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公開日2023.01.27

最終更新日2023.11.16

無人運営のインドアゴルフ施設におすすめの予約システムとは?

コロナ禍を経た現在、ゴルフ人気が再上昇していることをご存知でしょうか?中でも、24時間無人運営のインドアゴルフ施設が急増しており、若年層のゴルフファンを中心に人気を集めています。今回は、そんなインドアゴルフ施設の現状とその成功を支えている予約システムについて解説したいと思います。

インドアゴルフ施設が人気を集める背景

クラブとボール

2020年初頭にから深刻化した新型コロナ感染症拡大の影響より、人々の間では徹底して三密を避ける新しい生活様式が拡がり、職場では「リモートワーク」や「テレワーク」が普及するなどの現象がみられたことは記憶に新しいところです。

不要な外出を避け、人との接触を避けるライフスタイルが続く中、多くの人が運動不足や人とのコミュニケーション不足を感じた結果、屋外で三密を避けながらストレス解消をはかることのできる健康的な過ごし方としてゴルフへの注目が集まり、人気が高まっているといわれています。

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コロナ禍を経て急回復するゴルフ人気

これまで飲み会などの交際費や観光地への旅行などに向かっていた消費がコロナ禍で抑えられ、その余った時間やお金の使途が、密を避けながら身体を動かせるゴルフへと向かっている、と分析することもできるでしょう。

経済産業省の調査によれば、ゴルフ場の利用者数は、2021年度は1,028万5,659人(前年度比13.3%増)と大幅に増加しており、コロナ前の2019年度(929万7,325人)と比較しても10.6%の増加となっていることがわかります。(出典:経済産業省「特定サービス産業動態統計調査」)

さらに、同じ統計からゴルフ練習場の利用者数をみるとこの傾向はさらに顕著です。2021年度は2,502万4,783人(前年度比12.1%増)、コロナ前の2019年度(1,974万5,303人)との比較では26.7%の増加となっています。

若者と女性のゴルフ人口が増加中

そして、最近のゴルフ人気の特徴の一つとして関係者が指摘するのが、これまでゴルフとは比較的縁の薄かった若年層や女性層におけるゴルフ人口の増加です。実際に、ゴルファーの間からは最近ゴルフ場やゴルフ練習場で若い人を見かけることが多くなったとの声がしばしば聞かれます。それを裏付けるように、総務省統計局が実施した家計調査では、二人以上世帯におけるゴルフプレー頻度は、世帯主の世代別で見た時に、20代~40代の世帯で増加しているとの結果が示されています。

男性ゴルファー

若者の間でゴルフ人気が拡大している理由については、いくつかの分析があります。まず挙げられているのが、ゴルフというスポーツに対する認識の変化です。従来ゴルフは、お金がかかり、若い人が趣味にするにはハードルが高いというイメージでした。

ところが、1990年代後半からプレイフィー(ゴルフ場の利用料金)が徐々に下がり始め、最近はスキーやスノーボードなど他のアウトドアスポーツと費用面で大きな差はありません。今では、ゴルフは誰でも気軽に楽しめるスポーツとして受け入れられるようになったと考えてよいでしょう。

また、新型コロナの感染拡大以降、会食や飲み会など三密の心配のある会合には自粛ムードが強まる一方で、リモートワークなど働き方の多様化が進み、時間と場所の制約にとらわれない社会人が増加しました。その結果、特に時間と体力に余裕のある若年者層の間で、新たな趣味としてゴルフが人気を集めるようになったと考えられています。

さらに、YouTubeなどの普及に伴い、著名人やプロゴルファーが始めたゴルフ動画配信チャンネルが増えたことも若い人の間でゴルフ人気が高まっている要因の一つではないか、との見方もあります。実際YouTubeには、誰でも無料で気軽に視聴できるゴルフレッスン動画が多数配信されており、気になるポイントはスロー再生をしたり、移動中や練習中に「ながら視聴」をしたり、といったことも可能です。初心者向けチャンネルや女子プロによるチャンネルなどもあって、内容もバラエティに富んでいます。

女性ゴルファー

インスタグラムでも、ゴルフをテーマにした投稿で「ゴルフ女子」として人気を集めるインフルエンサーが複数存在していて、若い女性の間でのゴルフブームの引き金となっているともいわれています。このようなソーシャルメディアの影響も、今の時代ならではの傾向といえるでしょう。

急増する24時間無人運営のインドアゴルフ施設

次に、ゴルフ練習場の状況について、さらに詳しく見てみましょう。公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟(JGPA)の統計によれば、2022年10月末現在で、全国のアウトドアゴルフ施設数は2,364施設(前年から31減、前々年から57減)、インドアゴルフ施設数は1,322施設(前年から57増、前々年から287増)となっており、アウトドア施設の減少傾向とインドア施設の増加傾向が顕著に表れています。

インドアゴルフ

アウトドア施設の減少は、大掛かりな施設の老朽化や事業後継者の不在などが主な理由として挙げられており、一方、インドア練習場の増加は、屋内練習用の機器やオペレーションシステムの進化、事業性を見通した新規参入の拡大などが要因であるとされています。また、インドア施設においては、若者や女性の利用が増加していることも見逃せない重要な要素となっているようです。

現在、インドアゴルフ練習場に特に若者や女性の人気が集まっている理由としては、ゴルフ自体への人気上昇に加えて、次のような事項が挙げられています。

インドアゴルフ練習場で若者・女性人気が高まっている理由

  • プライベート性が高く、初心者や女性も周囲の目を気にすることなく練習に集中できる
  • グローブやシューズなどのレンタルが充実していて、手ぶらでも通うことができる
  • 駅近など交通の便が良い施設が多く、仕事や外出のついでに気軽に通うことができる
  • 深夜営業、24時間営業など長時間営業の施設が増えており、自分に都合に合わせて好きな時間に通うことができる

このような傾向を反映してか、昨年あたりから全国各地で24時間営業、無人運営をセールスポイントとするインドアゴルフ練習場が急増してきているといいます。実際に、「インドアゴルフ 24時間」、「インドアゴルフ 無人」などというキーワードでWEB検索をしてみると、多数のサイトがヒットします。それらの多くはインドア施設自身のサイトですが、施設の24時間営業や無人運営をサポートするコンサルティング事業者やシステム事業者の告知も目につきます。

女性スイング

24時間営業とか無人運営といった言葉を聞くと、単純に、「スタッフのやりくりはどうしているのだろう?」、「利用者への対応はどうなっているのだろう?」、「施設を無人にしてセキュリティの問題は大丈夫なの?」などという疑問が頭に浮かびます。そこで次の章では、インドアゴルフ施設の24時間無人運営が可能となっている技術的な側面について述べたいと思います。

最新のテクノロジーが支えるインドア施設の24時間無人運営

一般的なレンタルスペース施設やスポーツ施設などと同様、インドアゴルフ施設においても、利用者の予約管理、利用者の来訪時の対応、施設のセキュリティの確保といった業務は、施設運営上欠かすことのできない必要条件です。従来、このような重要な業務には担当スタッフを割り当て、こまめに対応する、というのが一般的なやり方でした。

しかし、このような属人的な手法では、営業時間が長くなればなるほど、施設の数が増えれば増えるほど、人件費は膨大なものとなり、効率的な経営からはほど遠くなってしまうというのが現実です。ITテクノロジーの進化した今日では、これまで人手に頼っていた業務をシステムに任せ、自動化することで人件費を大幅に削減することが可能となっています。

また、コロナ禍を経た現在では、分野を問わず、できるだけ人との接触を避ける非接触型のサービスが求められるようになっています。システム化を通じて人が介在する場面を減らそうとする取り組みは、時代の流れに沿ったものであるともいえます。

インドアゴルフ施設の24時間無人運営が可能となっている背景には、このようなテクノロジーの進化や社会状況の変化が大きく作用しています。以下、利用者の予約に関する業務、利用者と施設のセキュリティに関する業務に焦点を当てて、具体的に述べてまいります。

IT導入

予約システムの導入で徹底した省人化が可能に

すでに多くのゴルフ練習施設で導入されているのが、利用者がスマホやパソコンから予約することができ、利用者からの予約情報を統合的に管理することのできるオンライン予約システムです。このシステムを導入すれば、24時間いつでも予約受付が可能。スタッフが電話や紙の予約台帳に張り付いておく必要も一切なくなり、人件費が大幅に削減できます

予約の状況は随時システムに反映され、すでに予約で埋まっている時間帯への重複予約をシステムが受け付けることはありません。また、人手による作業ではありがちなケアレスミスの心配もありません

利用者は、基本的にスマホやパソコンから、オンラインで施設の利用可能時間をチェックしながら予約を行ないます。その際、打席などの外観を画像で確認することもできます。変更やキャンセルもオンラインで行うことができますので、利用者はより簡単に気軽に施設を利用できます。

予約システム-1

また、予約システムには、運営者のニーズに合わせてさまざまな機能を追加することが可能です。いくつかのシステムでは、予約と同時に利用料金の決済を行なう、顧客情報を統合的に管理する、集客のためのプロモーションを展開する、セキュリティ上重要となる施設への入退室の管理機能を連結する、など機能を拡張していくことが可能となっています。施設の性質や運営方針に合わせてカスタマイズすれば、効率的な施設運営により大きな効果を発揮することでしょう。

このような背景から、オンライン予約システムは、今では24時間営業無人運営のインドア施設の成功に欠かせない存在になりつつあるようです。

ITを活用したセキュリティシステムなら遠隔でも安心

施設の24時間営業無人運営を考える時、最も気になるのがセキュリティの問題でしょう。予約管理はシステム化によって完全な体制を構築できたとしても、施設への入退室管理や施設内の安全管理までカバーすることはできません。

この課題を解決するため、24時間営業無人運営のインドア施設で導入が進みつつあるのが、ITを活用した入退室管理システムです。これは施設の施錠解錠をオンラインで管理することのできるシステムで、一般的にはスマートロックとも呼ばれています。

このシステムの利用形態の例としては、施設を予約した利用者に施設の入り口を解錠するために必要な暗証番号やQRコードなどが通知され、その利用者だけが予約を行なった時間帯に施設への入室が可能となるというものです。予約のない会員が間違えて入室してきたり、部外者が侵入してくるなどの心配はありませんので、深夜や早朝でも安心して施設を利用できます。

運営者は常時オンライン上で利用者の入退室状況を確認することができ、離れた場所からでも施設のセキュリティ状況を把握できます。その場にスタッフを配置しておく必要はありませんから、人件費の心配をすることなく、安心して施設の24時間無人運営を実現することができます。

RemoteLOCK操作イメージ

最近では、予約システムと一体となって利用者に解錠のための暗証番号などを自動的に発行することのできる便利なサービスも提供されています。

その他セキュリティ面では、ネットワークカメラなどを利用した遠隔監視システムを導入するなどの例も見られます。施設の性質や運営方針に適したシステムやツールを賢く選択し、利用者にも施設にも安全・安心な環境を整備したいものです。

インドアゴルフ施設の無人運営に最適な予約システム3選

ここまで、近年増加傾向にある24時間無人運営のインドアゴルフ施設の現状について、包括的に述べてまいりました。本章ではより的を絞って、今おすすめのオンライン予約システムとその概要をご紹介したいと思います。

ゴルフスクール・練習場に最適化されたシステム / ASG School

AnotherShotGolf株式会社が提供するASG Schoolは、ゴルフスクール・練習場に最適化された運営管理システムです。レンタルスペースやカルチャースクール、フィットネスジムなどを全般的に網羅する汎用的な予約システムは多数存在しますが、このシステムはユーザーをゴルフ施設に特化する形で設計されています。このため、ゴルフならではのニーズに対応したさまざまな機能を備えている点が大きな特徴となっています。

ベーシックな機能としての予約管理や会員管理はもちろんですが、練習中の動画や画像の登録機能、インストラクターとのコミュニケーション機能、レッスン動画の配信機能など、利用者の技術向上に役立つ機能が満載されています。ユニークなところでは、インストラクター間の情報共有機能もあり、施設全体のレベル向上に配慮が行き届いている点も見逃せません。

また、弊社の「RemoteLOCK」とも連携しています。利用者には、予約時に予約時間帯のみ有効な入室用の暗証番号を自動発行し、アプリなどで通知することができるようになりました。また、運営者は常時オンライン上で施設の入退室状況を管理することができます。これらの機能を活用すれば、利用者の利便性の向上と施設運営の効率化を同時に実現することが可能です。

抜群の実績、優れたユーザーインターフェイス / STORES 予約

STORES 予約 はSTORES 株式会社が提供する予約システムで、サービス提供開始から今年で9年目を迎えます。業界の中でも比較的歴史があり、実績のあるシステムといえるでしょう。130,000社以上(累計)の企業に導入されており、取引先には大手のフィットネスクラブやゴルフスクールも含まれています。

STORES予約は、オンライン予約に加えて決済機能を有しており、また、支払い条件などの顧客情報も合わせて統合的に管理できるなど、充実した機能を備えています。また、利用者はLINEからも予約やキャンセルができ、管理者は管理用のアプリを利用すればスマホから予約や顧客情報の確認を行なうことができますので、ユーザーインターフェイスに優れた、誰にでも使いやすいシステムであるといえます。

ゴルフ関連施設にも積極的に対応しており、顧客を惹きつけるサイトの作成、新規集客や顧客のリピーター化につながる施策など、システムの機能を活かしながら、ゴルフ業界ならではのニーズにあわせた提案を行なっています。

このSTORES 予約 も、RemoteLOCKと連携を行なっており、この連携を活用すれば、STORES 予約を通じた予約受付と同時に、施設入室用の暗証番号(予約時間のみ有効)を自動で発行・通知することが可能になります。

施設の無人管理に適した機能が満載 / SMASSO Reserve

SMASSO Reserveは、シェアスペースをはじめとするサービス無人化を推進する株式会社スペースコネクトが提供する予約システムです。予約システムとしては、標準装備として決済機能(クレジットカード、PayPay、コンビニ後払い、請求書払いに対応)が搭載されている、予約画面に自社のヘッダー、フッターを組み込むことができるなどデザイン性に優れている、クーポンコードを発行できプロモーションとの連動が可能、などの点が特徴として挙げられます。

加えて、QRコードを貼ることで、予約のない飛び込み客からその場で料金徴収、その場ですぐに利用開始できる「SMASSO Reserve for ドロップイン」(2022年3月リリース)、施設ごとに独自のサブスクプラン(定額課金プラン)を生成することができる「SMASSO Reserve for サブスクリプション」(2022年5月リリース)など、他社には見られないユニークなサービスを次々とリリース、業界でも注目を集めています。

SMASSO Reserve for サブスクリプションによるサブスクプランの一例

もともと同社は、施設運営の無人化を目的として、利用時間の管理、室内環境(空調・照明機器等)の制御、利用者へのリアルタイムな情報伝達などの機能を備えたIoT端末機器SMASSOの販売を行なっています。予約システムSMASSO Reserve とあわせて利用することで、より利便性の高い施設運営が可能です。

なお、弊社のRemoteLOCKはこのSMASSOとも連携を開始しています。こちらを連動させれば、利用状況に応じて施設のドアの開閉を制御(ドアの開閉に必要な暗証番号の延長や無効化など)することも可能になり、セキュリティの面でも安心です。

【まとめ】賢いITの活用がインドアゴルフ事業成功の秘訣

以上、いかがでしたでしょうか?コロナ禍を経て、特に若年層や女性を中心に高まるゴルフ人気、現在増加しつつある24時間無人運営のインドアゴルフ練習場と、その運営を支えるITシステムについて述べてまいりました。加えて、施設運営の省人化・無人化に効果を発揮するおすすめのオンライン予約システムをご紹介させていただきました、

今回は紹介しきれませんでしたが、この他にもまだまだインドアゴルフ施設の運営に役立つ優れたシステムやITツールが各社から数多く提供されています。事業者の皆さま、新規参入を検討しておられる皆さまには、各社のWEBサイトなどを通じて、さらなる情報収集に取り組まれることをおすすめします。なによりも、施設の性質や運営方針にマッチした賢いシステムの選択と活用が事業の成功につながると確信しております。

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