公開日2025.03.31
RemoteLOCKチーム中の人が引き戸・細框ドア対応のスマートロック「E06s」の魅力について解説してみた
スマートロックは、BluetoothやWi-Fi対応、暗証番号やQRコードの利用が可能なものなど、多種多様な製品が登場しています。しかし、その多くは開き戸向けに設計されており、引き戸に対応したものはほとんどありません。
そんな中、RemoteLOCK 9jの兄弟機種「E06s」であれば、引き戸や細框にも対応できる可能性があります。もちろん世の中にはツワモノがいてDIYで取り付けされている方はいらっしゃるのですが、メーカー公式になっているのはRemoteLOCKだけ、、、、な気がします。今回は、この「E06s」の特徴と、その導入メリットについて解説していきます。
気になる方は写真を以下からお送りいただければ、取り付け可否を回答可能です
1.引き戸・細框ドア対応のスマートロック「E06s」の魅力
なぜ各メーカーが引き戸に対して非対応になっているかというと「確実に扉を閉めたかどうかが錠前で判断できず、錠前メーカーのセキュリティ観点ではOKといえない」ためです。
美和ロックのPiACK Ⅲ smartは機構としてはMIWA-FGという引き戸用錠ケースへの取り付けはできるのですが、上記を理由にメーカー公式として「非対応」としていらっしゃるのだと思います。
余談
鍵屋さんが大好きな「キーレックス」という製品があります。RemoteLOCK中の人も大好きで、RemoteLOCKがどうしても予算的、場所的に取り付けできない場合はこちらの製品をおススメしています。以下製品も引き戸対応を謳っているのですが、これは機構的に締め忘れが起こらないようになっています。このあたりも錠前メーカーごとの特色が出ていていとをかし、です。
https://www.nagasawa-mfg.co.jp/product_keylex/keylex3100_hikido_auto/
1-1.小格枠にも対応する機能性
多くのスマートロックは、通常のドアに取り付けることを前提として設計されています。そのため、小さな格枠(框幅)のドアには取り付けが難しいことが課題でした。
しかし、RemoteLOCKの「E06s」はこの問題を解決しました。従来のRemoteLOCK 8j/9jでは枠幅が100mm必要だったのに対し、E06sは最小30mmの枠幅に対応。ガラス枠が含まれる場合でも40mmあれば取り付けが可能です。これにより、古民家の引き戸やオフィスの小枠ドアにもスマートロックを導入することが容易になりました。
1-2.実際の設置事例のご紹介
多くのスマートロックでは対応できない古民家の引き戸、事務所ドアのアクセスコントロールを実現する「E06s」はすでにさまざまな施設に導入されています。
設置事例のご紹介
- 古民家の引き戸
空き家の利活用や、リノベーションした古民家の一棟貸し物件に利用されることが多く、リモート管理が可能な点が評価されています。 - 事務所の扉
路面店舗のオフィスドアでも導入され、アクセス管理の向上に貢献しています。 - 店舗の狭い入口ドア
幅の狭い店舗入口でも設置可能なため、店舗運営の利便性が向上します。
これまでスマートロックの設置が難しいとされていた場所への導入が進んでいます。中でもRemoteLOCKチームにお問い合わせが一番多いのは「古民家の引き戸」です。空き家利活用、古民家リノベーション一棟貸しの鍵受け渡しでお困りの方が多くいらっしゃるようです。
2.実際の取り付け条件とは
実際の取り付け条件はどのようなものがあるのでしょうか?注意点も含めて詳しく解説していきます。
2-1.設置の基本要件
従来製品に比べて格段に取り付け条件の幅は広がっていますが、引き戸に取り付ける際は、以下の要件を満たす必要があります。
「E06s」設置の基本要件
- 対応戸厚
22-42mm - 対応枠幅
最小30mm(ガラスがある場合は40mmが推奨) - 専用錠前
ウエスト製の専用錠前(製品に同梱) - オートロック使用時
オートクローザーの設置が必要
これらの仕様は、賃貸物件の管理者や建物オーナーが事前に確認しておくべき重要なポイントになります。
2-2.設置時の注意点
E06sを設置する際は、いくつかの注意点があります。これらを見落とすと、正しく動作しなかったり、運用に支障をきたす可能性がありますので、取り付けの前の確認が必要になります。
E06sを設置する際の注意点
- 引き違い戸の固定
フランス落としなどの機構を用いて、しっかり固定する必要があります。 - 片面ドアの運用
E06sは片面ドアでの運用が推奨されています。 - 戸当たりの設置
扉が開いたときに本体が壁などにぶつからないよう、戸当たりを設置する必要があります。 - オートクローザーの設置
オートロック機能を利用する場合は、確実に扉を閉めるための「トジール」などのオートクローザーを併用するのが望ましいです。
これらのポイントを押さえた上で、設置の可否が気になる場合は、写真を送ることで取り付け可否の判断が受けられます。
事前の確認をおすすめ!
3.機能はそのまま!RemoteLOCKとして使いいただけます
E06sは、RemoteLOCKクラウドにつながっているので、従来の製品と同じ機能をお使いいただくことができます。
3-1.RemoteLOCK(リモートロック)でできること
前述の通りE06sは、RemoteLOCK9jとほぼ同等のクラウド管理機能を備えています。これにより、オフィスや宿泊施設などの施設管理が容易になります。管理者は、スマートフォンやPCから遠隔でアクセス権の変更や利用履歴の確認が可能になります。
RemoteLOCKの導入で施設への入退室管理のための手間ひまを大幅に低減することができます。スマートロックによって事前に予約をした、あるいは会員登録をした利用者だけが入室できる仕組みを構築しておけば、受付のためのスタッフを常駐させておく必要もなくなりますし、施設の構造にもよりますが、鍵の受け渡しが必要な施設であれば、その手間を一掃することができます。
ただし、1つの違いとして、E06sではFeliCa登録がローカル管理で10枚までに制限されている点が挙げられます。RemoteLOCK9jではクラウド管理が可能で、FeliCaと暗証番号を合わせて1000個まで登録できますが、E06sでは暗証番号は1000個まで登録可能で、FeliCaは10枚までのローカル登録となります。
3-2.予約システムとの連携
RemoteLOCKシリーズの大きな強みの一つが、予約システムとの連携機能です。E06sでもこの機能は利用可能です。たとえば、宿泊施設のチェックインに合わせて、自動で暗証番号を発行し、滞在期間が終わると無効になる仕組みが構築できます。これにより、管理者が手動でアクセス権を管理する手間が省けます。
特に、中小規模の施設では、システム間の連携にかかるコストが導入を左右する要因となる場合があります。連携を視野に入れたシステム選びを行うことで、運営効率の向上だけでなく、ゲスト満足度の向上にも繋がるでしょう。
4.【まとめ】RemoteLOCKチーム中の人が引き戸・細框ドア対応のスマートロック「E06s 」の魅力について語る
引き戸・細框ドア対応のスマートロック「E06s 」はいかがだったでしょうか?最後に設置前の確認ポイントをまとめさせていただきます。迷ったらこちらから写真・情報をお送りください。おおよその取付可否や概算のご提示が可能です。
設置前の確認ポイント
- 框幅の測定(最小30mm/ガラス考慮時40mm)
- 戸厚の確認(22-42mm対応)
- オートクローザーの有無確認
- 戸当りの設置スペース確認
皆さまが最適な鍵管理方法を見つけられることを願っています!
【参考】取り付けが難しい場合の代替案
どうしてもE06sが取り付けできない場合、物理的な制約が原因となるケースが多いです。そんなときの代替案として「Smart Lock Box L1」が挙げられます。
この製品は、物理的な鍵を収納するキーボックス型のスマートロックで、システム連携はできませんが、鍵の受け渡しが必要な施設での利便性が高いです。鍵の紛失リスクや不正コピーのリスクはありますが、導入コストが抑えられるため、簡易的な解決策として有効です。
Smart Lock Box L1(キーボックス型スマートロック)