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公開日2025.08.06

【実証レポート】HISモバイル・データSIMでRemoteLOCKを検証してみました

スマートロックの施設導入に欠かせない「インターネット回線の確保」。今回は、HISモバイルのデータSIM とNECプラットフォームズ製のモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR05LN」を用いて、RemoteLOCKが問題なく動作するかを検証しました。

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導入の背景:スマートロック導入の障壁となる「ネットワーク環境」

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近年、宿泊施設など様々な場所で、スマートロックの導入が進んでおります。

鍵の受け渡しを無人化し、運用効率を飛躍的に向上させるスマートロックは、現代のビジネスにおいて欠かせないツールとなりつつあります。 しかし、スマートロックの導入には一つの大きな障壁が存在します。それは「安定したインターネット回線」の確保です。 特に、RemoteLOCKのようなクラウド連携型のスマートロックは、暗証番号の発行や履歴の管理、遠隔からの施解錠といった主要機能をWi-Fi経由でクラウドと連携することで実現しています。そのため、設置場所のネットワーク環境が不十分であったり、有線LANの敷設が困難であったりする場合、導入を諦めざるを得ないケースも少なくありませんでした。

このような課題に対し、私たちは費用対効果に優れたHISモバイルのデータ通信専用SIMに着目しました。今回の検証では、データ定額プランfor Biz 1GBプランを利用します。今回は、HISモバイルのデータSIM とNECプラットフォームズ製のモバイルWi-Fiルーター「Aterm MR05LN」を用いて、RemoteLOCKが問題なく動作するかを検証しました。

検証に使用した機材と環境

今回の検証では、以下の機材と環境を用意しました。

使用した機材一覧

  • スマートロック本体: RemoteLOCK 5i
  • モバイルWi-Fiルーター: NECプラットフォームズ Aterm MR05LN
  • SIMカード: HISモバイル データ通信専用SIM(NTTドコモ回線)定額1GB

実証結果:RemoteLOCKはAterm MR05LNで安定稼働

検証を通じて、HISモバイル のSIMはRemoteLOCKの運用に必要十分な通信性能と安定性を提供できることが明確になりました。スマートロックの通信というデータ量が非常に少ない用途において、HISモバイルSIM はの費用対効果の高さが際立ちました。比較的安価なデータプランで十分賄える点も大きなメリットです。

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モバイルWi-FiルーターをRemoteLOCKと組み合わせるメリット4選

今回の検証から、モバイルWi-FiルーターとデータSIMをRemoteLOCKと組み合わせることで得られるメリットが明らかになりました。

圧倒的な導入の柔軟性

インターネット回線がない場所でもRemoteLOCKの導入が可能になります。工事不要でコンセントさえあれば運用できるため、短期間のイベントスペースや仮設オフィス、また工事が難しい歴史的建造物など、これまでスマートロック導入が難しかった場所でも柔軟な対応が可能になります。

コスト削減の可能性

固定回線の月額費用と比較して、モバイルWi-Fiルーターのデータ通信費は、スマートロックの運用に必要なデータ量であれば非常に安価に抑えられます。初期費用についても、固定回線の開設工事費を考慮すると、モバイルWi-Fiルーターの方が優位に立つケースも多いでしょう。特に、HISモバイルのような契約期間の縛りが短いデータSIMを選べば、不要になった際のコストも最小限に抑えられます。

スピーディな導入

固定回線の場合、申し込みから開通まで数週間から1ヶ月以上かかることも珍しくありません。モバイルWi-Fiルーターであれば、製品とSIMカードが手元に届けばすぐに運用を開始することができ、急ぎの導入ニーズにも対応できます。

高い携帯性と災害時の冗長性

万が一、メインのインターネット回線がダウンした場合でも、モバイルWi-Fiルーターは独立した通信経路として機能するため、RemoteLOCKの安定稼働を維持することができます。また、電源コンセントがあればどこでも利用できるため、緊急時には非常用通信手段としても活用可能です。

最適な利用シーンと今後の展望

以上を踏まえ、モバイルWi-FiルーターとRemoteLOCKの組み合わせが特に有効な利用シーンは以下の通りです。

モバイルWi-Fiルーターの活用シーン

  • 既存のインターネット回線がない短期レンタルスペースや貸し会議室:
    短期間の利用や、有線LANの敷設が困難な場所において、RemoteLOCKを低コストかつスピーディに導入したいケース。
  • イベント会場や仮設オフィスなど、一時的なスマートロック導入が必要な場所:
    工事をせずに手軽にセキュリティと利便性を確保したい場合。
  • スマートロック専用の独立した回線を確保したい場合:
    既存のWi-Fiネットワークに多数のデバイスが接続されており、RemoteLOCKの通信を安定させたい場合や、セキュリティ上の理由でIoTデバイス専用のネットワークを構築したい場合。
  • 災害時など、メイン回線がダウンした場合のバックアップ回線として:
    冗長性を持たせることで、非常時でも RemoteLOCK の機能を維持し、利用者の利便性を損なわない運用が可能です。

高性能モバイルWi-Fiルーターの登場により、RemoteLOCKの導入可能性は格段に広がりました。そして、今回の検証でHISモバイルのSIMが、その導入障壁をさらに低減し、より多くの事業者様がスマートロックの恩恵を受けられるようになることを実証しました。

まとめ:モバイルWi-FiルーターはRemoteLOCK導入の強力な選択肢

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今回の実証レポートで、「Aterm MR05LN」がRemoteLOCKの安定稼働を十分に支えることができる優れたソリューションであることが証明されました。そして、その安定稼働をコストパフォーマンス高く実現する上で、HISモバイルのSIMカードが非常に有効な選択肢であることが明確になりました。インターネット回線の有無や設置場所の制約に悩まされていた事業者様にとって、モバイルWi-FiルーターとHISモバイルSIMとの組み合わせは、新たな選択肢として、RemoteLOCK導入の強力な後押しとなることでしょう。

導入をご検討の際は、利用頻度やデータ通信量、予算などを考慮し、最適なプランや機材を選択することが重要です。このレポートが、皆様のスマートロック導入の一助となれば幸いです。

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