタイプの空間が掲載されています。

当然ながら、スペースを探す利用者は掲載数やスペースのタイプが豊富なプラットフォームを好んで使うため、人気の高いプラットフォームに掲載するほうが露出が増えて、集客にもつながりやすいといえます。(もちろん、掲載数が多い分、競争も激しくなるのですが…)

また、スペースマーケットは法人向け管理サービス『スペースマーケットBUSINESS』も展開しています。法人アカウントでは、社員の予約・利用・支払いを企業や部署単位でカンタンに管理することができ、スペースの利用料は会社にまとめて請求も可能です。

法人向け管理サービス『スペースマーケットBUSINESS』

このように法人向けサービスも充実したスペースマーケットならビジネスユーザーの獲得にもつながるかもしれません。サービスの特長や掲載イメージの詳細はスペースマーケットの公式サイトをご覧ください。

Spacee(スペーシー)

株式会社スペイシーが提供するレンタルスペース予約プラットフォーム「Spacee(スペーシー)」は、貸し会議室・レンタルスペースを格安で予約できるプラットフォームであり、ビジネスにおけるミーティングや各種イベント、デスクワークなどを目的としたスペースが中心に掲載されています。

貸し会議室やコワーキングスペースなどビジネス利用に秀でた予約プラットフォームと言えばスペイシーです。株式会社スペイシーは「個人のポテンシャルを発揮できるワークスペースを提供する」をミッションとしており、会議室であれば1時間500円~、デスクなら1時間100円~といったように格安で利用できるスペースも多く掲載されています。

取り扱いスペースは首都圏を中心に約5,000室の会議室や研修施設・イベントホール等、また約40箇所1,000席のワークスペースがあり、ビジネスパーソンを中心とした会員数は21万人を突破しています。

2019年7月には1時間100円で利用できるコワーキングスペース『100円スペイシー』を東京都内19駅周辺でサービス提供開始し、社外で作業場所を確保したいビジネスパーソンに好評のようです。近年、働き方改革の動きも加速する中で、リモートワークがますます普及するとこうした手軽に利用できるコワーキングスペースのニーズも高まるかもしれません。

spacee100円

会議室や研修施設等のビジネス向けのスペースであればスペイシーに掲載することでターゲットとなるビジネスパーソンにダイレクトにアプローチでき、スペースの稼働率向上につながるかもしれません。

サービスの特長や掲載イメージの詳細についてはスペイシーの公式サイトをご覧ください。

【まとめ】予約システム、予約プラットフォームの特長整理&比較がポイント!

事業化

本記事ではレンタルスペース事業でおすすめの集客や予約システム6選をご紹介しました。自社で予約システムをゼロから構築したり、運営をスタートさせてすぐに稼働を最大化させるのは簡単ではありません。どちらもそれなりの時間と労力、そしてコストがかかります。

そんな時に、手間なく低コストに予約窓口を設けたり、スペースの集客力を高められるツールが本日ご紹介した6つのサービスです。まずは本記事を足掛かりに、各サービスを詳しく比較検討してみてはいかがでしょう。

レンタルスペース運営に欠かせない鍵の管理!
ネット上で手軽に管理できる鍵なら『RemoteLOCK(リモートロック)』
  1. ・予約者ごとに異なる暗証番号を発行可能
  2. ・予約期間外は入室不可に!期間外の不正入室の心配はなし
  3. 『インスタベース』など、予約システムと多数の連携実績!

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(事例付き) 店舗・時間貸し施設におすすめ! 『RemoteLOCK』の資料はこちら

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