仕事をする場所は「オフィス」。そんな概念は過去のものになりつつあります。自宅での在宅勤務はもちろん、出先や生活圏にほど近いコワーキングスペースで働くという光景は、コロナ禍によりさらに日常的なものになりました。そこで今回はコワーキングスペース業界No.1の店舗数を誇る「いいオフィス」で、RemoteLOCK担当がテレワークをしてみました。「コワーキングスペースで働くってこんなにも便利で自由なんだ！」と実感した驚きの体験をご紹介します。

まずは今回訪問した「いいオフィス」の概要からご紹介します。こちらは株式会社いいオフィスが展開するコワーキングスペースブランドで、店舗は首都圏を中心に日本全国とフィリピン（セブ、マニラ）、台湾など、国内・海外含めて800以上と、業界No.1を誇ります。

”個人の「働きかた」を場所から解放する”というミッションを掲げ、コンビニのように身近でどこでも働ける世界の実現に向けて、コワーキングスペースの店舗数は急速に拡大中。従来のオフィスの概念を塗り替えて、これからの時代に即した「場所にとらわれない自分らしい働き方」を提案、具現化しているのです。

いいオフィスが提案する「場所」からの解放という世界観や、それを実際に店舗数の拡大というアプローチから「身近さ」という価値提供をしている点など、いいオフィスにはさまざまな驚きや感動を感じている筆者ですが、ここでは利用者の視点からいいオフィスのメリットを語ってみたいと思います。

2021年11月にいいオフィスが発表した、利用者向けのスマートフォンアプリ「いいアプリ」では、利用登録、チェックイン／チェックアウト、決済、そして入退室を一貫してアプリ上で行えるようになりました。

アプリ上で利用が一元化されていることで、利用者は働きたいと思った時に自分の手の中でリアルタイムに近くの店舗を検索して、面倒な予約などもなく店舗に直行できます。また、セルフチェックインに対応した無人店舗では、アプリ上でチェックインすることで、連動するスマートロックが解錠されて、受付を介さずにすぐに働きはじめられるのです。

さらに、決済もアプリのチェックイン・チェックアウトの利用時間をもとに最適なプランが自動的に適用され、事前に登録したクレジットカードで決済が完了します。

店舗数という物理的距離としての身近さはもとより、利用手続きについてもユーザーが日々利用するスマホアプリを軸にそれに紐づくIoTなどにより、手軽さと圧倒的なユーザビリティが実現されているのです。

都営三田線志村坂上駅のA2出口から徒歩30秒、板橋区最大級のコワーキング「いいオフィス志村坂上 by iiO」が見えてきました。建物右手の階段を上がった2階部分にエントランスがあります。

利用はなんと24時間可能！夜間は無人運営になるため、入口のチェックイン用QRコードをアプリで読み取ることでチェックインができ、自動ドアを解錠できます。なお、スタッフの方がいらっしゃる日中は自動ドアは解放されていますが、チェックインはどの時間もQRコードを読み取って行います。

入退室管理システムとして当社のアクセスコントロールシステム「TOBIRA」が採用されている。リーダーは「いいオフィス」のロゴが入った特別仕様となっています。

いいアプリのチェックインとTOBIRAを活用した自動ドアの解錠は以下のYouTube動画からご覧いただけます。チェックイン用のQRコードを読み取るとすぐに自動ドアが開き、手間や時間がかかる受付手続きは一切なく、利便性高くスペース利用ができます。

中に入ると明るく広々としたスペースが広がっています。
オープンスペースの席数は75席あり、ゆとりをもって席利用ができます。

次に目に飛び込むのは、これまた広々としたキッチンスペース。食事を作ったり、カウンターでお茶をするのにも最適です。筆者が利用している間にも、利用者間で何気ない会話を交わしている光景も見られ、気軽にコミュニティが生まれる空間になっているようです。

フリードリンクも用意されており、ティーバッグのほかにも、冷たいお茶や缶コーヒー、エナジードリンクも自由に飲むことができます。

ほかにも、いいオフィス志村坂上 by iiOで特徴的だったのは、さまざまな席のタイプが用意されていることでした。

ディスカッションスペースはソファ型とハイチェア型の2つのタイプの席があり、ミーティングの内容やその日の気分によって使い分けることができそうです。

また、オープンスペースのほかにも1名個室ブースも16席用意されています。集中して作業にあたりたいときや、周囲を気にすることなくオンライン会議をしたいときには個室ブースがおすすめです。なお、こちらは別途料金がかかり、スタッフの方へ申請する必要があるそうです。

そのほかにもカフェ風のくつろぎのスペースが用意されていたりと、1日中飽きずに気分を変えながら働いたり、勉強したりできそうです。

筆者もフリードリンクを片手に、チルしながら仕事をすることができました。
なお、モニターも貸し出しがあるため、デュアルディスプレイで作業できます。また、高速Wi-Fi、複合機、各テーブルに電源も用意されており、カフェやファミレスはもとより自宅やオフィス以上の快適な環境と言えるのではないでしょうか。

利用を終了する際は、チェックイン時と同様にQRコードをいいアプリで読み取り、チェックアウトすることで完了となります。決済は利用時間に合わせて最適な料金が課金される仕組みになっています。

ドロップイン利用は1時間440円～と、かなりお安い料金。作業に集中しやすかったり、コミュニティが生まれやすい空間、かつ、備品やフリードリンク付き。カフェでコーヒー代を払うのと比べても間違いなく「いいオフィス志村坂上 by iiO」の方がおすすめです！

続いて利用させていただいたのは、渋谷駅から徒歩2分と抜群のアクセスを誇る「いいオフィス渋谷東口 by iiO」です。渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ストリームなどの大型商業施設からもほど近い（ほぼ目の前）エリアに位置しているため、例えば、商談と商談の合間にふらりと立ち寄って仕事をするのも良し、渋谷に乗り入れている沿線に住む方が気分を変えるために利用するのにも持ってこいでしょう。

いいオフィス渋谷東口 by iiOはスタッフが常駐していない完全無人のセルフチェックイン店舗です。チェックインは、いいオフィス志村坂上 by iiOと同様に、いいアプリのQRコード読み取りで行います。

いいオフィス志村坂上 by iiOとの違いとして、QRコードを読み取ると、解錠用の暗証番号がアプリ上に表示され、その番号で入口を解錠します。なお、以下の暗証番号は実際に筆者が利用した際の暗証番号ですが、暗証番号は利用後は当然ながら失効して使えなくなります。そのため現在は下記の暗証番号は使うことができません。利用者以外の不正な侵入がされないように万全なセキュリティになっています。

いいアプリ上に表示された暗証番号をキーパッドに入力します。

いいアプリのチェックインとRemoteLOCK 8jの解錠は以下のYouTube動画からご覧いただけます。番号の入力というと少し手間では？と感じるかもしれませんが、意外にもスマートかつカンタンな操作で入室できます。

いいオフィス渋谷東口 by iiOの中の様子をご紹介します。
筆者が利用した平日の夕方には5名ほどの利用者の方がおり、それぞれがオンライン会議や打ち合わせをされていて、にぎやかで活気のあるコワーキングスペースという印象を受けました。

さずが、渋谷！という感じで若い世代の方が熱量をもって仕事をされているのが印象的で、筆者も直接の会話はなかったものの刺激を受けながら働くことができました。

引き続きコワーキングスペース内の様子を実際に撮影した写真でご紹介したいところですが、お仕事中の方も多くおられたため、撮影はできませんでした。そこで、ここからは公式サイトの写真をお借りしながらご紹介してまいります。

いいオフィス渋谷東口 by iiOはオープンスペースが26席あり、高速Wi-Fi、電源、ウォーターサーバー、貸出モニターや複合機などの設備も充実しています。

テレカンブースや隣の座席と仕切られた個人席もあり、集中作業やオンライン会議にも適した環境が整っています。

ファミレス型の打合せスペースもあり、気軽に打合せや食事もできそうです。

ドロップイン利用は1時間440円～。渋谷のど真ん中という好立地にもかかわらず、この価格でスペース利用ができるのはありがたい限りです。

今回は「いいオフィス志村坂上 by iiO」と「いいオフィス渋谷東口 by iiO」の2店舗の体験レポートをお届けしました。どちらも駅からほど近く、都内にお住まいの方、勤務されている方は特に、エリア的にも身近に感じられる方も多いのではないでしょうか。

また、場所だけではなく、利用についても、はじめてでもスマホアプリからカンタンにドロップイン利用できるため、出先から近くの店舗を検索してふらりと立ち寄ってみるのもおすすめです。この機会に、800店舗以上あるいいオフィスの「いいアプリ」をダウンロードして、お近くのスペースを探してみるのはいかがでしょうか？