インドアゴルフ練習場の開業にあたり考えたい「鍵」の受け渡しとは?
前回の記事(インドアゴルフ事業成功の3つの要素)では、今人気が拡大しているインドアゴルフ練習場の現況と事業成功の要素について述べました。今回はその事業成功をサポートするITツールとしてのスマートロックの活用について解説してまいりたいと思います。
インドアゴルフ練習場経営で押さえておきたいポイント
前回の記事(インドアゴルフ事業成功の3つの要素)のおさらいになりますが、これからのインドアゴルフ練習場経営における重要なポイントとして、以下の点を挙げました。
インドアゴルフ施設 経営のポイント
- 24時間営業・深夜営業など利用者が好きな時間に、手軽に安心して施設を利用できること。
- 業務の自動化・省人化により人件費を削減し、サービスを低価格で提供すること。
- 人目を気にせず練習できるよう、非対面や無人のプライベート空間を確保すること。
また、現在ではこれらの実現をサポートする様々なITツールが提供されている点についても、記事の中で触れました。そこで今回はより具体的に、安全性・効率性・利便性の高いインドアゴルフ練習場経営を実現するツールとして、スマートロックの活用についてご紹介したいと思います。
『RemoteLOCK(リモートロック)』
- ・予約者ごとに異なる暗証番号を発行可能
- ・予約期間外は入室不可に!期間外の不正入室の心配はなし
- ・予約システムとの連動で番号を自動発行
▼資料(PDF)をダウンロードする
物理鍵の受け渡しが不要となるスマートロックとは?
スマートロックとは「通信・認証機能を持ち、外部からIT制御できる鍵」と定義されています。通信の方法や制御の仕方もいろいろなパターンがあり、いずれもそのドアや出入口の鍵の開閉を、物理的な鍵ではなく、情報によってコントロールするシステムを指します。解錠方法は、製品によってさまざまなタイプがありますが、主なものとしては、以下のようなところです。
- スマートフォンを使用、Wi-FiやBluetoothなどを経由して、アプリやブラウザから解錠する。
- 事前に登録しておいたSuicaなどのICカードを機器にかざして解錠する。
- 暗証番号をドアなどに取り付けてあるテンキーリーダーに入力して解錠する
スマートロックを導入する主なメリットとしては、非対面で鍵の受け渡しができること、物理鍵やカードキーのように紛失の失敗がないこと、有効期限を正確に設定でき指定した期間や時間帯以外に不正に入室される心配がないこと、離れた場所から鍵の管理ができること、などがあげられます。
スマートロックは、日本では2015年頃から普及し始めたと言われていますが、特にコロナ禍を通じて、感染防止の観点から社会的に非対面・非接触のサービスが望ましいとされるようになった結果、現在では、ホテル、レンタルスペース、スポーツジムなどを中心に導入が急速に拡大しています。
スマートロックでインドアゴルフ練習場の「安全性」「効率性」「利便性」が高まる!
スマートロックはインドアゴルフ練習場とも非常に相性の良いシステムといえます。まず安全性の面から、特に24時間営業や深夜営業でスタッフが不在でも、会員または予約済みの利用者以外の不正な侵入をシャットアウトできますので、施設の安全を確保しながら、利用者には安心してゴルフの練習に集中していただくことができます。もちろん、物理鍵やカードキーのように紛失の心配もありません。
次に、スマートロックなら、予約時間だけ使える有効期限付きの入室権限がオンラインで発行されますので、物理鍵やカードキーのように受け渡しの手間は一切不要となります。施設の利用状況もリアルタイムに遠隔管理でき、常時現地にスタッフが張り付いておく必要もありません。
入室権限は、WEBブラウザやスマホアプリからログインする管理システム上で手軽に発行でき、受付業務の負担も軽減できます。こうして人件費を大幅に削減することで、経営の効率化をはかり、低価格でサービスを提供することが可能となります。
さらに、利用者から見ると、入室用の暗証番号やURLはオンラインやメールで受け取れます。対面で鍵を受け取ったり返却したりする手間もなく手軽に解錠できますので、利便性が向上します。人との接触機会も減りますので安心感やプライベート感も高まりますし、また、先進的なシステムを導入することで施設の全体的なイメージアップにもつながります。
暗証番号式のスマートロック「RemoteLOCK」はシンプル・低価格!
スマートロックは今では各社から多種多様なシステムや商品がリリースされていますが、その中から弊社が提供するスマートロック「RemoteLOCK(リモートロック)」を紹介させていただきます。
暗証番号方式だから初めて利用するお客様でも安心
RemoteLOCKの一番の特徴は、暗証番号方式を採用していることです。利用者はメールで送られてきた4~10桁の暗証番号をドアに取り付けられたテンキーに入力するだけで簡単に入室できます。
また、アプリやICカードを使用する方式の場合、どうしてもある程度の事前説明が必要ですが、その手間もかかりません。高年齢の方も少なくないゴルフ練習場の利用者にとって、シンプルでわかりやすく、安心なシステムです。
スマートフォン、専用アプリが不要だから手ぶらで利用できる
スマートフォンにダウンロードした専用のアプリやQRコードを利用して解錠する方式のスマートロックの場合、利用者は常にスマートフォンを携帯しておく必要があります。ゴルフ練習場では余計な荷物はロッカーやその他の場所に保管しておいて練習に集中したい利用者も少なくないはず。
また、アプリやQRコードをスマートフォンにダウンロードすること自体に抵抗感を持つ方も、特に高齢者の方を中心に多いことと思います。暗証番号方式を採用しているRemoteLOCKなら、そのような心配は不要です。
なんといっても低価格!
スマートロックの製品本体は「買い切り」と「レンタル」の2パターンがあります。買い切りの場合は、初期費用として製品本体費用が、月額費用としてシステム利用料が発生します。レンタルの場合は、一部の例外を除いて初期費用は発生しませんが、月額費用としてシステム利用料に製品レンタル費用が上乗せされるため、買い切りに比べて月毎の支払いは多くなるのが一般的です。
RemoteLOCKは、従来は製品本体は購入を基本としていましたが、現在では購入とレンタルのどちらにも対応しています。購入の場合、初期費用として製品本体費用と工事費用が発生しますが、月額費用は1ドアあたり1,650円(税込)。同等の機能を有するスマートロックとしては、低価格を実現しているシステムの一つです。
(レンタルプランの新規受付は終了しました。)
暗証番号はオンラインで発行、システム連携でさらに便利に
暗証番号は管理者がオンライン上でパソコン、スマートフォン、タブレットを通じて発行できます。変更や削除も簡単で、遠隔地からの操作も可能ですから、スタッフが現地に張り付いている必要はありません。また、RemoteLOCKは予約システムの「STORES 予約」を筆頭に、「RESERVA」や「ASG School」などのシステムと連携しています。
これら予約システムと連携すれば、予約時間に合わせた入室用の暗証番号の発行と利用者への送付が自動で行えるため、利便性が高く、かつ効率的なサービスを実現することができます。
【まとめ】インドアゴルフ施設のカギにはスマートロック!
以上、いかがでしたでしょうか?スマートロックが、インドアゴルフ練習場における利便性の向上、安全性の向上、経営の効率化にどのように役立つか、経営者の皆様、これから新規参入を検討しておられる皆様のご理解が、少しでも深まれば幸いです。