訪問介護やデイサービスで起こりがちな鍵の問題を考える
約9万人。これは、2017年に介護や看護のために離職する「介護離職」の人数です。人手不足と騒がれている今日において、これだけの人たちが介護を理由に職場を去っています。
介護離職に踏み切る人の理由は様々かと思いますが、「デイサービス、訪問介護を利用できたとしても、送り迎えの鍵管理ができないから」「宅食や配食を頼んでいるが、玄関を開ける人がいないから」という問題はRemoteLOCKで解決できるかもしれません。
ヘルパーさんの訪問や配食サービス利用時の「鍵の問題」
先日、とあるユーザー様とRemoteLOCKの活用シーンについて議論をしていたところ、「原状復帰ができるRemoteLOCKが販売されたら、ぜひ家に取り付けたいですね。」というご意見をいただきました。その背景をよくよく聞いてみると…。
ユーザー様からのコメント
- 「我が家には介護サービスを利用しているお年寄りがいるのですが、例えばお昼を届けてもらうときは玄関を開けて“安否確認”をしてもらっているのです。」
- 「デイサービスに送り出すときも、基本的に家にいるようにしています。玄関を開けないといけないですから。」
なるほど、誰が玄関を解錠するのかがポイントになっているようです。本記事では訪問介護やデイサービスで起こりがちな鍵の問題について紹介します。
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世の中にあふれている「鍵」と「介護」の問題
介護職員に鍵を預けたり、キーボックスで保管するのは、果たしてベストチョイスなのでしょうか?このブログを執筆するにあたり、普段自分ではあまり考えることがない「カギと介護」について、簡単に調べてみました。
デイサービス利用と鍵の問題とは?
まずは簡便に「デイケア 玄関 鍵」でgoogle検索をしてみたところ、以下のような結果になりました。
なるほど、多かれ少なかれ、悩みをお持ちの方がいらっしゃるようです。中身を読んでみると、こんなことが書いてあります。
デイサービスにおける鍵の悩み
- 認知症患者の鍵の管理ができず困っています。デイサービス送迎車が来ても、カギがその場で出てきません。(介護職員より)
- 介護職員の方に「ご家族不在の中に送り届ける必要がある場合は、電話1本でいいから事前に連絡してもらえますか?」と怒り口調で上から言われました。(デイサービス利用者家族より)
- 介護職員の方に自宅のカギを預けることは可能なのでしょうか?一方で預けることには少し不安もあります。(デイサービス利用者家族より)
「介護する側」と「介護を受ける側」の双方に、デイサービス送り迎え時の施錠・解錠に関する悩みが存在しているようです。特に、鍵を預けてしまうことで、送迎の時間ではないときに、不正に家の中に侵入されてしまうのではないかという介護サービス利用者からの心配の声も多くあります。
これらを解決するには、以下のような仕組みが必要です。
デイサービス送り迎え時に必要な仕組み例
- 介護職員が簡単に施錠・解錠できる仕組みを導入する
- 鍵を預けたり、鍵をポストや植木鉢の下に隠さずに済む方法を取り入れる
配食サービスの受け取り方法は?
買い物に行くことや調理をすることが難しい高齢者のための「配食サービス」なるものがあります。こちらはお弁当やお惣菜を受け取れればいいので、必ずしもご家族が在宅している必要はありません。しかしながら、寝たきりの場合や玄関までカギを開けに行くことが困難な場合は、家族やヘルパーさんが受け取るか、もしくは業者の方に家の中に入っていただく必要があります。
家の中に入る必要がある場合の対応方法は、業者によって異なるようです。ヘルパーさんがいない場合の対応方法で多かったのが「キーボックスの使用」でした。
参考サイト
しかしながら、キーボックスの利用に対しても、以下のような不安の声が見られました。
キーボックスに対する不安の声
- 外から丸見えと言う状況で、キーボックスは少し不安があります。
- 第三者に暗証番号が漏れないか不安です。
- キーボックスは「鍵はここ」と通行人に見せびらかしているようなものだし、大きめの電工ペンチとかワイヤーカッターなら簡単に切れる
- キーボックスは確かに便利なものですが、セキュリティを意識してしまうとどうしても不安が残ってしまいます。不安を解消するには、以下の対策案が挙げられますが、いずれにせよ「なぜキーボックスに不安があるのか」という理由を明らかにして、解決策を見つける必要があります。
キーボックスに対する不安を解消するには?
- キーボックスを外から見えにくい場所に設置する
- 暗証番号を定期的な変更をすることでリスクを減らす
- 解錠できる時間帯を限定できるようなキーボックスや電子錠を導入する
- 堅牢な製品やペンチやカッターでは壊せないような電子錠を選ぶ
RemoteLOCKが解決できることは?
ここまで挙げた、介護におけるカギの課題と解決策を整理してみます。
デイサービス利用におけるカギの課題と解決策
- ・認知症者の鍵の管理ができず困っています。デイサービス送迎車が来ても、カギがその場で出てきません。
・介護職員の方に「ご家族不在の中に送り届ける必要がある場合は、電話1本でいいから事前に連絡してもらえますか?」と怒り口調で上から言われました。
⇒ 介護職員が簡単に施錠・解錠できる仕組みを導入する
・介護職員の方に自宅のカギを預けることは可能なのでしょうか?一方で預けることには少し不安もあります。 - ⇒ 鍵を預けたり、鍵をポストや植木鉢の下に隠さずに済む方法を取り入れる
配食サービス利用におけるカギの課題と解決策
・外から丸見えと言う状況で、キーボックスは少し不安があります。
⇒ 見えない場所に置く
・第三者に暗証番号が漏れないか不安です
⇒ 暗証番号を定期的な変更をすることでリスクを減らす
⇒ 解錠できる時間帯を限定できるようなキーボックスや電子錠を導入する
・キーボックスは「鍵はここ」と通行人に見せびらかしているようなものだし、大きめの電工ペンチとかワイヤーカッターなら簡単に切れる
⇒ 堅牢な製品やペンチやカッターでは壊せないような電子錠を選ぶ
ここで、遠隔管理できるテンキー型スマートロック『RemoteLOCK(リモートロック)』をデイケア、デイサービス、配食サービスを利用中の住宅に導入してみると、どのようになるか、想定の活用シーンを時系列で見てみましょう。
テンキー型スマートロック『RemoteLOCK』活用の流れ
RemoteLOCKは、介護職員、配食サービス会社、家族など、入室者ごとに異なる暗証番号をパソコン画面から簡単に発行でき、さらには、解錠できる曜日や時間を限定することもできます。
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介護職員は指定の暗証番号で玄関を解錠して利用者のお迎えを行う(配食サービスの場合も同様)。
解錠すると家主やご家族などに「介護職員が来訪した(解錠した)」というメールが届きます。
この通知を「お迎え完了」「配達完了」とみなすこともできます。
当然ながら介護職員用の暗証番号は解錠できる時間帯を「利用曜日の日中」としておくことで、夜間や休日に不正に侵入されてしまう心配もなく、鍵を預けるよりも格段に安心です。
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介護職員が施錠します。施錠した際も家主やご家族などにメール通知をすることができます。
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施設から家に帰ってくるときも、上記と同じように介護職員は自分の暗証番号で解錠することで、ご自宅の中まで利用者をお送りすることが可能です。このときも、家族に解錠・施錠のメール通知が届くので、遠隔から帰宅のチェックが可能です。
もし暗証番号が漏れてしまったら
キーボックスでよくある不安は「暗証番号が外に漏れないのか」ですが、番号が漏れてしまうリスクがあるのはRemoteLOCKでも同じです。ただし、RemoteLOCKなら異常の感知と対策がキーボックスよりも行いやすくなります。
まずは異常感知から!
キーボックスの場合、暗証番号が漏れているかどうかを把握するのは困難で、そもそも「家が荒らされている」などの被害を受けてから初めて番号が漏れていることがわかることもしばしばです。
RemoteLOCKであれば、このような事態が起こる前に「暗証番号の流出」がわかります。
例:『デイサービスの方や配食サービスの方が来ない時間帯にその番号で開けようとした形跡がある』
RemoteLOCKならイベント管理機能で不信な解錠の履歴を簡単かつ、いち早く把握することができます。それ以外にも「操作ログを監視しています」といったシールをドアに貼っておけば、防犯対策にもなります。
暗証番号を遠隔から無効化、もしくは変更!
キーボックスだと基本的には現地に行かない限り暗証番号を変えられません。
仕事中や旅行中であればもってのほか。この間に暗証番号が漏れてしまったら対処できなくなってしまいます。また、例え現地に行くことができても、番号を変更するためには、キーボックスを分解する必要があるものも多く、変更作業も容易ではありません。
そんなとき、遠隔から簡単に暗証番号の変更や削除ができれば、どれだけ心強いでしょうか。
RemoteLOCKはWi-Fiを介してインターネットにつながるので、管理者はインターネット上で暗証番号の無効化や変更を行うことができます。もちろん、急な来.客があった場合も、遠隔からゲスト用の暗証番号を作ることが可能です。ただし、リアルタイムでの無効化や変更、追加はできません。設定変更を行った後に通信が行われて、初めて変更情報が反映されます。
【まとめ】訪問介護や配食サービス利用時の鍵の問題
今回は介護のシーンにおけるRemoteLOCK活用術をご紹介いたしました。ご自宅の鍵のスマート化、ぜひご検討いただければ幸いです。