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公開日2024.10.18

マイクロジムブーム到来?パーソナライズドなフィットネス体験が人気の理由とは

コロナ禍を経て人々の価値観やニーズが多様化したことに伴い、フィットネス業界にも大きな変化の波が訪れています。中でも、マイクロジム、スモールジムと呼ばれる小規模な施設が近年のトレンドになっているといわれています。今回はそんなフィットネス業界の変化と、特に、現在注目を集めているマイクロジムに焦点を当てて解説していきます。

最近増加中!マイクロジムとは?

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近年のフィットネス業界は、急速な変化を遂げています。その中でも特に注目されているのが、マイクロジムの出現とその成長です。本章ではその背景となっている業界の変化と、マイクロジムの特徴を解説します。

多様化が進むジム・フィットネス業界

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新型コロナウイルスのパンデミックはフィットネス業界に深刻な影響を与え、多くのジムが一時閉鎖や利用制限を余儀なくされました。対面型トレーニングが困難になり、新しい衛生対策が必要となり、収益は大幅に減少しました。経済産業省の統計によれば、業界全体の売り上げは2020年に大幅に落ち込み、現在は緩やかに回復しています。一方、リモートワークの普及と働き方改革により、人々のライフスタイルが変化し、消費者は自分のフィットネス目標やライフスタイルに合わせたパーソナライズされたトレーニングを求めるようになりました。

このような傾向を背景として生まれてきたのが、いわゆるマイクロジムです。一般的にマイクロジムとは、小規模で特定のトレーニングやフィットネスプログラムに特化したジムのことを指します。規模の大きな総合型フィットネスジムとは異なり、マイクロジムは限られたスペースで運営され、特定のニーズに対応した専門的なトレーニングを提供することに重点を置いています。利用者の個別のニーズや目標に合わせた、パーソナライズされたサービスを提供することもマイクロジムの大きな特徴となっています。

総合型ジムの衰退とマイクロジムの出現

最近のトレンドの1つとして、総合型ジムの衰退があります。私自身も、長年大手スポーツクラブの会員で、福岡市の中心部にある店舗へ通っていましたが、10月末に閉店するとの連絡を受けました。6年以上通っていたのでショックでしたが、福岡都市圏の店舗数は2021年4月時点で6店舗から3店舗に減少しており、全国的にも同様の傾向が見られます。

大規模ジム

フィットネスジムの開店・閉店情報をまとめているサイト(こちら)があります。これを見ると、私が会員となっているチェーン以外でも、大手の総合型フィットネスジムの閉店に関する情報はほぼ毎月のように見つけることができます。

一方、同サイトには閉店情報を上回る、数多くの開店情報も掲示されています。そして、その開店情報の多くに共通するのが、施設名に、“パーソナル”や“24時間”というワードが冠されていることです。つまり、近年新規に開店しているジムの多くは、先に述べたいわゆるマイクロジムのカテゴリーに分類される施設であるといえます。

マイクロジムタイプ別解説

いうまでもありませんが、マイクロジムにもさまざまなタイプの施設があります。分類のし方もさまざまですが、ここでは専門性やトレーニングプログラムの内容から、主なものを解説したいと思います。

パーソナルトレーニングジム

パーソナルトレーニングジムは、個人個人のフィットネス目標に応じたトレーニングを提供する施設です。トレーナーが個別の目標や体力レベルに合わせてパーソナライズされたトレーニングプランを作成・指導します。 多くの施設では、他の利用者が少なく、プライバシーが保たれる環境でトレーニングを行なうことができます。

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セルフトレーニングジム

セルフトレーニングジムは、利用者が自分でトレーニングプランを立て、自分のペースでトレーニングを行うことができるタイプのマイクロジムです。ウェイトマシン、フリーウェイト、トレッドミル、エアロバイク、ストレッチスペースなどが提供され、自主的にエクササイズを行うことがメインの施設となります。24時間営業の施設が多く、利用者は自分の都合に合わせていつでもトレーニングを行うことができます。無人運営の施設が多いのもこのタイプの特徴です。

格闘技系ジム

ボクシングやキックボクシングなどの格闘技に特化し、フィットネスと実践的なスキル習得を組み合わせたトレーニングを提供します。全身を使ったエクササイズとなりますので、心肺機能の向上や筋力強化にも効果があり、またストレス解消やメンタルヘルスの改善にも効果的だといわれています。

格闘技

ヨガ・ピラティススタジオ

これらのスタジオは、ヨガやピラティスのレッスンに特化したスタジオ型の施設です。参加者は柔軟性の向上、リラクゼーション、体幹の強化などを目的として訪れます。心身のバランスを整えることを目的としたヨガのプログラム、専用の機器を使って姿勢改善や体幹強化に焦点を当てたピラティスのプログラムなどを提供します。

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ここに挙げたほかにも、マイクロジムには、短時間で高い効果が得られると話題のHIT(高強度インターバルトレーニング)を取り入れたジム、暗闇の中で音楽や照明などの演出を取り入れた非日常的な空間でエクササイズを行う暗闇フィットネスジムなど、特徴のあるジムが数多く存在しています。

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マイクロジムを利用してみよう!

この章では、現在全国に31店舗を展開するマイクロジムの草分けの一社「ハコジム」の施設やサービスをご紹介しつつ、マイクロジムの中身を具体的に見ていきたいと思います。

全国に31店舗を展開する24時間個室ジム「ハコジム」

ハコジム24時間365日営業、無人運営を特色とした個室型のマイクロジムです。現在、東京/神奈川/静岡/大阪/京都/広島/福岡/長崎/熊本に31店舗を展開(2024年9月現在)しています。
スマホの簡単な操作だけで予約ができる、個室を占有して使用できるため器具の順番待ちがなく周りを気にせずに自分のペースでトレーニングに集中できる、月会費は3,800円(税別)~という低価格でいつでも利用できる、などのメリットがあります。予約時にトレーナーを選択すれば、1回2,980円(税別)で提携しているトレーナーからマンツーマンの指導を受けることも可能です。

ハコジムの各個室に配置されたトレーニング器具の設備を見てみましょう。ハコジムはフリーウェイトトレーニング専門ジムで、初心者から上級者まで幅広く利用されています。ハコジムの各個室には、フリーウェイトトレーニングのための以下のような器具が整然と配置されています。

フリーウェイトトレーニング用器具

  • バーベル
    通常のストレートバーのほか、腕の筋肉を鍛える際に毛首に負担のかかりにくいEZバーも配置されています
  • ダンベル
    短いシャフトの両端に重りがついているトレーニング器具で、バーベルと違い片手で取り扱います
  • バランスパッド
    厚みのあるマット状の器具で、体幹の筋力やバランス力の強化に効果のあるトレーニングを行なうことができます
  • ストレッチポール
    主に体幹のコンディションを整えるために成形された円柱状のトレーニング器具です
  • その他

画期的!スマートミラーでAIトレーニング

ハコジムの特徴の一つは、AIパーソナルトレーニングが受けられる点です。個室内のスマートミラーがAIトレーナーの動作を解説し、初心者でも安心してトレーニングできます。スマホでAIトレーニングを開始し、質問に答えることでメニューが最適化されます。個室なので他人の目を気にせず集中でき、月会費内で無料利用可能です。

パーソナルトレーニングも充実

フリーウェイトを使用したセルフトレーニングが基本となりますが、より効果的なトレーニングのためのアドバイスやフォームチェックを希望する場合は、パーソナルトレーナーからのマンツーマンのサービスを受けることも可能です。最初の数回はパーソナルトレーナーと一緒にトレーニングをして、慣れて来たらセルフトレーニングに移行したり、普段はセルフトレーニングを中心に行いながら、スポット的にパーソナルトレーナーのアドバイスを求めたりなど、それぞれのニーズに合わせて活用することができます。

マイクロジム利用者におすすめのプラットフォーム型予約システム3選

施設の規模が小さいマイクロジムだからといって、必ずしも経営規模が小さいというわけではありません。ライザップの傘下にありTVCMで知名度急上昇中のチョコザップは、会員数が全国で120万人超(2024年5月現在)という、フィットネス業界全体でも最大規模のマイクロジムです。

しかし、マイクロジムやパーソナルジムは個人経営や小規模経営が多く、初期投資が少なくて済む点や、オーナーが顧客と直接接することで効果的なメニューを提供できる点が特徴です。小規模経営のため、施設単位で予約サイトを開設するのが難しい場合が多いです。そのため、ジムオーナーと利用者に人気なのがプラットフォーム型の予約サイトです。この章では、個人経営・小規模経営マイクロジムにおすすめの予約サイトを紹介します。

パーソナルジムに特化した予約システム「Gym's(ジムズ)」

Gym'sはパーソナルジムに特化した予約管理・顧客管理システムです。予約システムの多くは、スクール、サロン、レンタルスペースなど、他の業態と横断的な設計をなされているものが多い中、パーソナルジムに特化したシステムとしての特徴が存分に発揮されている点がGym’sの強みです。Gym’sは、ジム利用者とジム運営者、それぞれのための異なる2つのアプリを提供しています。

ジム利用者には、施設の予約、体重・体脂肪の変化管理、トレーニング内容の管理、食事・生活管理などの機能を提供しています。ジム運営者には、予約状況の管理、顧客情報の管理、トレーニングメニュー管理、物販・チケット販売などの機能を提供しています。Gym’sを利用すれば、ジム経営者は独自アプリを作成でき、競合他社との差別化が図れます。個人オーナーだけでなく、会社単位での利用も多いです。

リーズナブルな料金設定が嬉しい「スターリザーブ」

スターリザーブでは、カレンダー形式で施設やトレーナーの空き状況を確認して、PC・スマホ・タブレットから予約を行うことができる予約システムです。予約したい対象・日付・時間を一度に選択でき、簡潔に予約を完了することができます。アプリをダウンロードしたりインストールしたりする手間がかかりませんので、年齢を問わず利用しやすい点が強みとなっています。

ジム経営者にかかる利用料金は月額2,750円(税込)~(会員数500名までの場合、初回契約時のみ初期費用5,500円-税込-が別途発生)と、個人経営のマイクロジム・パーソナルジムでも無理なく利用できる料金設定です。また、スターリザーブは弊社のスマートロックシステム、RemoteLOCKと提携しており、予約と同時に暗証番号を通知することで、24時間営業・無人運営を実現できます。

LINEさえあればすぐ・簡単に利用できる「Lメンバーズカード」

合同会社Oblivionが提供するLメンバーズカードは、LINE上で完結する、豊富な拡張機能を持ったデジタル会員証サービスです。Lメンバーズカードを導入すれば、スマホアプリのインストールや面倒なログイン作業が不要となり、利用者は、LINEさえあれば、すぐにその場で会員証を作成し、提示することが可能になります。

Lメンバーズカードは会員証機能を軸に、カレンダー予約や入退室管理などの機能を提供し、RemoteLOCKと連携してLINE予約に基づく認証コードを自動発行します。

【まとめ】フィットネス業界は「パーソナライズド」の時代へ

フィットネス業界の現状と、近年台頭するマイクロジムについて解説いたしました。マイクロジムにもさまざまなタイプの施設があります。その中で、今回取り上げたハコジムは、基本的にセルフトレーニングを中心とした24時間営業の無人ジムですが、トレーナーによるパーソナルトレーニングや、AIを利用したバーチャルパーソナルトレーニングを行なうことが可能なサービスが提供されていました。

多くの個人経営や小規模経営のジムでは、パーソナルトレーニングをメインに据え、オーナーが顧客と直接接することで、より効果的なメニューを提供することがセールスポイントとなっていることも見えてきました。コロナ以前は、大規模な総合型ジムでのグループレッスンや、定型化されたトレーニングが人気を集めていたことを考えると、フィットネス業界は「パーソナライズド」の時代へと移行しつつあるといえます。

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