集合住宅の共用エントランス向け「TOBIRA」を自動ドアに設置するとどういう動きをするの…?
当社には「知粋館(ちすいかん)」と呼ばれる実験住宅 兼 所員寮があります。最近は「社内民泊」として地方学生のインターン受入向けや海外採用者の一時滞在に利用したり、長期出張者が宿泊しています。(この事例紹介はまた別の投稿にて…今回はその知粋館にTOBIRAを取り付けましたので、その挙動をムービーで紹介いたします。
この記事の目次
- 1.そもそも「TOBIRA」って…?エントランスを遠隔制御って!?
- 2.TOBIRAを自動ドアに導入!既存のオートロックのエントランスでもクラウドで遠隔管理が可能に。
- 3.TOBIRAとRemoteLOCKで一棟まるごと管理が可能に!エントランスと各部屋に同じ暗証番号でアクセス!
- 4.エントランスのクラウド管理。気になる導入/ランニングコストは?
- 5.【まとめ】エントランスと各部屋をまとめて管理するなら「TOBIRA」!
(掲載内容は2017年11月時点の情報です)
1.そもそも「TOBIRA」って…?エントランスを遠隔制御って!?
RemoteLOCKはWi-Fi接続&電池式のスマートロックですが、TOBIRAは有線LAN&電源取込で自動ドア等を制御できる基盤のことを指します。有線接続のためリアルタイムに暗証番号を発行したり、リアルタイムにクラウド画面から解錠・施錠できるという特長を持っています。
遠隔かつリアルタイムに開閉が可能になるため、管理者の利便性はもちろんですが急なゲスト来訪などでもその場で解錠出来るため、ゲストの利便性・快適性の向上にもつながります。
2.TOBIRAを自動ドアに導入!既存のオートロックのエントランスでもクラウドで遠隔管理が可能に。
百聞は一見にしかず…ということで動画のご紹介です。本動画では
- インターフォンによる解錠・自動施錠
- TOBIRAキーパッドによる解錠・自動施錠
- 内側からの人感センサーによる自動開扉
- クラウド画面からの一時解錠
- クラウド画面からの解錠(開放、開きっぱなし)
- クラウド画面からの施錠(閉扉)
を見ることが出来ます。
※セキュリティ上、一部フレームアウトしている箇所がありますがご了承ください
このように、当社の社員寮では既存のオートロックの自動ドアにTOBIRAを追加導入したことで、別付けしているテンキーのリーダーで解錠、施錠ができるようになりました。
解錠のための暗証番号はパソコンの画面上で、簡単に作成できます。さらに、建物内の各部屋にはRemoteLOCK(リモートロック)が設置されており、入居している社員や、宿泊する出張者は、自分の暗証番号ひとつでエントランスと部屋の両方に入室できています。
管理者は鍵を対面で渡す必要がなく、紛失リスクをなくせること、入居者・宿泊者は物理鍵の受け取りや持ち歩きが不要になることがメリットです。
3.TOBIRAとRemoteLOCKで一棟まるごと管理が可能に!エントランスと各部屋に同じ暗証番号でアクセス!
集合玄関がある建物にスマートロック設置時に発生する「集合玄関問題」が解決します。「集合玄関問題」とは、各部屋はスマートロックで解錠できますが、結局集合玄関の解錠が出来ないため共通番号を教えてしまい、セキュリティが確保できないという状況が発生することです。
TOBIRAを取り付けると既設の自動ドア(上記映像ではNABCO社製)をTOBIRAのキーパッドで暗証番号解錠出来るようになるため、ゲストは部屋と集合玄関を同じ番号で入室・入館できるようになります。
4.エントランスのクラウド管理。気になる導入/ランニングコストは?
【初期導入費(概算)】
導入予定建物の条件によるため正確な予算を申し上げるのは難しいのですが、「価格感の把握目的のため」ということで申し上げますと
- TOBIRA一式(基盤、電源装置、キーパッド等):40万円
- 配線工事、設置工事、設定コンサル: 平均30万円~40万円(自動ドア1つの場合の目安)
を目安に考えていただければと存じます。
詳細見積は現地調査後の御見積提示でございます。
【ランニングコスト(クラウド月額利用料)】
1扉5,000円~
※登録暗証番号数により変動いたします
※クラウド月額利用料はクレジットカード決済です
5.【まとめ】エントランスと各部屋をまとめて管理するなら「TOBIRA」!
TOBIRAは「一棟丸ごと」「一棟のうち一部を民泊」などの物件に取り付けていただくと効果を発揮いたします。利用事例やTOBIRAの意外な使い方はまた別の投稿、記事でご紹介させていただきます。