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公開日2026.02.03

インバウンドの受け皿「アパートメントホテル」の高収益の秘訣と注目ブランドを徹底解説!

2025年の訪日消費は過去最高の9.4兆円に達し宿泊需要が急増する一方、物価上昇や人手不足が深刻な課題となっています。 そこで、高い需要に応えつつ効率的な運営で利益を確保できる「アパートメントホテル」が、解決策として大きな注目を集めています。本記事では、その人気の理由やカギとなる「省人化」の仕組み、市場をリードするブランドについて解説します。

市場背景:なぜ今、アパートメントホテルなのか?

2025年の訪日外国人旅行消費額は、なんと過去最高の9兆4,559億円に達し、日本の観光市場はこれまでにない盛り上がりを見せています。 特に注目したいのが「宿泊費」です。全体の約37%(約3.4兆円)という最も大きな割合を占めており、一般客1人当たり旅行支出を費目別にみると、宿泊費(8万4千円)が最も高くなっています。これは、訪日ゲストが「日本での滞在体験」そのものをとても大切にしていることがうかがえます。
一方で、「物価高騰」や「人手不足」といった課題もあり、従来のホテル運営では利益を確保するのが難しくなっているのも事実です。
そんな中、「需要はあるのに、コストもかかる」という悩みを解決する一手として、今注目を集めているのが「アパートメントホテル」です。下記になぜ注目を集めているかポイントをまとめました。

「多人数・中長期」という巨大な需給ギャップ

訪日外国人の滞在スタイルは変化しています。特に欧米豪からの旅行者は平均10泊〜2週間以上(※)の長期滞在が主流で「家族・友人」など3名以上のグループステイが主流です。
しかし、日本の既存ホテルの多くは定員1〜2名です。この「広い部屋がない」というミスマッチを解消するのが、アパートメントホテルです。広い客室の中にキッチンやリビングを備え、4〜6名以上が同室に泊まれるベッド構成により、多人数・中長期滞在ニーズを満たしています。また、インバウンド需要にとどまらず、長期出張・研修、ワーケーションや推し活などの国内の多様な滞在ニーズに対応できる希少性が、高い稼働率と客室単価を支えていると考えられます。

※出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」(2025年10-12月期 1次速報 欧米豪主要国の平均泊数を参照)

損益分岐点を押し下げる「省人化」構造

最大の特徴は、徹底したオペレーションの効率化です。アパートメントホテルが高い利益率を出せる理由は、単なるコストカットではありません。

「暮らすように泊まる」というコンセプト  そのものが、以下のような従来のホテル運営に必須だった業務オペレーションを「不要」にしているからです。

1. 「食事は街中や部屋で」→ レストラン・配膳スタッフが不要

客室にキッチンや大型冷蔵庫を備え、ゲストは自炊やテイクアウト、現地の飲食店利用を楽しみます。これにより、ホテル内にレストランや宴会場を持つ必要がなくなり、調理・配膳にかかる人件費や原価をゼロにできます。

2. 「プライベート重視の中長期滞在」→ 毎日の清掃スタッフが不要

連泊ゲストは「自分の家」のようなプライバシーを好むため、清掃やリネン交換は毎日行わず「リクエストベース」が一般的です。
生活空間を乱されないことによってゲストの快適さにつながり、運営側にとっては清掃コストの圧縮につながります。

3. 「自由な入退室」→ フロントスタッフが不要

旅しながら暮らす滞在体験を提供するにあたり、鍵の受け渡しのための待ち時間はストレスになる可能性があります。そこで、スマートロック「RemoteLOCK」等のテクノロジーを活用して物理的な鍵を廃止し、セルフチェックイン・キーレス入室を可能にすることで、
フロント業務がなくなるあるいは最小化できます。これにより固定費を圧縮でき、高効率な運営が可能になります。

国内市場を牽引する注目ブランド

市場をリードするブランドを以下にご紹介します。

MIMARU(株式会社コスモスイニシア)

全室キッチン付きの広い客室と、多国籍スタッフによるフレンドリーな接客で、世界中のファミリー層から支持を集めるホテルブランドです。運営会社である株式コスモイニシアは、日本のホテルの常識にとらわれることなく、「泊まるように暮らす」コンセプトからレストランをなくし、連泊の場合のシーツ交換やフル清掃を数日に1回にするなど、「引き算」のオペレーションを生み出したアパートメントホテル業界のパイオニアでもあります。「アパートメントホテル」という市場を日本に定着させた功績は大きく、最近ではWeb3技術を活用したコミュニティ形成など、常に新しい体験価値を模索し続けています。

fav / FAV LUX(霞ヶ関キャピタルグループ fav hospitality group株式会社)

省人化とホスピタリティを両立した、シンプルスタイリッシュなグループステイ向けホテルブランドで、全国14施設を展開しています。「自分たちのペースで自由に過ごす」ことを重視し、「広く、快適で、スタイリッシュ」な客室をリーズナブルな価格で提供することを掲げています。ITを活用した省人化オペレーションにより、ローコスト運営と独自のサービスを実現しています。省人化オペレーションツールの1つとしてスマートロック「RemoteLOCK」を標準採用し、QRコードによるスマート入室を実現しています。

Minn(株式会社SQUEEZE)

“みんなで泊まる”というコンセプトに、主要な観光都市に30施設以上を展開するホテルブランドです。
Minnを運営する株式会社SQUEEZEが自社開発したクラウド型宿泊管理システム「suitebook(スイートブック)」や多拠点を横断して遠隔接客を行う「クラウドレセプション」などの運営効率化ソリューションを組み合わせ、ゲストのセルフチェックインやキャッシュレス決済など、ホテル運営のDXを推進しています。

GRAND BASE(株式会社リクリエ)

「新しい発見、変わらない生活。」をコンセプトに、西日本を中心に全国50ヶ所以上で展開するブランドです。当たり前に考えている不自由さをなくし、「日常に近い」生活体験をゲストに提供しています。また、市の条例次第では、独自のタブレットチェックインシステム「Tabiq(タビック)」やスマートロックなどのテクノロジーを駆使し、フロント無人化を実現しています。
また、運営会社である株式会社リクリエは、人手不足が深刻な地方都市においても、テクノロジー活用によって高収益なホテル運営が可能であることを証明しており、その再現性の高いノウハウが注目されています。

【まとめ】「アパートメントホテル」の高収益の秘訣とは?

remotelock-cloud

いかがでしたでしょうか?ここまでパートメントホテルの高収益の秘訣と注目ブランドについて解説しました。
紹介したホテルブランドに共通するのは、「ゲストの満足度を高めつつ、いかに業務を効率化するか」という、「省人化オペレーション」が設計されている点です。

人手不足が加速するこれからの時代、ホテル運営において「いかに人を介さずに満足度を上げるか」は避けて通れないテーマです。RemoteLOCKのようなスマートロックやPMS(宿泊管理システム)などのテクノロジーを適切に導入し、「省人化」と「ゲスト体験の向上」を両立させたアパートメントホテルの運営スタイルは、今後の宿泊業における次世代のスタンダードとなるかもしれません。
これからのビジネスの参考にしていただけましたら幸いです。

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