ビジネス向けスマートロックを選ぶ7つのポイントを解説!
本ブログでは、スマートロックを用いた新たなビジネスを検討する際に絶対に見てほしい、ビジネス向けスマートロックを選ぶ7つのポイントを解説します。
ビジネス向けスマートロックのタイプとは?
みなさんは"スマートロック"を知っていますか?スマートロックとは、通信機能を持った"カギ"です。カギは、他人に渡すと複製や紛失されるリスクがあります。スマートロックは通信により、アクセス権限やカギを開閉できる期間、回数を制限することができるため、第三者にカギを共有しても、不正利用がされづらいメリットがあります。2015年以降、スマートロックを活用して、部屋に入室する人を遠隔・無人で管理する新しい形態のビジネスが盛んに行われるようになりました。この記事ではビジネス向けスマートロックを選ぶ7つのポイントについてご紹介します。
まずはじめに、スマートロックは主に3つのタイプに分かれています。
スマートロックの主な3タイプ
- 解錠タイプ
スマートロックの開け方です。大きく分けて、番号を押す、カードをかざす、スマートフォンのアプリで開ける3つのタイプがあります。 - 設置タイプ
スマートロックをドアに設置する方法です。大きく分けて、今のカギと交換する、カギを追加で取り付ける、今のカギにテープで貼り付ける3つのタイプがあります。 - 通信タイプ
スマートロックの通信方法です。大きく分けて、Wi-Fiと直接接続ができる、bluetoothでゲートウェイを中継してネットワークに接続できる2つのタイプがあります。
スマートロックは、運用用途に適したタイプを選ばなければいけません。各タイプは、運用用途(ビジネス向け、個人向け利用)に分けると以下の図となります。
ビジネス向けスマートロックのタイプ
- 解錠タイプ:暗証番号、ICカード
- 設置タイプ:交換型、工事型
- 通信タイプ:Wi-Fi型
個人向けは、「買い切り製品で廉価にIoTライフを実現」したい方におすすめです。一方、ビジネス向けは、「ビジネスシーンに合わせて、多数の人の出入りに耐えられる機能性や信頼性が必要」になります。
ビジネス向けスマートロックを選ぶ7つのポイント!
具体的にスマートロックを選ぶ際にどのようなポイントが有るのでしょうか?詳細を見ていきましょう!
カギの開け方がシンプルなものを選ぼう!
ビジネス向けスマートロックは、カギの開け方がシンプルで分かりやすいもの、誰でも直感的に操作ができるものを選ぶのがポイントです。利用者も管理者も、カギ一つ開けることに時間をとられたくありません。なるべく"開け方の問い合わせ"をされないスマートロックを選ぶことが大切です。
カギの開け方一つで、日々の業務での手間が大幅に変わり、導入後の事業効率に大きなインパクトが出てきます。
カギは頑丈に取り付けられるものを選ぼう!
ビジネス向けスマートロックは、カギが頑丈に取り付けられるもの、簡単にはがれたりズレたりしないものを選ぶのがポイントです。スマートロックには、取り付けがしやすい!工事費がかからない!とうっている製品があります。個人向けの利用ではとても良いポイントですが、ビジネス向けでは大きな落とし穴でもあります。
スマートロック自体が外れやすく安定して鍵が開かないことは、利用するお客さまがいるビジネスシーンでは大きな損失となります。ビジネス向けスマートロックの取り付けは、中長期的な運用を見据えてしっかりと設置できるものがおすすめです。
カギの取り付け方一つで、スマートロック導入に期待する「事業効率化」の効果が安定、長期的に望めます。
カギは直接通信できるものを選ぼう!
ビジネス向けスマートロックは、本体が直接ネットワークと通信できるものを選ぶのがポイントです。通信機能を持つスマートロックは、様々な通信方法があります。ビジネスシーンでは、なるべくシンプルな通信と機器構成 を選んでください。理由はサポートやトラブル対応のしやすさが違うためです。
bluetoothで通信するタイプのスマートロックは、ネットワークに接続する際にゲートウェイが必要になります。スマートロック、ゲートウェイ、ルーターの3つの機器のうち、どの機器が原因なのか、複合的な原因なのかとトラブル対応が複雑になります。スマートロックはスマートフォンから操作をするタイプも多いため、原因特定は更に困難を極めます。
Wi-Fiと直接接続するスマートロックであれば、接続するWi-Fiを変えてみるだけで、スマートロック自体の不良なのか、Wi-Fiルータに問題があるのか、原因特定がしやすい点が特徴です。
カギの通信、機器構成一つで、トラブル対応にあてる時間を短縮し、より付加価値の高い業務に集中して取り組めます。
カギは通信切断時も運用できるものを選ぼう!
ビジネス向けスマートロックは、通信切断やネットワークトラブルなどの緊急時もカギが開けられるものを選ぶのがポイントです。
利用のたびに通信してリアルタイムで解錠する方法は、一見便利なように思えるかもしれません。しかし、通信切断やネットワークトラブルなどが起こると、全く開けられなくなってしまいます。ビジネスで利用するならば、 スマートロック本体に予め入室権限(番号など)が保存でき、通信トラブルに関係なくドアが開けられるタイプがおすすめです。
緊急時も事業継続ができることは、施設の売り上げにもつながります。
カギは登録上限数が多いものを選ぼう!
ビジネス向けスマートロックは、番号やカードの枚数など、カギの登録上限数がなるべく多いものを選ぶのがポイントです。カギの登録上限数が少ないと、複数の利用者が同時に使えず、エントランスやドミトリー用途のドアには不便です。
スタッフ用、アルバイト用、清掃用、ゲスト用など、運用に応じてそれぞれに違うカギを振り分けたい場合にも制限が入ります。また、社員や会員ごとにユニークなカギを振り分けたくても、登録上限数が少ないとできません。運用をしていくと、カギの登録数はいくらでも増やしていきたくなるものです。
カギの登録上限数が多いことで、事業拡大、施設レイアウト、サービス形態に合わせた運用が実現できます。
カギは施設レイアウトに柔軟に対応できるものを選ぼう!
ビジネス向けスマートロックは、管理可能な部屋数が多く、エントランスも個室と同じ入室権限で入れるものを選ぶのがポイントです。管理可能な部屋数が少ないと、部屋や施設ごとに管理アカウントを変えなければいけません。管理施設を増やし、一元管理を行うこともできなくなります。
また、エントランスと個室は同じ入室権限で入れると非常に便利です。例えば、今日の13-14時の間だけ入れる権限で個室に入室する場合、エントランスにも自動的にその権限と期間が反映できるような機能があるスマートロックがおすすめです。スマートロックを選ぶのならば、複数施設の管理やエントランスなど、施設レイアウトに柔軟に対応できるものを選びましょう。
カギ同士が連動できると、事業拡大、施設レイアウト、サービス形態に合わせた運用が実現できます。
カギはサービス連携数が多いものを選ぼう!
ビジネス向けスマートロックは、他社とのサービス連携が多いものを選ぶのがポイントです。例えば、スマートロック(入退室管理システム)に対して、他社の予約管理・決済サービスが自由に選べれば、ハードは変えずに、システムだけ運用に対応できるものに変えることも可能です。サービス一つとっても、どうやって予約をとるか、どこに掲載されるか、どうやって宣伝されるか、どんな決済サービスがあるか、など様々です。
スマートロック(入退室管理システム)と便利なサービス(予約、顧客管理、決済、セルフチェックインなど)を独立して導入することで、社会情勢が日々刻刻と変わる今、運用や施設用途などに柔軟に対応していくことができます。
カギの連携サービス数によって、社会変化、運用変更、施設の用途変更、事業拡大など、ビジネスを取り巻く環境変化に柔軟に対応できます。
【まとめ】運営効率化するシステム活用とは?
ここまでいかがでしたでしょうか。このブログでは、ビジネス向けスマートロックを選ぶ7つのポイントを解説しました。7つのポイントをまとめた無料の資料は、以下のボタンから取得できます。具体的な製品に迷った場合もご覧ください。