空きスペースを活用した最新ビジネス!定番やユニークな事例を紹介

  
著者| T.SATO on 2020/03/09
 

人口減少やIT活用などの時代の流れに伴い、保有する不動産や自社ビルの一部が使われずに、空き部屋、空きスペースとなるケースは今後ますます増えると予想されます。他方で、消費意識としても「所有」から「共有」への流れは定着しつつある現在、スペースについてもシェアリングが一般化しています。本記事では空きスペースを活用したビジネスについて定番から少しユニークな事例までご紹介します。

この記事の目次

  1. 1.定番の空きスペースのビジネス活用事例
    1. 1-1.パーティールーム
    2. 1-2.貸し会議室
    3. 1-3.シェアオフィス・コワーキングスペース / レンタルオフィス
    4. 1-4.番外編:リモートワークや託児所での活用
  2. 2.最新の空きスペースのビジネス活用事例
    1. 2-1.シェアサロン
    2. 2-2.ポップアップストア
    3. 2-3.荷物預かり・物置き
  3. 3.【まとめ】空きスペースを有効活用した最新ビジネス

(掲載内容は2020年3月4日時点の内容です)

1.定番の空きスペースのビジネス活用事例

 

空きスペース 事例

 

空きスペースを活用したビジネスについて、最もメジャーなところとしてはAirbnbでも有名な民泊サービスと言えます。保有している物件の空き部屋や空き家を、インバウンド向けの民泊として活用するケースは、2021年のオリンピック開催や訪日観光客の受け皿としてもニーズが高いため、極めて主流と言えます。

 

他方で、民泊の場合、住宅宿泊事業法の届出が必要であり、キッチン・トイレ・お風呂・洗面台のいわゆる「4点セット」を完備していなければならないので、もともと住宅として使われていたスペース以外ではややハードルが高いかもしれません。

 

ここからは初期費用を抑えつつ比較的容易に事業化できる空きスペースを使ったサービスについて見ていきましょう。「空きスペースはあるがどんな用途を狙って事業化すればいいの?」という場合の参考になれば幸いです。

 

1-1.パーティールーム

 

時間単位でスペースの貸し借りを行うレンタルスペースには様々な利用用途のものがあります。ビジネスの場合、セミナー会場、会議室、面接会場など、プライベートの場合は、ホームパーティー会場、撮影スタジオ、料理教室などが代的な例です。

 

プライベート利用で人気の高いパーティー用途のレンタルスペースは、居心地の良いアットホームな空間づくりが重要であり、設備としてはリビング(ダイニング)セットや、ソファ、ラグなどはもちろん、ゲームを楽しめるようにTVやトランプ、ゲーム機、さらには、他のスペースとの差別化のためにカラオケ機器やダーツ台を置くスペースもあるようです。

 

一方で、飲酒やゲーム等行える空間の場合、楽しく騒ぐ中で誤って設備を壊してしまったり、騒音で近隣に迷惑をかけてしまうリスクもあります。壊れやすい設備は置かない、騒音センサーを付けるなどの対策も必要と言えるでしょう。

 

1-2.貸し会議室

 

ビジネス利用でニーズが高いのが貸し会議室です。会議室が足りない企業やリモートワークをベースとした企業が利用したり、中型・大型スペースだとセミナー会場として、小型スペースだと面接会場としての利用も可能です。

 

設備としても、デスクとチェア、必要に応じてWi-Fi、スクリーン、プロジェクタ、ホワイトボードなど用意するだけで運営を開始できるため、初期投資や開業準備の手間も少なくて済むことが特長です。

 

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1-3.シェアオフィス・コワーキングスペース/レンタルオフィス

 

貸し会議室と同様にビジネス向けの空きスペース活用の例として、レンタルオフィスやコワーキングスペースがあります。ここ数年、リモートワークを推奨する企業も増える中で、新たなオフィスの形態として、シェアオフィス・コワーキングスペース(複数の企業や個人がワークスペースをシェアして使うオフィス)が普及しつつあります。

 

また、時間ではなく、月や年単位でオフィス空間を貸し借りするレンタルオフィスも、駅近や、都心に近いほど需要があり、こちらも創業期のスタートアップ企業やベンチャー企業に人気のようです。

 

 

1-4.番外編:リモートワークや託児所での活用

 

国内で新型コロナウイルスの感染が広がる中、北海道知事は2020年2月28日、「緊急事態」を宣言しました。感染拡大への対策として企業は在宅勤務やリモートワークに切り替えるケースも増えています。

 

また、2020年2月27日には全国の小学校、中学校、高校や特別支援学校などの臨時休校の要請が政府から発表されました。子どもを持つビジネスパーソンからは在宅勤務であっても「子どもがいたらとても仕事には集中できない」という声もあがっており、感染拡大という目の前の問題だけでなく、そこから様々な問題に波及しているようです。

 

できるだけ都心の人混みや、満員電車での通勤を避けたい、かつ、自宅だと仕事がしにくい環境の方は、ご自宅から近場のコワーキングスペースを利用するのも一つの対策かもしれません。(※)さらに、最近ではキッズスペースや託児所を併設した子どもと過ごせるコワーキングスペース、シェアオフィスもあり、働き方改革が進むこれからもニーズが高まりそうです。
※コワーキングスペースは不特定多数の人が集まる場所でもあります。職場やご家庭の環境など状況に合わせた感染対策をおすすめします。

 

2.最新の空きスペースのビジネス活用事例

ここからは少し変わった用途でのスペースのシェアについて見ていきましょう。

 

2-1.シェアサロン

 

シェアサロンとは施術ベッドや必要備品などがそろった状態のスペースを時間や月単位で貸し出すビジネスです。用途はネイル、整体、パーソナルトレーニングなど様々です。

ネイルサロンや整体店など自分の店舗を開業するとなると開業資金やリスクなど伴う一方、シェアサロンの場合は初期費用もほとんどかからず、手軽に開業できるとあってフリーランスの事業者には魅力的なサービスと言えます。

 

すでにサロンとして運営している店舗で遊休スペースや遊休時間がある場合は、シェアサロンとして貸し出すのもありかもしれません。

 

 

2-2.ポップアップストア

 

最近見かけることが増えているポップアップストア。皆様はご存じでしょうか?ポップアップストアとは空きスペースや店舗の一部を利用して期間限定で出店する形式のショップのことです。もともとはイギリスなどで人気の店舗形式であり、売り上げはもちろん宣伝効果を狙ったものが多いです。SNSが普及していることもあり、ポップアップストアの出店により、SNSで一気に拡散させて認知を高めたり、商品やブランドのイメージを伝える絶好の機会にもなります。

 

最近ではポップアップスペースを紹介するサイトも増えており、スペースを貸して収益化したい人と、スペースを借りてプロモーションしたいメーカーやリテーラーのマッチングもしやすくなっています。

 

ポップアップストアの予約サービスを提供する「軒先ビジネス」

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出典:軒先ビジネス 公式ホームページ

 

「軒先ビジネス」は2008年にサービスを開始したポップアップストアの予約サービスを提供しており、空きスペースを貸したい方と使いたい方を結ぶプラットフォームです。飲食の販売や物品販売、セールスプロモーションなど、多様な目的に合ったスペース探しができるウェブサイトで、7000件以上のスペースが登録されているのできっと良いスペースが見つけられることでしょう。

 

駅前やちょっとしたスペースに期間限定でお店が出店されてるところをよく見かけますが、私たちが知らずに入店したポップアップストアはこの「軒先ビジネス」を利用しているかもしれません。

 

2-3.荷物預かり・物置き

 

物置きのシェアサービスも広がっています。物置きというとコンテナ型のトランクルームを借りるというイメージですが、マンションの1室や、店じまいした店舗スペースなどを荷物預かりのスペースとしてサービス提供しているケースも増えています。

 

利用者側としては従来型のトランクルームよりもリーズナブルに借りれるといったメリットがあります。スペースを貸し出す側としても、備品などをそろえる必要がなく極めて手軽に余ったスペースの有効活用が可能になります。こちらもマッチングのサービスがあるため、スペースを貸す際の告知も簡単に行えます。

 

モノオク

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出典:モノオク 公式ホームページ

 

「モノオク」は荷物の保管場所を探している人と、余ったスペースを有効活用したい人をつなぐ、物置きのシェアサービスです。物置といえばトランクルームのサービスやレンタル倉庫、コンテナなどを頭に思い浮かべる方も多いかと思いますが、こちらは個人で空きスペースを持っている方とのマッチングサービスである点が特徴です。

 

仕事の資材はもちろんのこと、プライベートでも引越しの荷物や季節のレジャー用品(スキー板や衣服など)を預ける場合はコストパフォーマンスがとても良いサービスです。

 

 

3.【まとめ】空きスペースを有効活用した最新ビジネス

 

いかがでしたでしょうか?空きスペースを様々な用途で貸し出す新事業が続々と登場しています。余った不動産を有効活用してレンタル料金で収益を上げるといった副業目的だけでなく、入居者への価値提供、不動産自体のバリューアップなども期待できます。遊休スペースをお持ちの事業者様、個人様はぜひこの機会に、スペースのシェアリングビジネスをはじめてみてはいかがでしょうか?

 

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