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公開日2023.08.16

最終更新日2024.01.18

RemoteLOCKも導入可能!大注目のペット関連ビジネス(ドッグラン・スパ)について

コロナ禍によって在宅時間が増加したことに伴い、ペットを飼う人々が増え、またペットに対するニーズが多様化したことによって、現在、ペット関連ビジネスが活況を呈しているといわれています。そこで今回は、ペット関連ビジネスの現状について解説するとともに、そこで弊社のシステムを利用いただいている事例をご紹介させていただきます。

盛り上がるペット関連ビジネス、その実態は?

犬1

はじめにペット関連ビジネスの概要やニーズが多様化していることについて、統計情報と併せてご紹介します。

ペット関連ビジネスとは?

そもそも、ペット関連ビジネスとは何でしょうか?参考になりそうないくつかの資料に目を通してみると、分類の仕方は一定ではありませんが、おおむね以下のようにまとめることができそうです。

ペット関連のビジネスカテゴリ

① 生体販売(ペットそのものの販売)

② ペットフード

③ ペット医療(動物病院のほか、ペット保険やペット向け介護サービスなど)

④ ペット用品(リード、ペットシーツ、猫砂、シャンプー、ペット用おもちゃなど)

⑤ ペット関連サービス(ペットシッター、ペット向けホテル、ペット向けサロンなど)

拡大するペット関連消費の実態

冒頭で、コロナ禍でペットを飼う人々が増加した、と書きましたが、一般社団法人ペットフード協会が2022年に実施した「全国犬猫飼育実態調査」を見てみると、実態はやや異なるようです。2022年の犬の飼育頭数は705万3000頭で、5年前の2017年786万2000棟から約8.1%の減少、猫は883万7000頭で2017年の867万2000頭と、微増、もしくはほぼ横ばいだったことが分かります。

一方、同協会では、一頭あたりに対する飼育経費に関する調査も行っています。それによると、犬一頭あたりの飼育経費(生涯経費)は2022年で251万7524円、2017年の160万827と比較すると、なんと57%も上昇していることが分かります。猫については、2022年で131万6467円、2017年の107万6313円から約22%の上昇となっています

猫1

これらを総合すると、ペットとしての犬と猫の飼育に関して、この5年間で飼育頭数は増えてはいないものの、オーナーが一頭あたりの飼育に支出する経費は、特に犬に関しては、大幅に増加しているということができるでしょう。

この背景としては、ペットフードの高級志向化やペット医療の高度化などの要因が挙げられていますが、それと同時に、コロナ禍を経て、ペットとの日々の暮らしを充実させるための商品やサービスに対するニーズが高まっており、その内容も多様化してきているという点が指摘されています。

ニーズの多様化と新サービスの登場

このようなペットに関連する消費者ニーズの多様化に呼応するように、市場にはさまざまなアイデア商品やサービスが続々と登場しています。

例えば、ペットと宿泊することが可能なホテルは、業界ではかなり前から一般化しています。国内外各地でリゾートホテルや温泉旅館を運営する星野リゾート株式会社では、愛犬と泊まることのできる部屋を備えた施設を増やしていく意向を表明し、そのこと自体が同社のセールスポイントのひとつとなっていますし、楽天トラベルやじゃらんといった宿泊施設検索サイトでは、「ペットと一緒に泊まれる宿」という項目が、今では重要な検索ワードとなっています。

最近では、ペットを同伴することのできるバスツアーも人気を集めています。ペットと一緒に楽しむことのできるプログラムをスケジュールに組み込んだり、ペット同伴専用車両を導入したり、といったツアー商品の開発に、複数社が参入しています。ペット・ツーリズムという言葉も頻繁に使われるようになりました。

また、ペットの美容や健康をコンセプトとした商品として、現在では、犬や猫のタイプや種別ごとに最適なシャンプーを多数のラインアップから選択することができますし、自動でペットを遊ばせて適度なフィットネスを保つことのできるペット用スマートロボットなどといった先進的な商品も発売されています。

さらに、家具の業界では、猫用の遊び場やトイレが組み込まれた愛猫家向けのユニット家具や、ペットによるひっかき傷がつきにくい素材でできたソファやカーペットなど、ペットと一緒の暮らしをサポートする商品が各メーカーから数多く発売されています。

このように、さっと見渡しただけでも、最近のペット関連ビジネスの盛り上がりを実感することができます。そこで、第2章、第3章では、弊社が提供するシステムを活用したペット関連ビジネスについてご紹介してまいりたいと思います。

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事例その1:ホームセンター「カインズ」のスマートドッグラン

株式会社カインズは全国に234店舗(2023年6月1日現在)を展開する大手ホームセンターチェーンです。本章ではカインズのドッグラン施設についてご紹介します。

ペットフレンドリーなホームセンター

カインズは、ペットフードやその他さまざまなペット関連商品が充実していることでも知られています。一部の店舗(スーパー併設店)を除いてペット同伴で入店することが可能となっており、ほとんどの店舗に自社で開発した大型犬にも対応できるペット専用カートが導入されています。

また、カインズペットという会員システムがあり、ペットの情報を登録すると、そのペットにあわせたお役立ち情報がメールマガジンで届く、カインズペット会員限定イベントへ参加できる、ドッグランのオンライン予約ができる、などの特典を得ることができます。カインズは、まさにペットフレンドリーなホームセンターだということができるでしょう。

なお、カインズでは、ホームセンターとは別に、「ペッツワン」というペットショップも展開しており、ペット販売だけでなく、ペットホテル、トリミング、動物病院、トレーニングなど、ペットにまつわるさまざまなサービスを提供しています。

予約から入場までスマホで完結~スマートドッグラン

カインズの約4割の店舗にはドッグランが併設されていいて、カインズカード会員(入会金・年会費無料)であれば、1日1時間無料で利用することができます。利用する場合は、ドッグランのある店舗に1年以内の狂犬病予防接種証明書を持参し、確認・登録を行ないます(初回と更新時のみ)。予約・利用方法は店舗により若干異なりますので、事前に確認した方が良いでしょう。

ここでは、弊社のアクセスコントロールシステムTOBIRA(トビラ)を採用いただいているカインズ朝霞店のドッグランの利用方法をご紹介します。

カインズ朝霞店に設置されているドッグランは、カインズアプリ、またはカインズペットのマイページから利用予約が可能なスマートドッグランとなっています。初回登録時以外は、店頭のカウンターに立ち寄って面倒な手続きを行なう必要がない、まさにスマートに利用できるドッグランです。

利用にあたっては、アプリをダウンロードし、アプリからドッグランの利用予約が完了すると、予約した時間だけドッグランの入口の解錠ができるQRコードが発行されます。時間になったら、このQRコードをドッグランの入口に設置してあるQRコードリーダーにかざすだけで入口が解錠され、ドッグランに入ることができるという仕組みです。 カインズアプリの予約ページからは、予約状況や現在の混雑状況も確認できますので、利用者には非常に便利です。

TOBIRAで業務効率化と利用者の利便性向上を両立

このカインズ朝霞店のスマートドッグランの仕組みを実現するために利用いただいているのが、前述したアクセスコントロールシステム TOBIRA(トビラ) です。TOBIRAは、既存の電気錠をクラウド管理できる入退室管理システムで、管理者はシステム上の簡単な操作で入室権限(QRコードなど)を発行することができます。また、常時入退室履歴を確認することや、遠隔からリアルタイムに解錠・施錠を行なうことも可能となっています。

予約システムなどと連携することによって、施設の管理者は業務を大幅に効率化することができますし、人的なミスの心配もなくなります。また、利用者にとっては、スマホの簡単な操作で予約から入場まで完結できますので、大いに利便性が高まります。スマートな施設としてのイメージの向上にも役に立つでしょう。

事例その2:近鉄不動産のセルフ式ドッグスパ「K・Dog Spa」

次にご紹介するのは、近鉄不動産株式会社が関西地区で展開するセルフ式ドッグスパ「K・Dog Spa」です。飼い主がワンちゃんを自分の手で洗ってあげるというスタイルのドッグスパで、完全無人で運営されている点が大きな特徴です。

ワンちゃんにやさしいマイクロバブルバス

各店舗にはプロ仕様の設備が設置されており、特にマイクロバブルを噴射することのできるマイクロバブルバスが導入されている点が特筆に値します。マイクロバブルとは、直径数十ミクロンの小さな泡です。この泡が毛根まで入り込むことによって、肌の表面の汚れを取り除き、ワンちゃんの身体のすみずみまできれいにする効果があるといわれています。

また、マイクロバブルの微振動が心地よくマッサージするため、ワンちゃんにとってもリラクゼーション効果が高く、この点でも、飼い主の方々から喜ばれているそうです。

完全無人のプライベート空間

無人で運営される各店舗にはブースが二つずつ設けられています。ブースの中は飼い主とワンちゃんだけの空間となるため、まわりを気にすることなく、自由にコミュニケーションを取りながら、きれいにしてあげることができます。

利用は1枠50分の完全予約制となっており、同社の予約サイトから予約を行ないます。予約が完了すると、メールでブースの入口のドアの鍵を解錠するための暗証番号が届きます。暗証番号は、予約した時間の間だけ有効なものとなっており、時間になったらドアに取り付けてあるテンキーに暗証番号を入力すれば入室できる、という仕組みです。他の人が間違えて入室してくる心配は一切ありませんので、利用者は安心してプライベートな時間を過ごすことができます。

退店時には、ドアノブ上部にある開錠ボタンを押して退出することで、退店時間が記録され、利用終了のメールが届きます。利用者は自分で利用時間が間違っていないか確認することができますので、この点でも安心です。

RemoteLOCKが無人運営をサポート

このようなK・Dog Spaの無人運営に採用いただいているのが、弊社のスマートロックシステムRemoteLOCK(リモートロック)です。K・Dog Spaの予約システムと連携することによって、自動的に利用者に予約した時間だけ有効な暗証番号を発行、メールで通知することが可能となっています。

こうすれば、予約の電話やメールに人が対応したり、人の手でドアの鍵(物理鍵)を貸し出したり、鍵の運用を管理したり、といった手間は一切なくなりますので、施設の運営者は業務を圧倒的に効率化することができます。また、基本的な業務はシステムが行いますので、人的なミスも起こりません。安心して施設の無人運営を実現することができるという訳です。

その一方で、利用者には完全無人のプライベートな空間を、不安を感じることなく満喫していただくことができます。施設の運営者と利用者の双方にメリットのある環境づくりにRemoteLOCKを役立ていただいている好事例といえます。

【まとめ】今後も成長が期待されるペット関連ビジネス

以上、今回はペット関連ビジネスについて解説してまいりました。記事を書くにあたってさまざまな資料や統計データを参照する中で、ペット関連ビジネスはまだまだ成長の途上にあると理解することができましたし、同時に、斬新なアイデアを活かした新規ビジネスを創出するチャンスの多い分野だと感じました。

今回の記事が、新事業の構想や実現に取り組んでおられる皆さまの、少しでもご参考になれば幸いです。

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  1. ・予約者ごとに異なる暗証番号を発行可能
  2. ・予約期間外は入室不可に!期間外の不正入室の心配はなし
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