中の人が月額500円から使えるLiveSmart製「スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi」を使ってみた
「RemoteLOCKは世界初のWi-Fi型スマートロックです。」この文言の通り、RemoteLOCKはWi-Fiという形式を使って通信を行い、クラウドで発行された暗証番号や履歴をやりとりしています。 逆を言えばWi-Fiがなければ「ローカルで動くただの電子錠」となってしまいます。
今回は場所や予算的にインターネット回線を引いてアクセスポイント(Wi-Fi機器)を立ち上げるのが難しいという方のため、LiveSmartが2021年10月にサービス開始した「スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi」はRemoteLOCKで利用できるのかを検証してみました。
LiveSmartの「スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi」とは?
「スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi」とは、株式会社LiveSmart(リブスマート)が2021年10月22日に販売を開始した、インターネット環境がない場所でもスマートホームを導入可能にする法人向けコンセント型Wi-Fiです。
一般的にスマートホームを実現するには、自宅に無線のインターネット回線(ポケットWi-Fi・テザリング等を含む)が必要です。そのため、インターネット回線から用意する場合にはそれなりに通信費用や機器代がかかるものですが、こちらの製品は月額500円、最短1ヶ月から利用可能という点が大きな強みです。最近では格安SIMやポケットWi-Fiも利用料金が安くなってきていますが、それらと比べても非常に安価ですね。
弊社のRemoteLOCKはWi-Fiを利用するスマートロックですので、早速このスマートホーム専用コンセント型Wi-Fiで試してみたいと思います。
LiveSmartのコンセントWi-FI 公式サイトはこちら!
コンセント型Wi-FiはRemoteLOCKも接続できました!
スマートホーム専用コンセント型Wi-Fi(以下「コンセント型Wi-Fi」)ですが、当社の扱うRemoteLOCK5i、7i、8jについては全て利用可能でした。 実際に接続したところデータのやり取りも全く問題なく行うことができました。
RemoteLOCK(リモートロック)ってそもそも何?と思った方はぜひこちらの記事もご覧ください。
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コンセント型Wi-Fiの機器確認
このような形ですので、納品されたらコンセントに差し込むだけでWi-Fiが利用可能になります。 開封後は別途記載されているSSIDとパスワードをRemoteLOCKに覚え込ませるだけでOKです。
コンセント型Wi-Fiを使うメリット4選
このコンセント型Wi-Fiを利用するメリットを4つにまとめると、以下のようになります。
1.とにかく安い!
インターネット開設であったり、ポケットWiFiだと月額3,000〜5,000円くらいが相場の中、月額500円(※)からという料金設定は固定費削減という目的でとても魅力的です。 後述する「デメリット」をクリアできるのであれば(許容できれば)選択肢は一択になります。
※初期費用2万円〜がかかります
2.申し込みから到着まで早い!
インターネット回線開設をされた方はご存知かと思いますが、手続きの多さや工事日程調整、立ち会いなど思ったより時間がかかり、繁忙期はインターネット開通に数週間待たされることもあります。 コンセント型Wi-Fiは注文してから最短2日、長くても10営業日で利用可能になるスピード感もナイスです。
3.大手通信キャリアが届く範囲であれば利用できる
人口カバー率ほぼ100%なので、よほどの条件でない限り利用可能です。 都市部はもちろん、山間部でも大手通信キャリアの電波が届けば利用可能だと思っていただいて問題なさそうです。 (実際に届くかどうかはご自身でお調べになるか、お問い合わせください)
4.自由度が高い
最短1ヶ月からの利用が可能で、かつ、電源に挿すだけなので自由に使えます。 例えば「今月、来月だけ使いたい」であったり、「RemoteLOCKを別の物件に取り付け直したい」という場合でも柔軟に変更可能です。
コンセント型Wi-Fiには向いていないケース2選
メリットがいくつかある一方で、コンセント型Wi-Fiを利用する際に注意したい点も2つ挙げさせていただきます。
1.ゲスト向けWi-Fiとしては向いていない
あくまでIoT機器向けの製品であるため、通信速度は速くありません。 とはいったものの、RemoteLOCKやLiveSmartなどの製品であれば全く問題ない速度で、中の人が検証済ですので、ご安心ください。
また月々のデータ量に上限があり、それを超えると利用不可能になるため、ゲストがオンライン会議などで利用すると使えなくなります。 もちろん、RemoteLOCKの通信量であれば1ヶ月問題なく稼働できることは中の人が検証済ですので、ご安心ください。(2回目) ゲスト向けWi-Fiと併用したい場合はインターネット回線を引く方が良いことは強調いたします。
2.ネットワークカメラなど大容量通信が必要なデバイスには向いていない
ネットワークカメラ向けのプランに申し込めば別ですが、通常プランの場合は上述の通りデータ量上限があるため、向いておりません。 ただし「プランにより従量制にすることも可能」と、LiveSmart中の人からコメントをいただいているのでLiveSmartさんにご相談ください。
メリット、デメリットを踏まえた利用シーン
以上のメリットやデメリットを踏まえたうえで、コンセント型Wi-Fiのおすすめの利用シーンについいてご紹介します。
1.宿泊施設やレンタルスペースで既存インターネット回線が無い中でRemoteLOCKを利用したいケース
ゲスト向けWi-Fi提供をしない場合はコンセント型Wi-Fi一択になります。 他方、ゲスト向けに提供する場合は上述の通りインターネット回線がオススメになります。
2.宿泊施設やレンタルスペースで既存インターネット回線は多くのゲスト用に開放しているためRemoteLOCK用に別途用意したいケース
ゲストが多く使うことを想定した場合、RemoteLOCK用に別途回線を用意して置きたい場合がこれにあたります。
3.(主に自治体様向け)公民館等でRemoteLOCKのみを利用するケース
自治体様が公民館を市民サービスとして貸し出すというケースが多くございますが、こういったケースではWi-Fiのアクセスポイントを開放しないと考えられますので、「ドンピシャ」だと思います。
最後に…なんとTOBIRA(有線LAN利用)でも使えます!
悪ノリしたRemoteLOCKチーム中の人約2名。5i7i8jと違い有線LANで通信するアクセスコントロールシステム「TOBIRA」でも使えないか画策したところ…こちらも問題なく通信できました!
具体的には コンセント型Wi-Fi → 中継機で有線化 → TOBIRA基盤に接続 という手順を踏んでテストしました。 RemoteLOCK中の人は機器の組み合わせで実現しましたが、LiveSmartさんも公式に有線LAN対応の機器(少し大きめ)を提供されているので、素直に申し込まれてください。
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