【最短10分で利用可能!】QRコードで入室できる加瀬のトランクルームとは?
株式会社加瀬倉庫様が運営する「加瀬のトランクルーム」では、QRコードを使った入退室管理システムを導入しています。本記事ではQRコードを使った入退室管理について、申し込みから約10分で利用可能になる加瀬のトランクルームの利用メリットとともに、その仕組みをご紹介します。
加瀬のトランクルームとは?
トランクルームの市場は年々増加しているのをご存じでしょうか。2018年の国土交通省のデータによると、トランクルームの市場規模は2007年の統計と比較すると10年で2.4倍に拡大しており、この傾向は当分続くとしています。現在、トランクルーム市場にはさまざまな企業が参入していますが、中でも株式会社加瀬倉庫が運営する「加瀬のトランクルーム」は、QRコードを使った入退室管理システムを導入し、注目を集めています。
横浜に本社を構える加瀬倉庫様が運営する加瀬のトランクルームは、関東を中心に日本最大級の1,700カ所、75,000室以上のスペースを展開されています。拠点数が多く、さまざまなタイプの中から選択できるので、目的に合ったトランクルームが探しやすいことでも人気を博しています。
最近では、お申し込みから最短10分で利用が可能になるキーレスのトランクルームの運営を開始したり、インターネット契約やネット上でスペースの内覧ができたりと、積極的にトランクルームの新しいカタチを提案しています。
トランクルームとは
自宅や会社の収納の延長として、荷物を預けるスペースや施設をさします。シーズンオフの衣類や寝具・家電製品、趣味で集めた書籍やコレクションなどの保管場所として、または引っ越しや海外赴任の際の家財道具の一時保管場所として、都市部を中心に利用されています。
もともとは、倉庫業者が営む「法人向け倉庫」から派生しており、昭和50年ごろから個人向けのトランクルームが広まったとされています。現在では主な利用者の9割が個人となっています。
ビル全体や建物の一部がトランクルームになっている屋内型タイプや、空き地などに設置したコンテナを利用する屋外タイプもあり、広さもさまざまです。他にも、ガレージ倉庫やバイク専用の大型スペースのタイプもあります。
QRコードでトランクルームが利用可能に!?
- ▲加瀬のトランクルーム港北区北新横浜の入口部のQRコード解錠
加瀬倉庫様では2021年8月より、QRコード対応の入退室管理システムを使用したトランクルームの運営を開始しました。それによって、経営側とお客様双方にとって大きなメリットが生じ、トランクルームの付加価値も向上しています。
QRコードを導入されるまでの経緯と、導入メリットをご紹介しましょう。
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QRコード対応入室管理システムを導入した経緯
もともと加瀬のトランクルーム(屋内型の場合)では、契約の際にカードキーを対面もしくは郵送でお渡しされていました。他方で、お申込みはWEBや電話が大多数を占め、コロナ禍以降は対面での契約を休止していることもあり、カードキーのお渡しは郵送がメインとなっていました。
ところが、郵送だと、申し込みから利用開始までに最大2日ほどかかるため、すぐに利用したいお客さまに対応できないこともありました。
さらに、多い月で500件ものお申し込みに対し、その都度カードキーを郵送する作業は必要以上に手間と時間がかかります。また、紛失の際は再発行して郵送しなおす作業もあり、物理的な「鍵」の対応に課題が生じていました。これらの問題を解決すべくカードキーに変わるものとして導入したのが、QRコード対応の入室管理システムなのです。
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QRコードを使った入室管理システムとは
QRコードを使った入退室管理システムとは、カードキーなどの物理的な鍵の代わりに、QRコードをエントランスなどに設置した読取りリーダーにかざすことで解錠するシステムのことです。
お客様がインターネットを使ってトランクルームの申し込みをすると、所定の手続き完了後、メールでQRコードと使用方法などの案内が送信されます。トランクルームを利用する際は、メールで届いたQRコードをエントランスの読取りリーダーにかざすことで扉を解錠できるようになります。
従来のシリンダーキーやカードキーではなく、QRコードを使うことで鍵の受け渡しや郵送作業がなくなり、最短10分でトランクルームの利用が可能となったのです。
お客様の使用開始までの流れ
◎この一連の流れが最短10分で可能となります
- お客様がインターネットでトランクルームを検索し、好みの立地や部屋のタイプを選択する
- 所定の手続きを行ったあと、登録したメールアドレス宛にQRコードが記載されたメールが届く
- トランクルームがある建物のエントランスに設置された読取りリーダーにQRコードをかざす
- トランクルーム利用開始
QRコード対応入退室システムを取り入れるメリット
加瀬倉庫様ではQRコードの生成やメール送付は、別途システム開発した自社の予約管理システム上で行っておられ、予約受付からQRコードの案内まで完全に自動化されています。
また、QRコードの読み込み情報もすべて把握・管理できるので、トランクルームの利用状況や不正利用なども把握でき、セキュリティアップにも貢献します。
他にも、次のようなメリットがあります。
- QRコード解錠の運営者側のメリット
- 物理的な鍵ではないので、手渡しや郵送などの手間やコストがかからない
- お申込みから利用開始までほぼ自動的に業務が進み、効率が良い
- 入退室管理に関わる業務コストを削減し、そのコストや時間をお客様やサービスに還元できる
- 鍵の持ち歩きがなくなるで、紛失や盗難などのリスクがない
- QRコードの再発行も、システム上で素早く簡単にできる
- クラウド上でリアルタイムに解錠・施錠でき、対面での対応がほぼなくなる
- QRコード解錠のお客様のメリット
- 物理的なキーを持ち歩く必要なくなるので、鍵の管理などの煩わしさがない
- 最速10分で利用可能になるので、利用したいときにスピーディーに使える
- 対面での鍵の受け渡しがなく、人と接触せずに利用できるので、感染症の心配が少ない
そして、加瀬のトランクルームのQRコード対応入退室管理システムは、当社株式会社構造計画研究所が提供する『TOBIRA(トビラ)』が採用されています。
『TOBIRA』とは施設のエントランスなどの自動ドアや電気錠をクラウドで制御、管理することができるシステムで、管理者はオンライン上で解錠権限(QRコードや暗証番号など)の登録、変更、削除ができます。さらに、システム上から遠隔で施錠・解錠したり、入退室の状況や履歴管理も可能で、施設運営における無人化や遠隔管理を安心かつ強力にサポートします。
- 『TOBIRA』の導入メリット
- 既存の自動ドアや扉を手軽にクラウド管理化できる
- 暗証番号、QRコード、カードキーなど用途や目的に合わせてマルチな認証方法から選べる
- QRコードと暗証番号/カードキーと暗証番号のように認証方法を併用できる
- 履歴管理、遠隔解錠、API連動など充実の機能がありながらランニングコストが安価
- ドアだけなくエレベーターや駐車場ゲートなどアクセスのあるさまざまなシーンで対応可能
このように、QRコード対応の入退室管理システムの導入は、トランクルームの鍵の受け渡しや管理作業などの負担を無くすだけでなく、遠隔・多拠点の利用状況も随時把握することが可能になります。それによって、わざわざ現地に赴かなくても、少人数できめの細かいサービスを提供することができるのです。
お客様にとっても、「利用したい」と思ったらすぐに利用が開始できるので、他にはない利便性を感じてもらいやすくなります。最短10分で利用可能になることや、鍵の持ち歩きや保管が必要ないということ、非対面で利用ができるという点は、競合業者との差別化にもなり、お客様への大きなアピールポイントになるでしょう。
【まとめ】QRコードでトランクルームが利用できる加瀬のトランクルーム
いかがでしたでしょうか。近年都市部では、住居スペースが狭小する傾向である代わりに、荷物の収納場所としてトランクルームの需要が伸びています。トランクルームに限らずさまざまなスペースビジネスにおいても、鍵の受け渡しや管理について課題を抱えているケースも多いのではないでしょうか。加瀬のトランクルームが導入した、QRコード対応の入退室管理システム『TOBIRA』は物理的な鍵の問題を一気に解決します。
そして、今回、QRコード対応の入退室管理システムを採用した目的や、TOBIRAの導入の過程、活用メリットなどについて、加瀬倉庫様に直接お話を伺うことができました。
より詳しい情報は、加瀬倉庫様へのインタビュー記事をご覧ください!
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