ブログ

公開日2022.03.24

最終更新日2023.08.04

一棟貸しや別荘が宿泊の新定番に!ニューノーマルな宿泊のカタチとは?

今、「一棟貸し」という宿泊スタイルが人気を集めています。コロナ禍の影響で、閉塞感が続く中、近場で気分転換や非日常を感じたいという需要の受け皿として脚光を浴びているのです。そんな一棟貸し宿泊施設の魅力と、人気を集めている宿泊施設についてご紹介します。

【新定番】コロナ禍でも注目を集める「一棟貸し宿泊施設」とは

casting-horn-2368494_640

一棟貸し宿泊施設とは、家族やグループ単位で宿泊できる一戸建の宿をさします。ホテルのフロントなどの施設がなく、スタッフも滞在していない場合が多いので、極めてプライベート感が高い宿泊スタイルです。

たとえば、小さなお子さんを連れた家族旅行では、一般的なホテルのようにたくさんの客室が並んでいると、隣の部屋に気を遣ったり、子供がはしゃぐ声に注意をしたりと気を遣う場合も多いものです。一棟貸し宿泊施設なら、普通に生活するように宿泊を楽しむことや、別荘のようにくついで滞在できます。

最近ではユニークな一棟貸しの宿が増えており、コロナ禍でも手軽に非日常感を楽しめると注目を集めています。

多様化する一棟貸し宿泊施設のカタチ

以前より、コテージやロッジなどの一棟貸しスタイルは存在していましたが、どちらかというとサークル活動や、登山、星空観察など、趣味や目的のために宿泊するイメージがありました。備品や設備も必要最小限しか整っておらず、小さなお子様を連れた家族旅行などでは利用しにくいものでした。

しかし、最近の一棟貸し宿泊施設では、キッチンや洗濯機など最新の設備や便利なアメニティーがそろっており、ホテル並みの質の高い施設とサービスを利用しながらも、「いつもの暮らし」ができるようになっています。

さらに、古民家をリノベーションした味わいのある宿や、海沿いの開放感あふれる別荘風の建物、さらにコンテナハウスやトレーラーハウスの一棟貸しスタイルなど、遠くに行かなくても日常とは違った体験ができる施設がぞくぞく登場しています。

一棟貸し宿泊施設のメリット・デメリット

上記のように、一棟貸し施設が人気なのは、家族やグループ単位で、他人に気兼ねすることなくゆっくりと過ごせることが大きいでしょう。

その他にも、このようなメリットがあります。

一棟貸し施設のメリット

  • 人との接触が少ないので感染症リスクを抑えることができる
  • ほかのゲストやスタッフに気兼ねなく滞在を満喫できる
  • 手軽に非日常感を味わえる
  • キッチン付きの場合、自分たちで食材を調達・調理できるなど、イベント要素を加えやすい
  • 大人数で宿泊できるので、一人当たりの宿泊料金を安く抑えることができる

すぐ隣に他のゲストがいなかったり、スタッフが駐在していなかったりする気楽さの反面、次のようなデメリットも想定されます。

一棟貸し施設のデメリット(注意したい点)

  • スタッフがいない場合が多く、何かあったときにすぐに対処してもらえない
  • 食事は自分たちで用意や手配をしなければならない

このようなデメリットもあるものの、ちょっとしたハプニングは自分たちでなんとかすることが、一棟貸しの宿の楽しみ方でもあります。宿泊する前に「この日の食事はここで調達しよう」など、計画を立てておくと滞在をより楽しむことができるでしょう。

次章では、実際に人気を集めている一棟貸し施設をスタイル別にご紹介していきます。

【厳選】人気の一棟型宿泊施設を5つ紹介!

これからご紹介するのは、最新の設備や機能性をもちながら「その土地ならでは」をゆっくりと堪能できる人気の宿です。

家族で能登のくらしを堪能「Social Guest House neltoko」

北陸地方の西部、石川県能登地方の中心である七尾市は、国定公園の能登島やジンベイザメで有名なのとじま水族館などがある人気の観光地です。JR七尾駅から徒歩4分という好立地にあるSocial Guest House neltokoは、一棟貸しのゲストハウス。

「寝るところはゲストハウス、遊ぶところやたべるところは七尾のまちなか」というコンセプトの通り、近所の昭和レトロな飲食店街「七尾銀座通り」や、地元のスーパー、鮮魚店で買ってきたものを堪能するなど、七尾での暮らしを疑似体験できることでも人気の理由です。

小さなお子さんが安心して宿泊できるように工夫がされており、家族で一緒に横になって休めるベッドや子供用の椅子や食器の完備など、家族でゆっくりと七尾を楽しむための工夫がされています。

あわせて読みたい記事

熊野古道の古民家をリノベーション「SEN.RETREAT TAKAHARA」

地方創生事業を行っている株式会社日本ユニストが手がけているのは、世界遺産としても有名な熊野古道の中辺路ルート、高原地区に2021年10月8日オープンした「SEN.RETREAT TAKAHARA」です。高原地区は人口70人ほどの集落で、人手がいないことから宿泊施設が不足していましたが、空き家をリノベーションし、完全無人の一棟貸し宿泊施設とすることで、観光やトレッキング客の受け入れ先が誕生しました。

「SEN.RETREAT TAKAHARA」のコンセプトは「Re Mind」。木の温もりを感じる特別な空間で、家族や仲間同士で豊かな自然を堪能したり、1人で自分と向き合ったりと、心を解放し、快適で穏やかな時間を過ごすことができます。

地元のJA南紀が届けてくれる新鮮な野菜「紀州うめぶた」のソーセージ、地元で採れたジビエ肉など、豊かなBBQの食材も人気の理由です。

あわせて読みたい記事

洗練された別荘型一棟貸し施設「スイートヴィラオーシャンビュー熱海自然郷」

別荘とは、比較的短期間の避暑、避寒、保養などの目的で建てられた、本宅以外の家を指すことが多いのですが、管理の大変さから手放す人も多く、最近では別荘型の宿泊施設が人気を集めています。

東証一部上場のリソルグループであるリソル不動産株式会社が手掛けるスイートヴィラオーシャンビュー熱海⾃然郷は、温泉が楽しめる浴室や、解放的なデッキテラス、大海原の眺望を楽しめる寝室など、素晴らしい景色を楽しみながら家族や仲間同士でゆったりと過ごせる別荘型宿泊施設です

熱海の自然を満喫しつつ、持ち寄った料理や自分達で作った食事を楽しんだり、気心の知れた仲間と上質でありながら楽しい時間をすこすことができます。最大10人まで宿泊できるので、大家族や大人数での旅行でも安心です。

通年開催される熱海名物の花火大会もデッキテラス席で鑑賞できるなど、優雅に熱海を堪能することができます。

トレーラーハウスで宿泊体験!「吹上浜フィールドホテル」

遠くには行けないけど身近で一味違った体験をしたい!という方に人気なのが、コンテナやトレーラーハウスを利用した宿泊施設です。

吹上浜フィールドホテルは九州では珍しいトレーラーハウス型の宿泊施設で、部屋のすぐ横にはウッドデッキも併設、ハンモックやBQQなどグランピング体験が楽しめます。小さなお子様がいるキャンプはとても大変ですが、便利な設備が整っているので安心して過ごすことができます。

お部屋の中も快適で、テレビやシャワー、生活用品など必要なものも全て揃っており、手軽に非日常感を味わうことができます。ペットとの宿泊もできる上、敷地の中には温泉やカフェなども併設、ビーチも近いので一日中のんびりとくつろげる施設です。

自然の中のもう一つの家 セカンドホーム「SANU 2nd Home」

SANU 2nd Homeは、「自然の中で生活を営むためのもう一つの家」を提供するセカンドホーム・サブスクリプションサービス。都心から1時間半〜3時間の範囲でアクセス可能の自然豊かな立地にあり、月額5.5万円でいつでも利用できる、もう一つの家です。

建物は、天井高4mの山小屋のようにも見えるオリジナルのSANU CABINですが、中は最新の設備で居心地良く滞在できるように工夫がされています。

大自然を堪能できる大きな窓、使いやすいアイランドキッチン、仕事ができるワークデスクなど、日常を忘れるのではなく、自然の中で普段の生活を営む、理想的なセカンドもホームといえるでしょう。

あわせて読みたい記事

【まとめ】一棟貸しや別荘が宿泊の新定番に!ニューノーマルな宿泊のカタチ

いかがでしたでしょうか?新定番となっている、ユニークな一棟貸し宿泊施設を5つご紹介しました。それぞれ独自の魅力がありますが、共通するのは建物が独立していること、そしてスタッフが宿泊棟や実際に泊まる建物には常駐しない「無人運営」であることです。

他の人との接触を最大限に避けることができるので、プライベート感も増し、他人の目を気にせずにゆっくりと過ごすことができます。なによりも感染症対策として強力なので、小さなお子様を連れた家族旅行などにマッチしているといえるでしょう。

従来のホテルにとらわれないニューノーマルな宿泊のカタチ。参考にしていただけましたら幸いです。

この記事をシェア

  • LINE
  • はてなブックマーク

資料ダウンロード

メールマガジン

最新記事やRemoteLOCKの情報をメールでお届けします