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公開日2024.05.07

会員管理と入室管理を両立したい!スマートロックと連携可能なシステムは?

多くの予約システムは、予約の受付はもちろん、代金決済、会員管理、顧客分析、マーケティングといった業務改善に役立つすぐれた機能を備えており、多くのビジネスで積極的に導入されています。今回は、そんな予約システムにスマートロックを連携することで実現可能な会員管理と入室管理について解説するとともに、おすすめの予約システムをご紹介します。

予約システムとスマートロックの連携で実現するスマートな「会員・入室管理」

予約システム-2

冒頭でも触れた通り、多くのビジネスの場で予約システムの導入が拡がっています。予約システムはそれ自体、業務上のさまざまな機能を有していますが、スマートロックと連携をはかることで、より効果的な役割を発揮することができます。

予約システムとスマートロックのWIN-WINな関係とは?

予約システムの導入が拡がっている背景には、コロナ禍における非接触・非対面ニーズの高まりや、近年の深刻な人手不足に伴う業務効率化の流れがあります。
予約システムを導入すれば、予約受付業務を自動化することができ、スタッフによる電話やメールでの対応が不要となり、予約受付の24時間化も可能となります。さらに、多くの予約システムは代金決済、会員管理、顧客分析、マーケティングなど、多岐にわたる機能を備えており、幅広い業務分野で省人化、無人化を進めることが可能です。そこでおすすめしたいのが予約システムとスマートロックとの連携です。原則として物理鍵を必要としないスマートロックを導入すれば、人手による鍵の管理や受け渡し作業が不要となりますし、鍵の紛失や盗難のリスクもありません。また、運営者がその場にいなくても、遠隔から利用者の入退出状況を把握することができ、遠隔操作で鍵を開閉することも可能です。

リモートロック(影付き)-1

このスマートロックを多機能・高機能の予約システムと連携すれば、予約受付から会員管理、入室管理まで、一気通貫で効率化でき。利用者に快適な施設の利用環境を提供することも可能になります。

シーンその1:シェアスペース

ひと口にシェアスペースといっても、その形態は、貸し会議室、シェアオフィス、コワーキングスペース、イベントスペース、シェアハウスなどさまざまです。企業・団体から、一般の社会人、学生まで、幅広い需要に支えられている成長分野です。

会議室1-1

多くの予約システムは、施設を利用したい人が、希望に合った施設を検索して見つけることのできる検索機能を有しており、需要(利用者)と供給(施設)を結び付けるプラットフォームの役割を担っています。施設の形態も、利用者のプロフィールも多岐にわたるシェアスペースのような業態においては、このプラットフォーム機能が特に重要な役割を持ちます。

さらに、シェアスペースは、施設の利用時間も、一時間単位での利用から、数日におよぶ長期の利用まで、きわめて幅が広くなることが想定されます。予約の受付と管理にあたっては、このような多様な利用方法に応じて、柔軟な対応が必要となります。予約システムなら、事前の設定さえしっかり行なっておけば、複雑な予約業務もミスなく、正確にこなすことができます。

暗証番号式のスマートロックであれば、利用者は予約が完了すると、メールなどを通じて施設入室の鍵となる暗証番号の通知を受けることができ、利用当日に鍵を受け取ったり返却したりという手間に煩わされることがありません。特に複数人数で施設を利用する場合、暗証番号ならメンバー間で簡単にシェアすることができます。こうして、スマートロックの導入で利用者にも快適な環境を実現することが可能になるわけです。

シーンその2: セルフサロン・エステ、フィットネスジム

セルフエステ、セルフ脱毛、セルフホワイトニングといった美容系の施設、セルフフィットネス、無人ジムといったフィットネス系の施設が全国各地で増加中です。その多くは、無人運営、24時間営業(または早朝・深夜営業)を特徴としています。

セルフエステ

この業種に共通する特徴として、施設の性質上(特に美容系の施設)、人の目を気にしたくないという利用者が多いことが挙げられます。この点、無人運営とは非常に親和性が高い業種です。また、通勤前や仕事帰り、その他自分の好きな時間に通いたいという利用者のニーズが多く、24時間営業の効果が表れやすい業種でもあります。

そして、無人運営と24時間営業を無理なく実現するための最適解が、予約システムとスマートロックの組み合わせです。特に、無人運営における施設のセキュリティを考慮すれば、予約時間の範囲で。利用者以外のアクセスを完全にシャットアウトすることができるスマートロックは必須、といっても過言ではありません。

シーンその3: 無人型店舗

最近のトレンドして実店舗がありながら、スタッフのいない無人型店舗が増えています。店舗への入店を一定の条件のもとに制限しようとする場合は、いかに入退室管理を行なうかが重要な課題となります。事前に来店予約を行なった利用者のみが入店できるようにするのであれば、予約システムとスマートロックを組み合わせることで最適な仕組みを構築することが可能です。それに加えて、ビジネスの機会を最大化するために、通りがかりに興味を持った顧客に対してもその場で対応可能な入退室管理の仕組みが望まれます。

昨年オープンした東京メトロ溜池山王駅の無人書店「ほんたすためいけ」では、スマホのLINEアプリから店舗の入口ですぐに会員登録でき、登録が完了した利用者にその場で解錠用のQRコードが付与されて、そのまま入店できる仕組みを導入し、好評を博しています。

シーンその4:宿泊施設

ホテルや旅館、民泊といった宿泊施設にスマートロックを導入することには、もとより大きなメリットがあります。
鍵(カードキーも含む)の受け渡しの手間がかかりませんので、スムーズにチェックインすることができますし、利用者も鍵を持ち歩く必要がなく、紛失の心配もありません。暗証番号方式であれば同宿者とのシェアも容易で、特に温泉宿などでは、同室者と鍵の使い回しに頭を悩ませる必要もなくなります。
スマートロックによって、事業者は無理なくフロント業務を効率化でき、利用者はスマートな宿泊体験を満喫することができるというわけです。

宿泊施設

一方、ホテルや旅館、民泊など宿泊施設では、ネット予約の比率が極めて高い業種として知られています。ある調査によれば、予約の85%近くはインターネット経由によるものとされています。宿泊業界全体の産業規模も大きいため、もともとこの業界では、宿泊施設の予約に特化したインターネット予約サイトが独自に発達してきました。これは一般的にはOTA(Online Travel Agency)と呼ばれており、国内では楽天トラベル、じゃらん、ワールドワイドではBooking.com、Expedia、Airbnbなど、皆さまにもおなじみのことと思います。

宿泊システムの種類

  • OTA
    じゃらんや楽天トラベルなどの宿泊施設のインターネット予約サイト
  • サイトコントローラー
    複数の宿泊予約サイトを一元管理するシステム
  • PMS
    客室に関する情報を一元管理するシステム
  • セルフチェックイン
    利用者が自分のスマホや備え付けのタブレット端末を使って自分でチェックイン・チェックアウトを行なう

こうしたことから、宿泊施設予約とスマートロックを連携しようとすると、多くの場合、サイトコントローラーやPMS、セルフチェックインシステムなどのシステムを経由する必要があることを念頭に置いておいた方がよいでしょう。(例外的に、弊社のスマートロックRemote LOCKは、民泊宿泊予約サイトAirbnbのグローバルパートナーとして直接の連携が可能となっています)

個性派が勢ぞろい、おすすめの予約&会員管理システム 4選

この章では、スマートロックと連携可能な、今おすすめの予約システム、および会員管理システムをご紹介します。ここでいう会員管理システムとは、予約システムの機能を備えながら、会員登録や会員証発行といった会員管理機能に重点を置いた性質のシステムであるとご理解いただければと思います。

いずれも、それぞれの長所が際立った個性的なシステムです。読者の皆さまが追求しようとするサービス業態に適した選択のためのご参考になれば幸いです。

LINEで完結するデジタル会員証サービス「Lメンバーズカード」

合同会社Oblivionが提供するLメンバーズカードは、LINE上で完結し、多くの業種に対応する豊富な拡張機能を持ったデジタル会員証サービスです。Lメンバーズカードを導入すれば、スマホアプリのインストールや面倒なログイン作業が不要となりLINEさえあれば、、利用者はすぐに会員証やポイントカードを取得したり提示したりすることができます

Lメンバーズカードは、会員証機能を軸として、さまざまな業種に対応した数多くの拡張機能を備えている点が特徴となっており、「顧客管理・分析」、「メッセージ配信」、「リピート施策」といった基本機能に加えて、カレンダー上で空席の確認や予約が行える「カレンダー予約」、決済機能を備えた「回数券機能」や「サブスク機能」、利用者のチェックイン・チェックアウトをサポートする「入退室管理」など、多数の選択肢の中から、業態にあわせて機能を追加できます。

RemoteLOCKは、昨年Lメンバーズカードとの連携を開始しました。LメンバーズカードとRemoteLOCKを組み合わせることで、LINEで予約された内容に紐付いた入室用の認証コード(暗証番号やQRコード)が自動発行されます。また、Lメンバーズカードの「サブスク機能」や「回数券機能」など独自の拡張機能に対応して、さまざまな連携のスタイルを実践することができますので、業態や施設の運営方針にあわせた柔軟な運用が可能となります。

高セキュリティを誇る予約システム「リザエン」

リザエンは、株式会社インタークエストが提供する予約システムで、厳格なサーバー管理に基づく高いセキュリティが大きな特徴となっています。アプリケーションの脆弱性対策、プライバシーマーク、ISMS(ISO/IEC 27001)認証の取得、SSLによる通信暗号化など、セキュリティを重視する上場企業やグローバル企業などの要求基準を満たす厳格な体制のもとで運営がなされています。

幅広いカスタマイズ性を持つこともリザエンの特徴のひとつです。貸し会議室などのレンタルスペース、セルフサロン・エステ、フィットネスジムの他、200業種以上のビジネスシーンで活⽤でき、また、パソコンが苦手の人でも利用しやすいユーザビリティ、独自のシステムカスタマイズへの対応性なども高く評価されています。

他にも、予約台帳の作成、予約サイトの作成、複数店舗・複数拠点の利用に効果を発揮する権限分け機能、WEB会議システム(ZOOM)連携、キャッシュレス決済、弊社RemoteLOCKを含むスマートロック連携など、独自の実績とノウハウが活かされた多彩な機能を備えています

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業界トップクラスの導入社数!無料からはじめられる予約システム「STORES 予約」

STORES 予約 はSTORES 株式会社 が提供する予約システムで、美容室、エステサロン、ジム・フィットネスクラブ、各種スクールなど、180種類を超える業種に対応し、業界でもトップクラスの15万を超える累計導入社数を誇っています。導入社数が多いということは、それだけ検索に訪れる利用者も多いということにつながりますので、検索プラットフォームとしての優位性が高く、集客力に優れているということができます。

月額費用無料のプランを提供しているため、小規模ビジネスでも気軽に利用を開始しやすいという点もSTORES予約の特徴です。オンライン予約に加えて、回数券など多様な支払い方法に対応する決済機能、顧客のアフターフォローやマーケティング支援機能など、多彩な機能を備えていますので、誰でも安心して導入することができます。

また、STORES 予約 はLINEとの連携を開始しています。LINEで予約受付から、予約確定・リマインド案内もすべてLINE上で完結でき、よりスムーズで便利な予約オペレーションを実現できるようになりました。STORES 予約 はRemoteLOCKとも連携していますので、予約情報に紐付けて、入室用の暗証番号を LINE 上で自動的に発行・通知することも可能です。

スマホのウォレットに対応したデジタルパスサービス「KINCHAKU」

KINCHAKUは、来紙やプラスチックで行なっていった従会員証や各種チケットの発行業務をデジタルパス化し、クラウドを活用してさまざまな機能を付加することによって、顧客管理業務を大幅に改善することのできるサービスです。

このサービスはiOSとAndroidの標準アプリであるApple WalletとGoogle Walletに対応しています。利用者がKINCHAKUのブラウザ上で店舗の会員登録や予約、各種チケットの購入を行なうと、発行されたデジタルパスはApple WalletやGoogle Walletに追加され、利用者は、会員証、ポイントカード、回数券、クーポン、イベントチケットや入場券などといった紙やプラスチックカードを持ち歩くことなく、店舗やサービスをスマートに利用することができます。

このKINCHAKUはRemoteLOCKと連携しており、施設利用の伴う利用の場合、デジタルパスに暗証番号を割り当て、鍵の受け渡しを自動化、運営者の業務効率と利用者の利便性をさらに高めることも可能となります。

【まとめ】サービス業態にあわせて賢いシステムの選択を!

今回は、予約システムとスマートロックの連携によって、施設や店舗におけるスマートな会員管理と入室管理をどのように実現するかというテーマで解説しました。本文でも述べましたように、サービスの業態によってそのあり方はさまざまです。新たに事業計画を構築する場合には、どのようなサービスを目指すのかというビジョンに沿って、運用にあったシステムを選択されることをおすすめします。

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