グループ滞在向けの宿泊施設の鍵はキーレス化がマスト!
近年、旅行に対するニーズの変化に伴って、宿泊施設にも多様化と高付加価値化が求められています。一つの例として、職場単位での社内旅行やパッケージツアーのような団体旅行が減少する一方、家族や友人・知人といった少人数でのグループ旅行が増えており、グループ滞在に適した宿泊施設が人気を集めています。今回は、事例をまじえながら、そのようなグループ滞在向けの宿泊施設の特徴や、その運営上のチェックポイントを見ていきたいと思います。
今人気を集めているグループ滞在向け宿泊施設
グループ滞在に適した宿泊施設といっても様々なタイプがあります。ここではタイプ別にいくつかの例を見ていきたいと思います。
グループ滞在向けホテル(レジデンシャルホテル、アパートメントホテル)
広い部屋にリビングスペースやキッチン、中にはスパや温泉設備まで備えたグループ滞在向けのレジデンシャルホテルやアパートメントホテルと呼ばれる宿泊施設が次々にオープンしています。ファッション性や非日常性をセールスポイントとした施設も多く、また、ゆったりとした滞在を満喫できることから、家族連れはもちろん、泊りがけの女子会、同窓会などに最適といえます。
グランピング
グランピングとは、英語で「魅力的な、優雅な」などを意味する「グラマラス(Glamorous)」と「キャンピング(Camping)」を組み合わせた造語です。テントを持って行く必要がないこと、ベッドやバス・トイレ・キッチンなどの設備が付帯していること、そして食事の準備も基本的には施設側が対応してくれることなどから、今ではアウトドア愛好者だけでなく、一般の人々の間にも広く人気が浸透してきました。バーベキューなども楽しむことができ、特にグループ客に人気です。
貸別荘・ゲストハウス
建物を丸ごと一棟貸しするスタイルの貸別荘やゲストハウスには根強い人気があります。周りの目を気にせず自分たちだけで滞在を満喫できることから、特にグループ客からの人気が高くなっています。子供連れの家族客や、また、ペットの同伴可能な施設も多いことからペット愛好家の利用が多いことも特徴的です。
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古民家
築100年以上といった歴史的に価値のある古民家を改修し、宿泊施設として再生する試みは、今では日本各地でみられるようになりました。伝統的景観の保全や地域への経済効果の側面から注目を集めるとともに、宿泊者からは歴史文化体験や非日常体験の機会を得ることのできる特別な宿泊施設として人気を集めています。空間的にゆとりのある施設が多く、家族連れやグループ客も積極的に受け入れています。
グループ滞在向け施設成功の最重要ポイント “キーレス化”
見てきましたようにグループ滞在向け宿泊施設の人気が高まっている中、施設運営のための最重要ポイントとしてなんといってもおすすめしたいのが、スマートロックシステムの導入によるキーレス化です。
グループでの滞在客が意外に面倒に感じるのが施設の入り口の鍵の取り扱いです。これは、あらゆる宿泊施設に共通することですが、物理的な鍵(カードキーを含む)の場合、まず、常に紛失の心配がつきまといます。その上で、グループ客にありがちなパターンをいくつか、具体的に挙げてみたいと思います。
グループ客だからといって団体行動を取るとは限らない
グループ客だからといって常に団体行動を取るとは限りません。例えば、女子会や親しい友人同士での利用の多い都市部の施設などでは、到着時間がまちまちになったり、チェックインした後もそれぞれ個人行動を予定していたり、などというケースが頻繁にあります。
そのような際に、部屋の鍵は誰がどのように持っておくか、あるいはどのようにシェアしておくか、といったことをあらかじめ取り決めておくことは煩わしいものです。
例えば、弊社の提供するスマートロックシステム、「RemoteLOCK(リモートロック)」を導入すれば、その鍵となるのは予約時に付与される暗証番号です。グループ全員で簡単にシェアすることができますので、そのような煩わしさからは一切解放されます。
→RemoteLOCKによるキーレス化により、宿泊客は鍵の持ち歩きが不要。暗証番号が鍵代わりになるため、グループや家族旅行の場合も簡単に鍵をシェアできる点も好評。
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ハイキングやバーベキューに鍵を持ち歩くのは面倒!
グランピングなど自然の中に立地する施設では、昼はハイキングやビーチレジャーなど屋外アクティビティを楽しみ、夜は野外デッキでバーベキューを楽しむ、などといった過ごし方をする滞在客が大半です。
そのような際、物理鍵ですと一般のホテルなどに比べて必然的に紛失のリスクが高くなってしまいますし、そもそも鍵を持っておかなければならないこと自体面倒に感じられ、せっかくの解放感が損なわれてしまうかもしれません。先にご紹介した「RemoteLOCK」でキーレス化を実現すればそのような心配は無用になります。
温泉を利用する時、鍵はどうする?
温泉地のホテルや旅館に滞在し、大浴場などを利用しようとして、入浴している間部屋の鍵をどうしておくべきか、悩んだ経験のある方は多いのではないでしょうか。2人以上での滞在だった場合、鍵を預かった人が先に部屋に戻って待っていなければならない、とか、ロビーで待ち合わせておかなければならない、などというのがよくあるパターンだと思います。多人数での滞在となるとこれがさらに煩わしく感じられることでしょう。
先に挙げたグループ滞在向けの宿泊施設の中にも、共用の温泉設備や屋外プールなどを備えたものも少なくありません。鍵のことを気にすることなく過ごすことができれば、滞在がいっそう快適なものになることは間違いありません。キーレス化は利用者の体験価値の向上をもたらします。
→200年の歴史を持つ老舗旅館。震災、土砂災害被害を乗り越え、未来に向けた新たな取り組みとしてスマートロックを導入。復興にあたっては「ゲストにとっての滞在の快適性を高めること」を重視した空間設計や設備を採用。
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フロント業務の省人化や非対面化のサービスにも最適なキーレス化
施設運営側から見た場合、キーレス化によって直接の鍵の受け渡しが不要となりますので、フロント業務の省人化、非対面化を図ることができます。人との接触機会が減ることは、日常を離れて自分たちだけで滞在を満喫したいと考えるグループ客には、特に快適に感じていただけることと思います。
また、コロナ禍を経験した現在では、感染症対策の意味からも、あらゆる分野で非対面、非接触というサービスの提供形態が求められるようになりました。キーレス化は宿泊施設において非対面・非接触の環境を作り出す重要なポイントとなっています。
さらに、「RemoteLOCK」なら、予約システムやチェックインシステムとの連携も容易です。システム連携を行なえば、予約からチェックイン、入室、退室、チェックアウトまでの業務を自動化でき、かつそれらの情報を一元管理できますので、さらなる省人化と経営の効率化にもつながります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?キーレス化は鍵の紛失リスクを回避するだけでなく、宿泊施設利用者の利便性や快適性の向上につながります。中でも、グループ滞在の利用者に非常に親和性が高いという点をご理解いただければ幸いと考えます。また、キーレス化は今求められる非対面・非接触の施設運営を実現する上で最適であることもあわせてご納得いただければ幸いです。